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月刊商人舎 2014年09月

米国オムニチャネル戦略対応の全貌

2014年09月10日

<経営評論家 保科 篤> Eコマース(EC=電子商取引)市場への進出を図り、リアル店舗を展開する大手小売各社はバーチャル用のインフラ構築を進めている。これらチェーンストアはECの強化と同時にリアル店舗との連携を模索する。こうした取り組みを通じ、リアルとネットを使い分ける顧客に対応した「オムニチャネル」が具体化し始めている。 「オムニチャネル」という言葉が、最初に世に出たのは2011年1月。全米小売業協会(NRF)の標準化団体であるARTS が「Mobile Retailing Blueprint」というレポートを発表した時といわれる。 このレポート自体は、さまざまな携帯端末・タブレット端末の登場など、デバイス(機器)の多様化を踏まえたリアル(実店舗)とデジタル(オンライン店舗)の融合・連携の姿について、おもにテクノロジーの視点から…




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