2025.12.28 (Sun)
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5月8日(木)、朝7時30分。JR函館本線の琴似駅前。「CiiNA CiiNA (シーナシーナ)琴似」開店の2時間半前に、1階の入口前にはすでに50人以上の顧客が並んでいる。地下1階に待望の「ロピア琴似店」がオープンする。入口前のお客の数は […]
北海道では屯田店が好調です。ららぽーとTOKYO-BAY、京都ヨドバシに次ぐ、ロピアでは上位の売上げ店舗になる勢いです。 シーナシーナは自前の建物ですから、今までの居抜き出店のような物理的な制約がありません。だから、必要な売場面積を設定でき […]
「『ロピア』北海道初上陸、入店に3時間待ち」 北海道経済のネットメディア「リアルエコノミー」がオープンの翌日、11月24日(日)8時30分に配信した記事のタイトルである。 シーナシーナ屯田。2024年8月29日に開業した。ロピア屯田店は1 […]
ロピアは新しいエリアに進出するたびに常に新しい食の楽しさを提案する。 「5年で25店舗、売上げ1000億円を目指す」 相川本部長はロピア屯田店オープン時の会見で、北海道展開のビジョンを挙げた。 OICグループは「2031年度グループ売上高2 […]
5月23日(金)、北陸初出店の「ロピアムサシ新潟店」がオープンした。アークランズ㈱が運営するフランチャイズ(FC)1号店だ。オープン前には800人の顧客が列をなした。行列は終日続き、なんと、ピーク時は夜の7時。オープン初日の売上高は、202 […]
ほとんどの売場で顧客を迎える態勢が整う。入口の野菜のプロモーションアイテムは1本139円、5本599円(本体価格、以下同)のトウモロコシ。 果物は旬のメロンを多品種揃えて展開。 青果売場「八百物屋あづま」はロピア最大級のスペース。腰高にクレ […]
札幌進出のロピア琴似店と新潟フランチャイズ展開のロピアムサシ新潟店をスタディした。いずれも実に興味深い。 前者は相川博史㈱Firsto社長兼ロピア東北・北海道営業本部長が仕切る。後者は福島道夫㈱OICグループ取締役がプロデュースする。福島取 […]
貸借対照表 Balance Sheet Balance Sheetの頭文字から「BS」と呼ぶ。「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」と並ぶ財務三表の一つ。 広辞苑では次のように解説する。 「一定時点における事業の財政状態を示すため、 […]
トランプ関税が世界中の人々の生活を圧迫する。インフレーションが進みつつ、経済不況が訪れる。すなわちスタグフレーションの危機のなかにある。そんなときに私たちがやるべきリスクマネジメントは、「生産性」の改善であり、生産性の「改革」である。それも […]
㈱田子重は静岡県のローカルチェーンだ。県中部の焼津市を中心に北東の静岡市やその周辺に16店舗を展開する。2024年3月期年商は335億円。1店平均年間売上高は約21億円。 「地域密着」という言葉がピタリと当てはまるスーパーマーケットであ […]
㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 ヨーロッパ生産性本部は1959年3月、「ローマ会議報告書」において「生産性」の定義を高らかに謳った。 「生産性とは、何よりも精神の状態であり、現存するものの進歩、あるいは、不断の改善をめざす精神状態である」 […]
Prologue 儲けてなんぼ 今まで多くのスーパーマーケット企業の業務改善を指導してきた。とりわけ中小のスーパーマーケット企業の「生産性が低く、結果としてあまり儲かっていない」という現実を数多く見てきた。 それらの大きな原因は3つ挙 […]
第3部 作業指示書の効果的活用 「ジャスト・イン・タイム」とは、トヨタ自動車が開発した生産方式だ。スーパーマーケットの現場おいても「必要なものを、必要な時に、必要な量だけつくる」という概念は、「高い鮮度管理」「高い生産能力」「固定経費 […]
第5部 実践的マーケティング 「実践的マーケティング」は、その字のごとく現場で使うための基本原則である。あれもこれもと根拠のないことを行うよりも、「なぜそうなるのか?」の基本を知って、実践するほうが成果を得られる確率は高い。 ここで記 […]
生産性、人時売上高の向上等作業改善(業務改革)が叫ばれてから30年以上が経ちました。ここ数年、人件費・諸物価の高騰など、小売業を取り巻く環境は大きく変化しています。生産性の取り組みを見直す時期ではないでしょうか わが社はどのような作業システ […]
㈱イトーヨーカ堂は4月25日(金)、東京都小金井市に「ヨークフーズ東小金井店」をオープンした。 2023年9月1日にイトーヨーカ堂は㈱ヨークを吸収合併した。ヨークは1975年、㈱ヨークマートとして設立された。イトーヨーカ堂100%出資の子会 […]
エスカレーターで2階に上がるとカラフルな青果売場が目に飛び込む。木目の床、茶系の天井、そしてグリーンを基調にした壁面サイン。実にシックなデザインだ。 トマト売場は「こだわりのトマト」として主に熊本県産を中心に品揃えをする。ミニトマトは100 […]
4月23日(水)、「フォルテつくば」がグランドオープンした。核店舗はベルクフォルテつくば店(600坪)とカインズつくば店(3150坪)。いわば現時点の最強コンビネーションだ。 ベルクが4月9日に先行オープンして、カインズが4月23日に開業し […]
㈱カインズにとってつくば市1号店となった「カインズつくば店」。ベルクのフォルテへの出店は神奈川県の「フォルテ秦野店」に続いて2店舗目だ。 売場面積はカインズとしては標準的な3150坪。店内にテナントを誘致したため、直営の売場自体は通常よりは […]
販管費(Sales and general administrative costs) 「販売費および一般管理費」の略。小売・流通用語集では次のように解説する。「販売費は『販売に関する経費』であり販売活動において直接要した費用。販売手数 […]
小売業の店舗の「業態」が「フォーマット」に変わったように、ショッピングセンターの4つの古い分類が新しい4つの類型に変わっている。アメリカではそれが顕著だ。日本でもその兆候が出てきた。セブン&アイ・ホールディングスの「ヨークパーク」とイオンの […]
モノを売り、買う「店」が変わった。 業種から業態へ、 そしてフォーマットへ。 人が集う「市」も変わった。 自然発生的な商店街から、 計画的なショッピングセンターへ。 スーパーマーケットのネイバーフッドセンター。 ハイパーマーケットのコミュニ […]
本誌連載「定義集」から「ショッピングセンター(Shopping Center) 」を引くと、最初のところに一般社団法人日本ショッピングセンター協会の定義が出てくる。 「ショッピングセンターとは、一つの単位として計画、開発、所有、管理運営され […]
㈱ヨークベニマルが3月14日に福島県郡山市に「ヨークパーク」をグランドオープンした。2024年5月26日に撤退した総合スーパー業態のイトーヨーカドー郡山店を譲受して、新たな商業施設として再生した。中心に座るのはスーパーマーケットのヨークベニ […]
イトーヨーカドー郡山店は1989年(平成元年)6月29日、バブルの真っただ中で誕生した。 郡山駅から車で10分ほどの市の中心地にある西部プラザ(西部ショッピングセンター)内の核店舗として出店した。この商業集積は㈱西部開発が運営していて、ほか […]
惣菜 店舗左翼の惣菜売場は同社最大のスペースだ。壁面の屋号を付けた各種コーナーの作業場は完全なガラス張り。 「惣菜お辨當’べんとう)」と「いなほ屋」。「いなほ屋」ではおこわを店内で蒸し上げ、弁当に加工する。また蒸し立ての「赤飯」「山菜お […]
3月14日の「ヨークパーク」グランドオープン前日、㈱ヨーク・ホールディングスの石橋誠一郎社長が記者会見に現れた。 ヨーク・ホールディングスはイトーヨーカ堂やヨークベニマルを傘下に置く中間持ち株会社だ。3月6日に米投資ファンドのベインキャピタ […]
本誌編集長 山本恭広 イオンリテール㈱は3月21日(金)、都市型ショッピングセンター「そよら入曽(いりそ)駅前」をグランドオープンした。15カ所目の「そよら」開設だ。埼玉県では武蔵狭山に続く2カ所目となる。グランドオープン当日は、9時の […]
2025年3月1日、古澤康之氏がイオンリテール㈱社長に就任した。イオン㈱執行役GMS担当も兼務する。2014年 5月に北京イオン社長、2018年 2月にまいばすけっと㈱代表取締役社長、2021年 3月にイオンベトナム取締役社長を歴任して、い […]
ニューヨークには行っておきたい! ドナルド・トランプ大統領の「ほとんどの国と地域への10%一律関税」と貿易赤字国への「相互関税」。ノーベル経済学賞受賞の経済学者ポール・クルーグマン博士は「完全に狂っている」と猛批判した。 どう落ち着くに […]
リージョナルチェーンの盲点
「薬+食」の正体
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「居抜き」の是非