2025.07.07 (Mon)
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万代に入社したのは30歳だった。前の会社では営業を担当したが、自分には飛び込みセールスができない。営業には向いていないと考えて、万代に入った。最初は農産を担当した。その頃、万代は、皆、若かった。チーフはほとんどが10代だった。年下の社員から […]
5月1日に発足した万代の新体制で、コーポレート部門管掌という立場で指揮をとるのが不破栄副社長。営業全部門を管掌する下岡太市副社長の対極にあって、万代の組織を総合的に管理運営する役割を担う。営業が表の顔とすれば、コーポレートは裏の顔。営業が太 […]
2003年に本社のそばにつくられた渋川研修センター。万代の人材教育の砦だ。 「人事は人事すべからず」と「サブチーフアセスメント」による人づくり「万代方式」 人間力養成と風土づくり戦略を河野竜一取締役が語る人事部・総務部を管掌する河野竜一 […]
「♪一で万代 十で万代 百で万代 千で万代 万で万代百貨店♪」――1964年夏に始まって、関西圏を風靡したテレビCM。このコマーシャルソングのごとく、石鹸屋として一から始まった万代は、十・百・千のローカルチェーンへと成長し、スーパーマーケッ […]
下岡太市Profile 1978年入社2010年5月店舗運営部取締役2012年9月常務取締役2016年5月代表取締役副社長「日本一買い物に行きたい店舗」「日本一働きたい会社」。万代が掲げる二大ビジョン。阿部秀行社長の新体制と […]
第2部 水産部 鮮魚に特化し関西ダントツ1番吉川英樹取締役水産・畜産部担当吉川英樹取締役は53歳。1981年に入社後、田島店、神路店の加工食品を担当し、対面販売を経験する。陳列ケースの間にブロックを置き、一段高いところから、「ハイどうぞ、3 […]
万代会長の加藤徹さんはかねてから明言している。「万代がいつからいい会社になったかといえば、それは組合ができてからです」。これは関西スーパーマーケット創業者の故北野祐次さんとまったく同じ発言だ。万代にその労働組合ができたのは、1997年の12 […]
万代 組織編成図 万代の商品部を管掌するのは下岡太市代表取締役副社長。下岡副社長は店舗運営部も統括して、チェーンストアの営業の二つの機能のトップマネジメントの役割を担う。その商品部側の組織は大きく4つに分けられ、3人の取締役に […]
2016年5月1日、㈱万代にプロパー社員から初めて新社長が誕生した。在籍37年目の阿部秀行さん。営業一筋で「商売は楽しい」が口癖。万代百貨店時代 の対面販売を経験し、「売りの万代」のDNAを体現する。2016年5月10日(火)、朝7 […]
チェーンストアには、新店のなかで「絶対に失敗できない店舗」がある。旗艦店や競合対策などの重要な戦略を担う店だ。失敗が許されないから、指揮官にはエースが投入される。今年2月9日にオープンした万代塚口店(兵庫県尼崎市)がそうだ。率いるのは藤本誠 […]
今年4月9日にオープンした万代舟田店。駐車場は屋上に37台を確保。徒歩客が7割を占めるため、平日は問題ない。 恒例の「金曜朝市」は、農産売場も幟などで賑わい感を演出。従業員も品出しに追われる状態だ。 今年は豊作といわれる「佐藤錦」。「立ち売 […]
多田店は半径1km内の設定商圏はさほど厚みはないが、高い地域シェアを確保する超繁盛店。 改装で主通路幅が30cm近く広がり、「開放感があって買いやすい」と顧客に好評。 農産売場の主要な部分は従来の配置を踏襲。現在の売上構成比は17.2%。マ […]
万代が開発したネイバーフッド・ショッピングセンター「ミリオンタウン塚口」。2階はクリニックモールを導入。万代初の試みになる。 1階は核店舗が万代塚口店。ドラッグストアの「ココカラファイン」がテナントで入る。 万代塚口店の入口には、万代初の試 […]
万代舟田店は2016年4月9日、33日間にわたる閉店期間を終えて全面改装オープンした。同店は今から13年前に道路の向かい側から増床移転した店舗で、大規模リニューアルは今回が初めてとなる。改装後の売上推移は好調で、5月度は前年同月比約106. […]
「人の力」を発揮するための店づくり「万代方式」 米倉真一郎取締役が開発基準を分析・整理する米倉真一郎取締役店舗開発部・新規事業担当万代の成長のカギを握るのが店舗開発である。売上げは店舗数に比例し、売場面積に比例する。万代はスピード感を […]
第3部 畜産部 こだわりの牛、豚、鶏のアウトパック化国内の指定産地で育成から加工まで一貫して行う松商品の「純吟鶏」。肉と魚は、食卓の両輪。とくに畜産は安定的な集客部門だ。畜産部のバイヤーは6名。牛、豚、かしわ、牛ミンチ、豚ミンチ、かしわミン […]
山口成樹取締役システム・物流担当万代が情報システムを整備しはじめたのは、1977年。当時、コンピュータ専門学校で学んでいた山口成樹取締役は、アルバイトとしてその仕事を手伝う。1978年、卒業と同時に20歳で万代に入社。当初、2年ほど店舗勤務 […]
第4部 デリ・デイリー・グロサリー部 取引先との協業で進める2000位億円規模の開発と革新 黒田久徳取締役デリ・デイリー・グロサリー担当 万代の商品部で生鮮以外の商品群を統括するのが黒田久徳取締役。1981年入社。吉川英樹取締役と同期で、 […]
万代は今、積極的に改装を進めている。大掛かりなリニューアルは10年が目安。今期も10店舗を予定する。改装のポイントは大きく2つある。1つは、鮮魚の対面売場の設置、もう1つが惣菜売場の拡張だ。この2つは商品戦略を反映したものに他ならない。万代 […]
顧客がニコニコしている。店員がニコニコしている。商品は良くて、安い。売場はピカピカしている。だからお客さんはドキドキわくわくする。働く人もみんなドキドキわくわくする。そんな店をつくれば、かならずうまくいく。あのピーター・ドラッカーが、小売業 […]
商業界主幹の故倉本長治。「店は客のためにある」 という決定的な言葉を残した。そして「店員とともに栄え、店主とともに滅びる」と商売の本質を射抜いた。ピーター・ドラッカーは「企業の目的は顧客の創造である」とマネジメントを定義した。一方、ダイエー […]
パブリックスは2015年度年商323億6257万ドル(1ドル100円換算 3兆2363億円)のスーパーマーケットだ。全米では第1位のクローガー、第2位のアルバートソン・セーフウェイに次ぎ、第3位。6州に、4ケタの 1114店を […]
倉本長治商業界主幹の「店は客のためにある」。この言葉に、「店員とともに栄える」という言葉が続くことを、上場してすぐのころ、1994年か1995年に知りました。しかし、さらにこの言葉には続きがあることを、結城義晴さんに教えてもらいました。 「 […]
店は客のためにあり、店員とともに栄える。そして店主とともに滅びる。この考え方を産業のDNAにしたい。共有できるスローガンにしたい。有店舗商業でも無店舗販売でも。それが消費の活力をつくり、産業のパワーを生み、社会の健全化に貢献する。「店は客の […]
1 ドラッカーは顧客をどう見たか 顧客は誰か ドラッカーの考え方では、大切なのは競争ではない。自らの力をふさわしく展開し、実現し、成就していくことである。それを組織的かつ体系的に可能とするのがマネジメントである。マネジメントの役割 […]
※画像は『倉本長治主幹追悼写真集』より「店は客のためにある」〈故倉本長治〉――恐ろしいことに、反対する者は誰もいない。「客は店のためにある」――こんなことを商売人が言い出したら、舛添要一現東京都知事並みの批判の嵐に遭遇する。しかし反論が出な […]
マ ーケティングの始祖は、1912年に企業マーケティングに関する論文を発表したA.W.ショーであるという説を唱える学者が多い。ただ一般的には、マーケティングの起源は1950年頃である。日本生産性本部が渡米して「マーケティング」という言葉を日 […]
アメリカ東海岸の北端に位置するメイン州フリーポートに本社を構えるアウトドア用品通信販売業者、L.L.ビーンには毎日、たくさんの注文が届く。楓の葉が真っ赤に染まる秋の日、アラスカに住む男性から1着のズボンの注文書が小切手とともに届いた。いつも […]
第2部 店内ツアー <グロサリー> パブリックスのPBは3種類あります。「Publix」、「Publix Premium」、そして「Green Wise」。グリーンワイズはナチュラル・オーガニックのブ […]
㈱セブン&アイ・ホールディングスの二つの巨星。 伊藤雅俊 91歳。 イトーヨーカ堂創業者、セブン&アイ名誉会長。 鈴木敏文 83歳。 セブン-イレブンの実質的創業者、いま、セブン&アイ名誉顧問。 この […]
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