2025.07.09 (Wed)
知識商人のためのウェブ・メディア
経営評論家 保科篤 都市部を舞台に小売り各社が「小型店」での戦いを繰り広げ始めた。人口減少社会に入った日本だが、首都圏に限れば人口流入が続いている。総合スーパー (GMS)や食品スーパーマーケットを中核事業とする企業は小型店の開発に力を入れ […]
大阪には競争力旺盛な小型スーパーが少なくない。しかもそれぞれの個性が際立っており、他社との同質化を排しているところが大きな注目点だ。 万代は旺盛な販売力、阪急オアシス(阪食)は専門性の高い高質スーパーマーケット戦略、サンディは徹底したボック […]
小さい店が恥ではない お茶席は四畳半 いつも行き届くからです このお店は小さい だから隅々までが お客様のためにあります 〈倉本長治〉 小さな店であることを 恥じることはないよ その 小さなあなたのお店に 人の心の美しさを 一杯に 満たそう […]
ターゲットのロゴは、アメリカ人の96%が認知している。 ターゲットは日本人好みの小売業だ。赤と白を基調にした清潔で美しい店舗。デイトン・ハドソンという百貨店を母体として発足したディスカウントストアで、したがってハイセンス・ […]
「まいばすけっと」と「アコレ」を軸とするイオンの小型スーパーマーケット事業が好調だ。2008年に多店舗化を開始した「まいばすけっと」の店舗数は、2014年2月期末で約450店舗。1年間で120店舗と大量に増加した上、単年度での黒字化を果たし […]
発端はイギリスの小型店テスコ・エクスプレスだった。 マルチ・フォーマット戦略の中で、それは大いに成功を見た。その小型店をアメリカに持ってきてフレッシュ&イージーという新フォーマットに仕立て直した。それがアメリカの小型店開発のトリガーとなった […]
「私たちが巨大な会社になったのは、巨大な会社のようには振る舞わなかったからだ」ウォルマートの創業者サム・ウォルトンの言葉。 2014年1月末決算で売上高4762億9400万ドル。1ドル100円換算で47兆6294億円。その伸び率は1年間で1 […]
クリスマス直前から12月31日までのPOSデータで日別単品販売をみると、日によって多少順位は変わるが、「握り寿司」と「刺身の盛り合わせ」が、上位中の上位を占める。この両アイテムは、SKUや売場の拡大によって大きな売上げ貢献を果たすが、担当 […]
創意を尊びつつ良いことは真似ろ。 今は亡き商業界主幹・倉本長治先生の言葉。 つまりは創造と模倣。 それがイノベーションの極意。 しかし今も昔も、 「真似」は大流行り。 そして模倣が創造を圧倒し続けている。 なぜか? 楽だから。 わかりやすい […]
販促企画は同質化している。商品がコモディティ化しているだけではない。売場づくりが真似ばかりになっているだけでもない。顧客への提案そのものが、同質化している。それは小売流通サービス業にとって死活問題だ。知識商人にとっては、存在意義の喪失を意味 […]
2014年の年末年始商戦は、日本のチェーンストアやスーパーマーケットにとって、実に大事な正念場である。 理由を挙げよう。第1に、今年4月1日の消費増税を受けて、来年、10月には第二段階の10%への増税が控えている。これはもう、確実な情勢で、 […]
ID-POSデータを使って年末商戦と正月商戦をどう見るか。お客さま像を見極めた上で売場展開をするのがよいのは明らかです。そのためにID-POSデータで分析し、きちんと顧客をひも解くということが大事になります。 一般的に「若い人はおせちを […]
Part 1 年末の消費トレンドと購買行動の決定的分析 正月商戦・年末商戦の位置づけ 12月は、バスケット数もバスケット単価も最大の重要な商戦の月です(図①)。 しかし、多くの小売業は、昨年並みでという考え方でマーチャンダイジングや商品 […]
カタリナマーケティングはパーソナライズドデジタルメディアといわれるコンセプトで事業展開をするが、ビッグデータとメディアをビジネスの両輪としている。今回は、ビッグデータをベースにして年末商戦の需要を明らかにする。 ・・・・・ 早出しは本当に需 […]
日本のほとんどのチェーンストアやスーパーマーケットの営業企画づくりは間違っている。特に12月は「クリスマス、年末~年始、冬休み」と、年間最大の生活行事が目白押しの月だ。そのために、いかに事前の企画・計画を、しかも組織的に、立案し、運営して […]
「ダイエー」 消える。 2015年1月1日、ダイエーがイオンの完全子会社になる。 1972年に百貨店三越の売上高を抜き去ってトップに立ち、1995年2月期のピーク時には、3兆2000億円の連結年商を誇 […]
年商4740 億ドルのウォルマートから、 たった2 店舗のドロシー・レーンまで。 Take care of customers and associates! 顧客と従業員に配慮せよ。 ウェグマンズも、 ホールフーズ・マーケットも。 カスタ […]
1位ステープルズ、2位オフィス・デポ ⇒合併で完全なる「複占」へ オフィス・サプライ・ストア業態は、現在のアメリカ小売業の構図を象徴している。ただし、競争の構図の1ピースを構成しつつ、衰退の一途をたどっている。 有店舗業態ではウォルマート・ […]
TJXとロス⇒複占状態に高級百貨店OPSが続々参入 「Off-Price Store(オフ・プライス・ストア、略称OPS)」は、日本にはない、アメリカ独自の業態だ。アメリカの百貨店や専門店は完全買い取り制。だからシーズンの初めに仕入れ量を決 […]
<経営評論家 保科 篤> Eコマース(EC=電子商取引)市場への進出を図り、リアル店舗を展開する大手小売各社はバーチャル用のインフラ構築を進めている。これらチェーンストアはECの強化と同時にリアル店舗との連携を模索する。こうした取り組みを通 […]
American Dream。 今では若干、その効用が薄れたかもしれない。 しかしUS リテール・インダストリーは世界最高峰のレベルにある。 彼の国の個人消費はGDP の7 割を占める。 アメリカが世界最先進の消費大国であることは論を待たな […]
ダラーゼネラル、ファミリーダラー、ダラーツリー ⇒三占のなかの買収騒動 バラエティストアとは、家庭用雑貨を中心に、消費頻度の高い非食品を幅広く、かつ低価格で取り扱う小売業のこと。近ごろでは、加工食品や日配品、さらには生鮮食品を取り扱う店も出 […]
習近平「虎蝿一網打尽」 の ジレンマ と 日本小売商業 の 「ジンテーゼ」 〈結城義晴〉 中国の習近平国家主席と指導部。周永康氏を汚職容疑で立件した。朝日新聞は社説で取り上げた。「『大物』の立件が映す中国の腐敗」。 周氏は引退ま […]
1位クローガー、2位セーフウェイにも波乱あり、ホールフーズ、 トレーダー・ジョー、ウェグマンズなど多士済々の最大業態 米国スーパーマーケット企業群の動向を見るだけでは、食品小売業全体の潮流はわからない。なぜなら、Wal-Mart(ウォルマー […]
青いウォルマートVS 赤いターゲット⇒完全な複占の戦い ディスカウント型総合ストアが2014年現在、アメリカ最強の業態である。 1962年に非食品総合ストアの「ディスカウントストア」業態が登場した。Kマート、ターゲット、ウォルマートなどなど […]
百貨店メイシーズ、ノードストロームにニーマンマーカス、 それにディスカウント百貨店シアーズ、JC ペニーとコールズ アメリカの国勢調査局「Monthly Salesfor Retail Trade and Food Services Rep […]
コストコとサムズクラブ⇒ 2強が業績を伸ばし続ける秘訣 メンバーシップ・ホールセール・クラブ(MWC)といえば、今、全世界で躍進中のCostco Wholesale Club( 日本ではコストコ、海外ではコスコと呼ぶ)、そしてウォルマート傘 […]
アメリカの小売業の動向を読み解くための重要な指標となるランキングが3つある。 第1 は『Fortune』誌より毎年1 月に発表されている「Best Companies to Work For」。翻訳すると、「働きがいのある企業ランキング」。 […]
<結城義晴> USリテールインダストリーは、21世紀に入ってからの14年、ますます「ウォルマートを中心に回るメリーゴーランド」の様相を強めてきた。 世界経済を見渡せばいまだに、世界第1位の企業の座は、小売業のウォルマート・ストアーズ・イン […]
ウォルマートとアマゾンに挟み撃ちされ明暗がくっきり コンシューマー・エレクトロニック・スペシャルティストア CESS まずは、家電専門店。アメリカでは「Consumer Electronic Specialty Store(CESS […]
’25ニッポン小売業番付
現場の生産性
It’s Lifestyle SC Age!!
「あうん」の営業企画
本気の52週MD
2030Vision