2025.11.04 (Tue)
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㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 アメリカは長きにわたって、日本の小売業やフードサービス業、サービス業、そしてそれらのチェーンストアのモデルであった。業態の問題から、店づくり・売場づくり、商品開発、サービス、そしてチェーンシステムや標準化、 […]
日本チェーンストア協会は1967年8月2日に設立された。「流通革命」の旗を掲げ、チェーンストアビジネスのロマンを謳い、日本の小売業をリードする企業群が参画した。そのなかで、当時、主婦の店ダイエーの中内㓛社長が初代会長に就任した。それから50 […]
1985年1月、42歳の川野幸夫は㈱ヤオコーの代表取締役社長に就任した。埼玉県に本拠を置く、やや後発の、目立たないスーパーマーケット企業であった。その後、1993年11月、東京証券取引所市場二部に株式公開、同じく97年9月には一部上場を果た […]
2011年(平成23年)12月2日、国民生活産業・消費者団体連合会が初代会長の清水信次(㈱ライフコーポレーション代表取締役会長)によって生み出された。消費者団体や小売りサービスの協会、メーカー・卸といった川下から川上までが参画した画期的な組 […]
日本のドラッグストア産業を牽引している日本チェーンドラッグストア協会(略称JACDS)は、1999年6月16日に発足した。発足から来年で、20周年を迎える。2009年には協会を挙げての活動が実り、50年ぶりの薬事法改正を果たした。その後も、 […]
ワシントン州シアトルは、古くはノードストロームの街。そしてコストコの街、さらにスターバックスの街、マイクロソフトの街。そして今は、アマゾン・タウンと化している。ダウンタウンにあるAmazon新本社ビル「Day 1」の前には「The Sphe […]
イオンの地域創生型商業施設「THE OUTLETS HIROSHIMA(ジ アウトレット ヒロシマ)」は、今年4月27日(金) 、広島市佐伯区にオープンした。そして開業当日に5500人の顧客が並んだ。地元の期待は高かったし、もちろんイオン関 […]
旬のフルーツから展開する青果売場。主通路の床は木目調。入口の導入部には花の売場。その奥に医薬品のレジカウンターを設けた。 カットフルーツのコーナーは、幾何学模様の壁面デザインが目を引く。英字の売場サインはライフ店舗の特長だ。茶系の店内色調に […]
㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴「ポジショニングが必要とされる理由、それは私たちの社会が情報社会になったからだ」世界屈指のマーケティング戦略家がアル・ライズとジャック・トラウトだ。「マーケティング・グル」と呼ばれるカリスマ的マーケティング・ […]
「 ポジショニングが必要とされる理由、それは私たちの社会が情報社会になったからだ」。アル・ライズとジャック・トラウトが書いた『ポジショニング戦略』の有名なフレーズだ。情報が氾濫するからこそ、メッセージはシンプルでなければいけない。小売業の店 […]
入口の左側に配置されたレジカウンター。ついで買いを誘発させる商品がカウンターの上や前面に積まれている。通常のコンビニが嫌う売場づくりだが、ファミマドンキではそれが許される。 レジカウンターには、買い置きしたくなるお値打ち価格の商品を並べ […]
吹き抜けになった店舗中央。2階のGAP店舗から降りるエスカレーターがあり、活気がある店内が見える。道の駅をイメージした農産売場。腰高の白木の什器でナチュラルさを打ち出す。地元の生産者の農産物を中心に産直の野菜を品揃えする。甲山いきいき村の朝 […]
(株)商人舎代表取締役社長 結城義晴 いまや、「amazon go」と言えば、業界人ならば「レジレス店舗」とすぐにわかる。それ以外の産業人も知っている。場合によっては、消費者も知っている。それだけ「amazon go」のポジショニングが強固 […]
Simple is best,but simple is difficult.単純なのが一番いい。しかし単純であることこそ難しい。 GM研究所長のチャールズ・ケタリング。 研究所の壁に言葉を掲げていた。 「解決されてしまえば、 どん […]
外部食研究家/月刊コンビニ編集委員 梅澤 聡 6月1日にオープンしたファミマとドンキの共同実験店舗、ファミリーマート立川南通り店(東京都立川市錦町3‐30‐11)。ファサードにはドンキプロデュースを謳う。 コンビニエンスストアほど、同質化し […]
アメリカの、とくにスーパーマーケット産業や食品小売業を見ると、ポジショニング戦略の有用性は強く実感できる。オーガニックやサスティナビリティをコンセプトにしたフォーマットでも、トレーダー・ジョー、ホールフーズに続いて、スプラウツ・ファーマーズ […]
㈱ライフコーポレーションが6月27日(水)にオープンさせたライフ蕨駅前店が出色の出来栄えだ。大スパン工法を採用して、店内の柱を3本だけにした店舗は、空間の広がりがあり、大胆なレイアウトが組まれて、売場の見晴らしもよい。岩崎高治社長はオープン […]
世界中、どこの国でもスーパーマーケット業態は最大の小売業である。そのベーシックなニーズに乗って、「食べる」ことへのウォンツは多様化、高度化、高質化の軌道をまっしぐらに突き進む。2018年2月、3月決算でも、そのことは明らかになった。ユナイテ […]
ウエルシアHD積極的なM&A戦略で6952億円の二桁増収増益㈱ウエルシアホールディングス(東京都千代田区、水野秀晴社長)の2018年2月の連結売上高は6952億6800万円(前年同期比11.6%増)、営業利益288億2600万円(1 […]
ニッポンチェーンストアの2018年2月期・3月期決算が出そろった。しかし上位企業はホールディングカンパニーだらけで、その実態は、決算書のペーパーだけでは、にわかには判明しない。だから持株会社のなかの、それぞれの業態ごとに、あるいはフォーマッ […]
「日本のスーパーマーケットを楽しくする」サミットの好決算サミット㈱(東京都杉並区、竹野浩樹社長)の2018年3月期は好業績だ。営業収益は2875億1400万円(前期比3.9%増)、売上高2758億9100万円(3.3%増)。今期に4.4%伸 […]
㈱エム・ビィ・アイ 代表取締役社長 小松崎雅晴 はじめに 河合雅司著『未来の年表――人口減少日本でこれから起きること』(講談社現代新書刊)は話題の著書だ。わが国の人口減少・高齢化の状況は、安倍晋三首相が「国難とも呼ぶべき課題」と表現した […]
小売業第4位のヤマダ電機は家電から住設・リフォーム事業を強化家電チェーントップの(株)ヤマダ電機(群馬県高崎市、桑野光正社長)の2018年3月期の業績は、売上高が1兆5738億7300万円(前年同期比0.7%増)、売上総利益は4381億14 […]
㈱REA 代表取締役 鈴木哲男 格調高き流通専門誌『商人舎』を冒涜するような不謹慎な話から始める。女優の剛力彩芽さん、石原さとみさんの交際が立て続けに報じられた。お相手はいずれも、〈IT企業の若手経営者〉である。かつて、人気女性芸能人のお相 […]
イオンリテールとイオン北海道、イオン九州。そしてイトーヨーカ堂、ユニー。かつてダイエーを筆頭にして、日本小売業の王者を誇った総合スーパーはいま、不振の真っただ中にいる。しかし、アメリカではウォルマートスーパーセンターやターゲットの各フォーマ […]
2018年2月期・3月期のチェーンストア決算に、どんな経営リスクが潜むのか。あるいはどんな将来展望があるのか。どんなリエンジニアリングが展開されていくのか。何万回、何億回と言い古された人口動態変化。少子化・高齢化と人口減少。それは多店化をテ […]
3 チェーンストアの店舗構成と出店都市のリスク チェーンストアでは、個店の将来の商圏リスクやチェーンを構成する店舗の配置バランスなど、出店後のケアはおろそかになりがちである。現在は、半世紀にわたる人口増加から減少に変わったターニングポイ […]
ファーストリテイリング情報製造小売業への深化で小売業第3位㈱ファーストリテイリング(山口市、柳井正社長)の2017年8月期の連結業績は過去最高の業績だった。10カ月前の決算ではあるが、売上収益が1兆8619億1700万円(前期比4.2%増) […]
あなたは数字が好きですか。実は私は大好きなのです。数字の向う側の世界を、数字を通して垣間見る。そして前向きに、肯定的に、モノを考える。数字に媒介してもらうことによって、雑念やしがらみや怨念が消える。ゲーム感覚で、むしろ純粋な気分で、状況が見 […]
増収減益基調のホームセンターDCMホールディングスも苦戦ホームセンター第1位のDCMホールディングス㈱(東京都品川区、久田宗弘社長)の2018年2月期決算。営業収益は4435億7800万円(前期比0%)、営業利益は195億0700万円(0. […]
自前のRETAIL-DX
’25アメリカの歩き方
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「居抜き」の是非
’25ニッポン小売業番付
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