2025.07.26 (Sat)
知識商人のためのウェブ・メディア
チェーンストア業界に「居抜き出店」が目立つ。ニッポン小売業番付第4位の㈱パンパシフィック・インターナショナル・ホールディングス(PPIH)のドン・キホーテ、西友を買収して1兆3000億円規模の番付第7位に躍進する㈱トライアル・ホールディング […]
景気が悪くなると、皆が倹約する。 しかしその結果として需要が減る。 そしてさらに景気が悪化する。 「倹約のパラドックス」である。 落書き禁止の壁に、 「落書きするべからず」と書く。 それは許されるのか。 「落書きのパラドックス」と呼ぶ。 正 […]
一般社団法人日本スーパーマーケット協会主催のパネルディスカッションが6月27日に開催された。パネラーは協会会長の岩崎高治㈱ライフコーポレーション社長、副会長の服部哲也サミット㈱社長と川野澄人㈱ヤオコー社長、理事の原和彦アクシアルリテイリング […]
第2部 業界課題への対応 セルフレジ化で問われるリスク対策 (岩崎会長) 今年度、「デジタル活用の研究検討を協会としてやっていこう」と呼びかけています。一般的にスーパーマーケットの店舗に割かれる労働時間の20%程度がレジに費やさ […]
㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 チェーンストアとは本来、店舗を増やすことを前提としたビジネスモデルである。その成長性と企業価値は、端的に店舗数によって評価される。 もちろん店が増えて、人財が増えたら、その人財の質と量によって企業の価値は高 […]
サミットリテイリングセンター代表 新谷千里 居抜き物件の獲得と出店は、投資効率の高い店舗を実現できる数少ないチャンスであることは間違いない。新規出店は、建築投資コストが高騰していて難しい。さらに候補物件自体が少なくなっている。この現状を考え […]
ブルーチップ総合研究所所長 狩野敦 ブルーチップ総合研究所は1966年に創設され、商圏調査をはじめ消費者調査、出店調査を行ってきた。スーパーマーケットの出店調査では商圏や立地条件、競合店の状況から出店後の検証までを一貫して行う。同研究所の狩 […]
㈱パン・パシフィック・ホールディングス(PPIH)の勢いが止まらない。2025年6月期業績は見込みで連結売上高2兆2200億円(前年比6.0%増)、営業利益1550億円(同10.6%増)、経常利益1508億円(同1.4%増)。36期連続の増 […]
6月27日(金)、西友常盤平店の2階にドン・キホーテ常盤平店がオープンした。ドン・キホーテはDSとして、非食品中心に最新MDを展開してフロアを再び元気にする。 店舗中央のエスカレーターで2階に上がると、正面壁面にはオリジナル商品の松戸ご当地 […]
㈱ロピアを運営する㈱OICグループの成長ぶりが凄まじい。2025年2月期決算で年商5213億円を稼いで、本誌6月号の「‘25年ニッポン小売業番付」で41位から33位に浮上した。スーパーマーケット・ランキングでも6位に躍り出た。営業収益伸び率 […]
イオンリテール㈱は6月26日(木)、東京都足立区に「イオンスタイル竹の塚」をオープンした。場所はイトーヨーカドー竹の塚店の跡地である。イトーヨーカドーが撤退して、イオンリテールが進出する。そんな時代なのだ。ただしこの物件の主体者は㈱ヤマダデ […]
サミット㈱は6月24日(火)、東京都足立区に「サミットストア ららテラス北綾瀬店」をオープンした。売場面積652坪。初年度年商目標は39億1000万円。今年度唯一の新規出店となる同店には、サミットが進めるブランディングとマーチャンダイジング […]
本誌2月号で2025年上半期[3月~8月]の52週MDのコンセプトと重点販促テーマを提案した。本号は下半期[2025年9月~2026年2月]である。 52週MDは「重点商品」を中心に、商品部の「商品計画」と店舗運営部の「販売計画」、そして営 […]
居抜き出店 『チェーンストアのための必須単語』、『小売・流通用語集』、『商業用語事典』に「居抜き出店」の解説はない。つまり新しい用語だ。 広辞苑では「居抜き」をこう説明する。「住宅や店舗を、家具や商品・設備をつけたまま、売りまたは貸すこ […]
2024年度の年間売上高ランキング。年商1000億円以上の小売企業107社。本誌の調査と集計によって公開する「ニッポン小売業番付」。さまざまなメディアに先駆けて、トップを切ってお披露目しよう。躍進するチェーン。低迷する企業。モノ言う株主に翻 […]
はじめに、 目標をもったか。 もたなかったか。 それによって、 プロセスはまったく違ってくる。 そして成果は大きく変わる。 決意がいる。 心構えがいる。 準備がいる。 目標を強くもてば、 長続きする。 けっしてあきらめない。 失敗を恐れない […]
本誌調査集計で公開する「ニッポン小売業番付」は、2024年度の営業収益ランキングだ。躍進する企業。低迷する企業。モノ言う株主に翻弄される企業。それらをスケール順に並べる。 江戸時代に日本には「見立て番付」があった。いわゆる「何でもランキング […]
1位 セブン&アイ・ホールディングス 日本小売業トップ企業でありながら、揉めに揉め、揺れに揺れている。 セブン&アイ・ホールディングスの営業収益は11兆9728億円、前年比4.4%増。営業利益4210億円、21.2%減。経常利益3746 […]
Chapter2〈11~20位〉 11位から20位のチャプター2はいずれも1兆円の大台を視野に入れて、意気軒高な企業ばかりだ。 家電チェーン5社、ドラッグストア3社、そしてスーパーマーケット業態中心のバローホールディングスとライフコーポレー […]
Chapter4〈31~40位〉 31位 DCM ホールディングス ホームセンター第2位チェーン。ホームセンター事業会社5社をDCMとして統合し、2022年度に店名を統一。カーマ、ダイキ、ホーマックを中核に、サンワ、くろがねやが参集した […]
2024年度の総合スーパー順位は昨年と変わらない。単体企業のランキングである。 パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)が2兆0951億円で昨年に引き続き1位の座に輝いた。2位は1兆8777億円のイオンリテールだ。 […]
セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンのトップ3による鼎占の業界だ。順位は前年と変わらない。 日本小売業の歴史をたどると、百貨店の時代から総合スーパーの時代へと転換し、コンビニの時代へとさらに移行した。しかし今、コンビニの時 […]
店舗数3桁チェーンがぞろりと並ぶのが日本のドラッグストア業態の特徴だ。アメリカの2強CVSファーマシーとウォルグリーンは4桁チェーンだが。 3000店舗規模で1兆円企業はイオングループのウエルシアホールディングス(HD)とマツキヨココカラ& […]
食品メーカー|酒類・飲料好調、食肉関連減益 売上高1000億円以上の上場企業をランキングにした。消費者向け商品を製造している食品メーカー45社がランクインした。増収・営業増益は31社。値上げとコロナ明けで好業績企業が続出した2023年度 […]
KPIとはKey Performance Indicatorの略。事業目標を達成するためにチェックすべき重要業績指標のこと。「2025年小売業ランキング全経営指標」をもとに、成長性、収益性、コストコントロール、資本の活用についての6つの指標 […]
★Excel版ダウンロードはこちら ※Excelにはツルヤの売上高を追記しています
「2025ニッポン小売業番付」で33位に位置する㈱OICグループ。ロピアを中核に、スーパーマーケットランキングでは6位に躍進してきた。 遡ると昨2024年2月期は小売業41位、スーパーマーケット10位。前年比21.3%増で4126億円(96 […]
5月8日(木)、朝7時30分。JR函館本線の琴似駅前。「CiiNA CiiNA (シーナシーナ)琴似」開店の2時間半前に、1階の入口前にはすでに50人以上の顧客が並んでいる。地下1階に待望の「ロピア琴似店」がオープンする。入口前のお客の数は […]
北海道では屯田店が好調です。ららぽーとTOKYO-BAY、京都ヨドバシに次ぐ、ロピアでは上位の売上げ店舗になる勢いです。 シーナシーナは自前の建物ですから、今までの居抜き出店のような物理的な制約がありません。だから、必要な売場面積を設定でき […]
「『ロピア』北海道初上陸、入店に3時間待ち」 北海道経済のネットメディア「リアルエコノミー」がオープンの翌日、11月24日(日)8時30分に配信した記事のタイトルである。 シーナシーナ屯田。2024年8月29日に開業した。ロピア屯田店は1 […]
「居抜き」の是非
’25ニッポン小売業番付
現場の生産性
It’s Lifestyle SC Age!!
「あうん」の営業企画
本気の52週MD