2025.12.26 (Fri)
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店舗中央のベーカリー売場。島型に配置した什器にはクッキーやマフィン、焼き菓子が並ぶ。パンばかりではない。クッキー、マフィン、ベーグル、さまざまな焼き菓子。主食だけではなく、間食を狙う。ベーカリー機能を最大限、活用している。什器の上部では瓶入 […]
5つの変化陳列 まず、陳列の基本中の基本は前進立体陳列だ。 前進立体陳列によって、①売場のボリューム感を作る、②多種多様な商品を、整理・区分し、わかりやすく提示することで、お客の買物の利便性を高める。この2つにある。まずこれがしっかりで […]
平成7年(1995年)に(株)商業界から別冊『陳列と販促の教科書』を出版した。あの雑誌の巻頭メッセージに以下の文がある。 「『陳列と販促の教科書』には学ばなければならない基本技術があるとともに、マネをしても意味のない無限の応用技術が存在する […]
「旬と話題性」を全面に打ち出す 情報発信型演出 イズミヤ西宮ガーデンズ店 所在地/兵庫県西宮市高松町14番3号 開店日/2008年11月26日 売場面積/3485坪(1万1500㎡) 駐車台数/約3000台(SC全 […]
上質なライフスタイルを演出する 円形・立体・直線のフォルム ライフ宮内ニ丁目店 所在地/神奈川県川崎市中原区宮内2-1-1 店長/菱木信之 従業員数/190名(社員30名、パートタイマー160名) 売場面積/1120坪 駐車台数 […]
小売業の本質は、二つ。仕入れと販売。 顧客に代わって商品を買い、顧客に対してそれを売る。消費者代位機能。カリフォルニア大学デルバート・J・ダンカン教授によれば、マーチャントの社会的機能、すなわちマーチャンダイジングは「バイイング&セリング」 […]
【ダラス・フォートワース発】 HEB・ウォルマート・アルディの牛乳戦争 テキサス州は南にメキシコと国境を接する、いわばアメリカ合衆国の田舎だが、人口はカリフォルニア州についで全米第2位。もともと牧畜業が盛んだったが、1900年代初期 […]
プレゼンテーションは企業のイメージ戦略だ プレゼンテーション(Presentation)を私は「売り方・見せ方・伝え方」とわかりやすく、簡潔に訳して使ってきた。 正確に表現すれば、企業理念を実現するために商品計画があり、その商品を販売 […]
「売りの意志」を魅せる 迫力ある立体演出 コープ和泉中央 所在地/大阪府和泉市いぶき野4-5-19 店長/坂本貴洋 開店日/2012年10月12日 売場面積/705坪 駐車台数/252台 営業時間/9:00~22 […]
鮒に始まり、鮒に終わる。 歩に始まり、歩に終わる。 釣りと将棋の極意。 陳列に始まり、プレゼンテーションに終わる。 さしずめ有店舗小売業の商売の極意。 そのプレゼンテーションのレベルが格段に上がってきている。 日本でも、 […]
並べる。 積む。 見せる。 奨める。 ものではなく、 ことを売る。 とはいうものの、 売るのは商品そのもの。 それぞれの商品には顔がある。 その商品のいちばん良いところ。 いちばん美しいところ。 いちばん個性的なところ。 ひとりひとりの人間 […]
Publixは全米第3位のスーパーマーケット企業だが、その全米有数の現場力にも定評がある。年商は289億1700万ドル(1ドル100円換算で2兆8917億円)、店舗数は1273店。本拠のあるフロリダ州に756店。その他、ジョー […]
米国一ファンタスティックなスーパーマーケットがNugget Markets。カリフォルニア州北部のローカルチェーンで、たった12店舗ながら、世界的に有名な会社だ。 その理由は二つ。第1がウェグマンズやホールフーズと並んで、FORTUNEの「 […]
日本最高レベルの「通常店」は 基本に忠実で省力化 ヤオコー八潮(やしお)店 所在地/埼玉県八潮市大瀬703番地1 店 長/板井勇樹 延床面積/2757㎡ ( 834坪) 店舗面積/1683㎡ ( 509坪) 駐車台数/137台 […]
㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 実に興味深い事実だが、21世紀も14年目に入って現在、世界の流通先進国で「店舗小型化の大潮流」が起こっている。それもれっきとしたグローバルリテーラーたちが、「ダウンサイジング […]
都市部で競争優位な200坪型店舗によって出店加速化を図る ㈱阪食は関西の都市部を中心にスーパーマーケット74店を多店舗展開しているが、いずれも高い売場効率を上げている。同社の分岐点となったのが、2009年7月オー […]
イノベーションはどこから起こるか <結城義晴> ニューヨーク周辺の競争は厳しい。 スチュー・レオナード、ウェグマンズ、フェアウェイ・マーケット。さらにホールフーズ・ーケッ […]
経営評論家 保科篤 都市部を舞台に小売り各社が「小型店」での戦いを繰り広げ始めた。人口減少社会に入った日本だが、首都圏に限れば人口流入が続いている。総合スーパー (GMS)や食品スーパーマーケットを中核事業とする企業は小型店の開発に力を入れ […]
大阪には競争力旺盛な小型スーパーが少なくない。しかもそれぞれの個性が際立っており、他社との同質化を排しているところが大きな注目点だ。 万代は旺盛な販売力、阪急オアシス(阪食)は専門性の高い高質スーパーマーケット戦略、サンディは徹底したボック […]
小さい店が恥ではない お茶席は四畳半 いつも行き届くからです このお店は小さい だから隅々までが お客様のためにあります 〈倉本長治〉 小さな店であることを 恥じることはないよ その 小さなあなたのお店に 人の心の美しさを 一杯に 満たそう […]
ターゲットのロゴは、アメリカ人の96%が認知している。 ターゲットは日本人好みの小売業だ。赤と白を基調にした清潔で美しい店舗。デイトン・ハドソンという百貨店を母体として発足したディスカウントストアで、したがってハイセンス・ […]
「まいばすけっと」と「アコレ」を軸とするイオンの小型スーパーマーケット事業が好調だ。2008年に多店舗化を開始した「まいばすけっと」の店舗数は、2014年2月期末で約450店舗。1年間で120店舗と大量に増加した上、単年度での黒字化を果たし […]
発端はイギリスの小型店テスコ・エクスプレスだった。 マルチ・フォーマット戦略の中で、それは大いに成功を見た。その小型店をアメリカに持ってきてフレッシュ&イージーという新フォーマットに仕立て直した。それがアメリカの小型店開発のトリガーとなった […]
「私たちが巨大な会社になったのは、巨大な会社のようには振る舞わなかったからだ」ウォルマートの創業者サム・ウォルトンの言葉。 2014年1月末決算で売上高4762億9400万ドル。1ドル100円換算で47兆6294億円。その伸び率は1年間で1 […]
クリスマス直前から12月31日までのPOSデータで日別単品販売をみると、日によって多少順位は変わるが、「握り寿司」と「刺身の盛り合わせ」が、上位中の上位を占める。この両アイテムは、SKUや売場の拡大によって大きな売上げ貢献を果たすが、担当 […]
創意を尊びつつ良いことは真似ろ。 今は亡き商業界主幹・倉本長治先生の言葉。 つまりは創造と模倣。 それがイノベーションの極意。 しかし今も昔も、 「真似」は大流行り。 そして模倣が創造を圧倒し続けている。 なぜか? 楽だから。 わかりやすい […]
販促企画は同質化している。商品がコモディティ化しているだけではない。売場づくりが真似ばかりになっているだけでもない。顧客への提案そのものが、同質化している。それは小売流通サービス業にとって死活問題だ。知識商人にとっては、存在意義の喪失を意味 […]
2014年の年末年始商戦は、日本のチェーンストアやスーパーマーケットにとって、実に大事な正念場である。 理由を挙げよう。第1に、今年4月1日の消費増税を受けて、来年、10月には第二段階の10%への増税が控えている。これはもう、確実な情勢で、 […]
ID-POSデータを使って年末商戦と正月商戦をどう見るか。お客さま像を見極めた上で売場展開をするのがよいのは明らかです。そのためにID-POSデータで分析し、きちんと顧客をひも解くということが大事になります。 一般的に「若い人はおせちを […]
Part 1 年末の消費トレンドと購買行動の決定的分析 正月商戦・年末商戦の位置づけ 12月は、バスケット数もバスケット単価も最大の重要な商戦の月です(図①)。 しかし、多くの小売業は、昨年並みでという考え方でマーチャンダイジングや商品 […]
リージョナルチェーンの盲点
「薬+食」の正体
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「居抜き」の是非