2024.11.22 (Fri)
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櫻庭周平(さくらばしゅうへい)氏 Profile 昭和監査法人(現 新日本有限責任監査法人)に従事。多くの企業の監査の他、M&A監査・海外資金調達支援・IPO支援などを手掛ける。その後、上場準備企業のプロジェクト責任者、取締役室 […]
日本小売業を代表する㈱セブン&アイ・ホールディングスとイオン㈱。ともに現在は「2021-2025中期経営計画」を策定し、内外に公開している。ともに5年サイクルのミッドターム・マネジメント・プランに邁進中だ。 はたしてその5年間戦略計画を、社 […]
本誌編集長 山本恭広 総合スーパーとスーパーマーケットの「最新中計」を一気読みした。公開されていて、特長をもったチェーンストアの「中計」。各社の資料の一部を抜粋し、構成や重点戦略、またはビジュアル面などを論評した。 PPIH パン・パシフィ […]
ファーストリテイリングのホームページを、ぜひ見てほしい。 メイン画面を開くと、上段トップに「IR情報」がある。それをクリックすると、柳井正会長兼社長の写真の右横に「トップインタビュー」の項目がある。 このトップインタビューこそがファーストリ […]
ウェグマンズが2023年10月18日にマンハッタンに進出した。ロワーマンハッタンのグリニッジビレッジ中心部に出店した「アスタープレイス店」である。本誌11月号で速報した。3カ月が過ぎた2024年1月中旬、2度にわたって訪問した。ウェグマンズ […]
地下1階 生鮮&デアリー・冷食・グロサリー エスカレーターを降りると正面に青果売場が登場する。ワンフロア型の店ならば一丁目一番地がこの売場だ。島型に配置して回遊性を意図した。 白木の什器で市場感を演出する。売り込み商品はこのボリューム感 […]
ウェグマンズは、1916年にニューヨーク州ロチェスターでジョン・ウェグマンが創業した。社名は「The Rochester Fruit &Vegetable Company」、つまりアメリカ流の八百屋だった。1年後には、弟のウォルトン […]
エイドリアン・M・ハッチンズ(32歳) ウェグマンズの鮮魚チームは昨年2週間ほど日本に行き、築地市場や豊洲市場を視察しました。取り扱っている魚を見て、規律正しい作業を見て、日本人が魚の食文化に敬意を払っていることがわかりました。私たちは「S […]
3月は新しい事業年度の始まりだ。大手チェーンストアは2月期決算の企業が多い。つまり3月から5月は新年度のスタートダッシュの四半期でもある。スーパーマーケット・チェーンの多くは3月期決算だが、その場合は3月が年度納めの月であり、4月、5月 […]
投下資本利益率 (Return On Invested Capital) 英語の頭文字を取って「ロイック(ROIC) 」とも呼ばれる。経営計画の中で、ROA (Return On Assets=総資産利益率) とROE(Return […]
2024年は完全にCOVID-19から脱した年として、歴史に刻まれることだろう。その新しい年に日本の小売業には6つの課題が横たわっている。①商品値上げ、②電気代高騰、③消費者物価上昇、④賃金上昇、⑤「2024年の物流費上昇」、そして⑥深刻な […]
「まなぶ」は「まねぶ」から生まれた。 学ぶことは真似ることから始まる。 創意を尊びつつ良いことは真似よ。 商人は商売と仕事から学ぶ。 会社と上司と仲間から学ぶ。 顧客と取引先と地域から学ぶ。 話を聞いて学ぶ。 本を読んで学ぶ。 体験して学ぶ […]
飛躍の2024年が始まった。私はそう思う。 2020年初めに起こったCOVID-19パンデミックはやはり、3年と4カ月ほどの「キャズム(溝)」をつくった。 日本では昨2023年5月8日に、新型コロナウイルスが第5類感染症に移行された。そのと […]
流通ストラテジスト ㈱小島ファッションマーケッティング代表 小島健輔 2024年は調達コストに加えて人件費や物流費もさらにインフレし、「金利のない時代」も終わって資金コストも上昇する。つまり「インフレ四重奏」の年になりそうだが、チェーンスト […]
2024年はイオン㈱の新たな3カ年計画がスタートする。イオンリテール㈱の井出武美社長は、2024年をどんな年と考え、どんな年にするのか。どう学ぶのか。その挑戦を聞いた。 【上】 経営戦略改革とAI活用 2024年は当然ながら厳しい1年にな […]
【下】 営業の改革と4つのKPI 総合の強みを活かす「そよら」開発 近隣型商業施設の「そよら」は今年5店舗をオープンしました。「そよら」はわれわれにしかできない開発だと思っています。イオンリテールはディベロッパー機能をもっていますし、総合 […]
「総合を捨てない!」—―強い意志が感じられる。素晴らしい。 アメリカを見ればウォルマートもターゲットも「総合ストア」である。フランスではトップのカルフールと2位のオーシャン、そしてルクレールも「ハイパーマーケット」業態の総合スーパーを主力に […]
本誌編集長 山本恭広 「総合は捨てない!」を合言葉にイオンリテール㈱は衣料品、住居余暇売場の改革を進める。イオン船橋店を起点として「総合の強み」の最大化に挑戦する。衣料品、ホームコーディ、キッズリパブリック改革の全容と手応えを詳解する。 […]
「競合は成長の粮(かて)」。 2024年の年頭にアークス横山清社長が掲げる言葉。 スーパーマーケットの世界に入って60年以上。上場企業の現職としては社長在職年数日本最長である。 その横山清が見るコロナ明けの日本のスーパーマーケット産業と […]
<下> 八ヶ岳連峰と「似て非なるもの」 小さく生んで大きく育てるネットスーパー 結城 『ハーバードビジネスレビュー』誌では、最も競争が激しく、利益率が低いのがスーパーマーケットだと言っています。アークスはアマゾンと協働でネットスーパーを開始 […]
88歳の米寿となられた横山清さん。㈱アークス代表取締役社長、㈱ラルズ代表取締役会長、一般社団法人全国スーパーマーケット協会会長など、さまざまな重職を現任している。 今年8月1日には、母校から「北海道大学栄誉賞」を授与された。これは明治9年( […]
スーパーアークスの札幌地区最新モデル「スーパーアークス白石店」は2023年6月23日(金)にオープンした。2005年にオープンした「ビッグハウス白石店」を改装したもの。売場面積は954坪。札幌市内では18店舗目のスーパーアークスである。 立 […]
㈱万代は年商3622億円 (2023年3月決算)で162店、㈱ベルクは3108億円(同)で134店舗。関西圏と首都圏の有力リージョナルチェーンは、どちらも「良い品」を「どんどん安く」売る。派手さはない。けれど顧客から絶大な信頼を得ている。そ […]
㈱商人舎ゼネラルマネジャー 亀谷しづえ
生産性 (Productivity) 生産性は産業界共通の課題だ。「働き方改革」は一定の労働時間の中で成果を出すことが求められている。つまり生産性改善が伴う。 2024年の物流問題もドライバーの労働時間が限られるなかで運送効率を高める […]
定番は「ステープル」、非定番は「シーゾナル」。野球で言えば、定番はレギュラー、非定番はピンチヒッター。サッカーで言えば、スターティングメンバーとサブメンバー。その中に「スーパーサブ」がいて、彼らが活躍すると勝利が訪れる。「突然現れる」。それ […]
君の店は品切れが多いなあ。 君の売場は品切れだらけだ。 「品切れ」はキラーフレーズだ。 もちろん品切れだらけでは店ではない。 だが半面、品切れは、 売れてしまった証である。 まったく売れなければ、 品切れはいっさいない。 万代の商売の鬼・山 […]
㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 1年間の最後の12月号は、簡単な英語の授業から始まる。嫌がらずにつき合ってほしい。 「Pop Up」は「Pop」という動詞と「Up」という副詞からなるフレーズだ。両方合わせて形容詞のように使われることも多い […]
本誌編集長 山本恭広 12月は年末商戦の最中。ポップアップストアが活況にある。その最新動向から傾向を読み解く。 ホリデーシーズンのポップアップストアに力を入れるのが日本トイザらス㈱(神奈川県川崎市、リチャード・テイラー代表)だ。 11月8日 […]
流通ストラテジスト ㈱小島ファッションマーケティング代表 小島健輔 コロナ下で拡大したポップアップストアが、コロナが明けて人出が回復するなかでも一段と拡がりを見せている。コロナ下で拡がった商業施設の空床が解消されるまでの過渡期の現象か、新た […]
会社は誰のためにあるのか?
’24OSD(Outstanding Store Development)
’24アメリカの歩き方
’24商売のヒント
惣菜センター革新
’23年度「絶好調」の総括