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月刊商人舎 2018年03月

 気鋭のジャーナリスト、渾身のレポート!! 


コンビニの「中食構造改革」

工場専門化・専用化競争と「コンビニカフェ」需要創造

2018年03月09日

外部食研究家/月刊コンビニ編集委員 梅澤聡 アメリカの小売業トップはウォルマート・スーパーセンターの総合スーパーである。イギリスはテスコのスーパーマーケット、ドイツはアルディのボックスストア。そして日本はセブン-イレブンのコンビニエンスストアである。コンビニの成長は、内食と外食がせめぎ合っていた古い食マーケットに、彗星のように登場した中食マーケットの急拡大と軌を一にしている。そのコンビニの中食が構造改革を迫られている――。 ファミマの「中食構造改革」中食市場に対して今、最も“意識的”に取り組んでいるコンビニ・チェーン本部がファミリーマート(以下、ファミマ)である。同社は2014年度上期に「中食構造改革」をスタートさせた。「おいしさ」「安定供給」「安心安全」の多角的追求を目的に、新しい設備の導入や生産拠点の…




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