2025.04.26 (Sat)
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小売業の店舗の「業態」が「フォーマット」に変わったように、ショッピングセンターの4つの古い分類が新しい4つの類型に変わっている。アメリカではそれが顕著だ。日本でもその兆候が出てきた。セブン&アイ・ホールディングスの「ヨークパーク」とイオンの […]
モノを売り、買う「店」が変わった。 業種から業態へ、 そしてフォーマットへ。 人が集う「市」も変わった。 自然発生的な商店街から、 計画的なショッピングセンターへ。 スーパーマーケットのネイバーフッドセンター。 ハイパーマーケットのコミュニ […]
本誌連載「定義集」から「ショッピングセンター(Shopping Center) 」を引くと、最初のところに一般社団法人日本ショッピングセンター協会の定義が出てくる。 「ショッピングセンターとは、一つの単位として計画、開発、所有、管理運営され […]
㈱ヨークベニマルが3月14日に福島県郡山市に「ヨークパーク」をグランドオープンした。2024年5月26日に撤退した総合スーパー業態のイトーヨーカドー郡山店を譲受して、新たな商業施設として再生した。中心に座るのはスーパーマーケットのヨークベニ […]
イトーヨーカドー郡山店は1989年(平成元年)6月29日、バブルの真っただ中で誕生した。 郡山駅から車で10分ほどの市の中心地にある西部プラザ(西部ショッピングセンター)内の核店舗として出店した。この商業集積は㈱西部開発が運営していて、ほか […]
惣菜 店舗左翼の惣菜売場は同社最大のスペースだ。壁面の屋号を付けた各種コーナーの作業場は完全なガラス張り。 「惣菜お辨當’べんとう)」と「いなほ屋」。「いなほ屋」ではおこわを店内で蒸し上げ、弁当に加工する。また蒸し立ての「赤飯」「山菜お […]
3月14日の「ヨークパーク」グランドオープン前日、㈱ヨーク・ホールディングスの石橋誠一郎社長が記者会見に現れた。 ヨーク・ホールディングスはイトーヨーカ堂やヨークベニマルを傘下に置く中間持ち株会社だ。3月6日に米投資ファンドのベインキャピタ […]
本誌編集長 山本恭広 イオンリテール㈱は3月21日(金)、都市型ショッピングセンター「そよら入曽(いりそ)駅前」をグランドオープンした。15カ所目の「そよら」開設だ。埼玉県では武蔵狭山に続く2カ所目となる。グランドオープン当日は、9時の […]
2025年3月1日、古澤康之氏がイオンリテール㈱社長に就任した。イオン㈱執行役GMS担当も兼務する。2014年 5月に北京イオン社長、2018年 2月にまいばすけっと㈱代表取締役社長、2021年 3月にイオンベトナム取締役社長を歴任して、い […]
ニューヨークには行っておきたい! ドナルド・トランプ大統領の「ほとんどの国と地域への10%一律関税」と貿易赤字国への「相互関税」。ノーベル経済学賞受賞の経済学者ポール・クルーグマン博士は「完全に狂っている」と猛批判した。 どう落ち着くに […]
歴史あるワナメーカー百貨店の建物の1階・地下1階に出店したアスタープレイス店。ニューヨーク大学(NYU)のあるエリアだ。 ウェグマンズは米国最高峰のスーパーマーケットだ。ミールソリューションを標榜して内食から中食、さらには外食まで手掛けて食 […]
ニューヨーク州に隣接するニュージャージー州にあるパラマス店。 1988年に、ニューヨークタイムズが「ディズニーランドのような店」と称賛したスチュー・レオナード。7店目となるパラマス店は2019年9月、ニュージャージー州にオープン。大型のリー […]
ブロードウェイ沿いの2層のトレーダー・ジョー。全米第一の売上高を誇る。 もっとも手が届きそうで、もっとも遠い存在。それがトレーダー・ジョーだ。1万平方フィート(281坪)の店舗面積も、3000SKUのアソートメントも、その品種や品目も、真似 […]
ブルックリンにある環境配慮型店舗。屋上にグリーンハウスのある美しい外観だ。 マンハッタンのイーストリバー対岸にあるブルックリン区。ここにホールフーズの環境配慮型店舗がある。2013年12月開業。 環境対策を突き詰めると店舗はダウンサイジング […]
ニューヨーク1号店のFlatiron(フラットアイアン)店。マディソンスクエアガーデンパークに面した5番街沿いにある。 イタリアの家電店チェーン「ユニユーロ」社長だったOscar Farinetti(オスカー・ファリネッティ)氏が、会社を売 […]
フード&ドラッグ(Food&Drug) 小売業や流通業の用語集には「フード&ドラッグ」を解説しているものは少ない。 ただし、「コンビネーション・ストア」(combination store)で調べると、小売・流通用語集ではこう解 […]
かつて、「西のダイエー、東の西友」と呼ばれた。東の総合スーパーの行方に決着がついた。西友は2025年7月1日付けでトライアルホールディングス(HD)の子会社となる。本誌3月号では「西友はどうなる⁉」をテーマに商業問題経営研究会 […]
営業企画は販促企画ではない。商売の戦略であり、その計画である。あるべき営業企画はマーケティング活動である。従来の販促企画はプロモーションである。マーケティングの「4P」の4分の1のパーツである。マーケティングであるために、チェーンストアの営 […]
「阿吽」は古代インドの梵語だ。 阿(a)は口を大きく開いたときの音。 吽(m)は口を完全に閉じたときの音。 梵語の母音は「阿」から始まり「吽」で終わる。 そこから「阿吽(あうん)」は、 宇宙の始まりから終わりまでを表すようになった。 ときに […]
㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 「営業企画」は「販促企画」であってはいけない。「商売の戦略」でなければならない。 この特集は「営業企画」を主語にして、チェーンストアの経営を考えるものだ。 鈴木哲男氏は52週マーチャンダイジング(MD)の「 […]
「ブラックフライデーセール」を日本中に定着させたのは、イオングループ全体を巻き込んだイオンリテールの営業企画である。そのキーワードは「お客さまのスイッチを押す」。チェーンストアらしい企画を連発する営業企画本部長の考え方と進め方を聞いた。 […]
㈱万代は2025年2月期に売上高4000億円の大台を達成した。万代は「ハイ&ロー」の商売を標ぼうする。チラシ販促を積極的に仕掛ける。その万代を関西の顧客は熱烈に支持している。営業管掌の芝純常務取締役が万代の営業企画の本質を語ってくれた。 2 […]
㈱True Data 流通気象コンサルタント 常盤 勝美 「極端気象」は進むばかりだ。だからこそ、日々の商売の成否に気象は影響を与え、その影響は大きくなるばかりだ。フィリップ・コトラーは語っている。「マーケティングにとって、最も重要なのは人 […]
「2025商品前線」大公開 「梅雨前線」や「秋雨前線」のように、気象の世界では別々の性質をもつ空気(気団)がぶつかり、実質的に季節を分ける部分を地図上に前線として描くことがある。 その前線という考え方は、人々の暮らしや季節感の中でも応用され […]
【変局温度】21℃↑ 【気象特性】メロンは果物の中でも比較的水分比率が高い。冷やして食べることが多いため、昇温期(春~夏)に需要が伸びる。ただし糖度が比較的高いため、盛夏期よりは、気温が上昇していく時期の方が好まれる。 【コメント】メロンの […]
2月26日(水)、ロピア横浜羽沢店がオープンした。寺田倉庫㈱が初めて開発した商業施設HAZAAR(ハザール) 2階への出店だ。ロピアにしては20年ぶりとなる小型の300坪店舗開発は、レイアウトの仕掛けによって意外な成果を上げている。 ロピア […]
㈱ワークマン(群馬県伊勢崎市、小濱英之社長)は「#ワークマン女子」のバナーの店舗を「Workman Colors(ワークマンカラーズ)」に変更していく。その先駆けとして2月20日(木)、「ワークマンカラーズ」4店舗を同時オープンした。 その […]
ハイ&ロー(High&Low) チェーンストアの価格政策の一つ。小売・流通用語集では、「通常価格で販売していた商品を、特売期間を設けて値下げ販売する手法のこと。ハイが通常価格、ローが値下げ価格を意味する。特売のときは通常と違うオペレーシ […]
2019年、ユニーがドン・キホーテに買収された。店はMEGAドンキに変わった。現場の人間たちが言った。「目が覚めた。今までより、とにかく忙しい。これが小売業だと思った」。さらに付け加えた。「仕事は3倍以上の密度になったけれど、売上げも給料も […]
倉本長治は厳しい。 「この一瞬の積み重ねこそ、 君という商人の全生涯」 一瞬たりとも、 気を抜くな、手を抜くな。 その積み重ねが君の人生に意味を与える。 対して52週MDは優しい。 1年間は52週、四半期は13週。 まずはその基礎単位の1週 […]
It’s Lifestyle SC Age!!
「あうん」の営業企画
本気の52週MD
2030Vision
オーケー上陸!!「東大阪の陣」
会社は誰のためにあるのか?