2024.11.26 (Tue)
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厚いドミナントエリアをさらに厚くする小型店戦略。堂島大橋店は、その戦略を象徴する店舗である。ライフは首都圏でも関西圏でも、物件獲得競争で最後まで競って、かなり不動産投資コストが高くても出店を決める。競合各社のトップたちは半ばあきらめ顔で述懐 […]
「YAOKO」ではなくて、「八百幸」。それが日本有数の高級住宅地・成城に出現。このアンバランスさが、この店の真骨頂だ。そして想像するに、㈱ヤオコー代表取締役の川野幸夫会長は誰よりも、晴れがましくも、うれしかったに違いない。2017年11月7 […]
第3部 Concept・戦略・Leadership 都心部ブルーオーシャンは「小型店しかありません」 結城 出店についてはどんな考え方ですか。竹野 結果が出てきた今が、攻め時だろうと思っています。だから、半年前に積極出店に大きく舵を切り、 […]
11月6日、㈱ヤオコーが新規開発した「八百幸成城店」。小田急小田原線「成城学園前」駅の周辺には東京23区でも有数の高級住宅地が広がる。その住宅地を抜け、低層マンションが建ち始めるその境目ともいえるポイントに、八百幸成城店は立地する。 店舗 […]
第2部 店舗・商品・サービス・信頼 「1000坪店舗は今後二度とつくらない」 竹野 私は「1000坪の店舗は今後、二度とつくらない」と社内で明言しています。なぜなら昨年も一昨年もそうですが、われわれの商圏の中には1年間で、競合店が平均で […]
竹野浩樹(たけの・ひろき)Profile1965年、東京都生まれ。1989年、慶應義塾大学法学部を卒業後、住友商事に入社。1年目でサミットの経営幹部会に参加。4年目にドラッグストア「トモズ」の立ち上げに携わる。ニューヨーク駐在、マミーマート […]
Ⅳ.販売促進を語る 来店頻度を上げる「究極のハイ&ロー」万代では毎週土曜日の営業会議で、曜日・週間で何を売るかを決めます。決めた商品は皆でしっかり売ろうというやり方。店ごとの工夫や商品の売り込みもあるだろうけど、あまり難しいことはやらせ […]
阿部秀行(あべ・ひでゆき)Profile1961年生まれ。1980年3月14日、㈱万代入社、2010年5月、取締役農産部担当、2012年9月、常務取締役商品部門管掌を経て、2016年5月、代表取締役社長に就任。㈱万代は関西圏のスーパーマーケ […]
イオンリテール㈱では2016年9月から、店舗ごとに「マーケティングマネジャー」という職位を設けた。ホールフーズが店舗ごとにマーケティング担当を設けて地域コミュニティへの対応やプロモーション、コミュニケーションの機能を担当させて、その充実を図 […]
トリガーは2003年度に弾かれた。小泉純一郎首相の「ビジット・ジャパン・キャンペーン」である。小泉は「観光立国懇談会」を発足させて、当時、年間約500万人だった訪日外国人を1000万人に倍増させるキャンペーンをスタートさせた。その後、200 […]
「文化のために経営を合理化せよ」倉本長治「商売十訓」の第九訓。つまりは文化性と経済性を両立させよ。ピーター・ドラッカーは言う。「過去を捨てなければ、明日をつくることは出来ない」「集中するための原則は、生産的でなくなった過去のものを捨てること […]
㈱プラネット執行役員イノベーション推進室長 今村佳嗣(いまむら よしつぐ) アジア6カ国の訪日外国人を対象にした買物・飲食行動と意識について、㈱プラネットと㈱ジャパン・インフォレックスが、共同でアンケート調査を実施した。この調 […]
店内には「Tax Free」「免税」のサインが大きく掲示されている。マツモトキヨシの外国人観光客特化型1号店として、2015年3月10日にオープンしたのが、「有楽町イトシアプラザ店」だ。JR有楽町駅と東京メトロ銀座駅から至近の複合商業施設「 […]
㈱商人舎ゼネラルマネジャー 亀谷しづえ イオンリテール㈱は2017年3月6日、機構改革を行った。その中の一つに、営業推進本部組織の変更がある。営業推進本部には新設されたオムニチャネル企画部をはじめ、ストアオペレーション部、IT物流サポート部 […]
㈱True Data アナリティクス・ソリューション部次長 烏谷正彦 2014年10月の「外国人旅行者向け消費税免税制度」改正以降、「爆買い」「インバウンド消費」という言葉が、巷を賑わせました。その結果、訪日外国人による消費が食品や医薬品、 […]
4月20日に誕生したGINZA SIX。5月7日には、来館者数が150万人を突破したと報じられた。開業後半年を経過したが、銀座の新しいランドマークとして、際立つ存在感を放っている。初年度の売上高は600億円、営業利益10億円、来館者2000 […]
(株)商人舎代表取締役社長 結城義晴 政治がビジネスや商売を活性化させることができる――。それは過去・現在・未来の日本のインバウンド・ビジネス(Inbound Business)の経緯を見ると、思い知らされることだ。もちろん、政治だけではま […]
調査した6カ国・地域の中で、タイ、ベトナムは、政情が安定していて、実質GDPの成長率が高い。したがって今後、日本のインバウンド市場にとって期待は大きい。しかし一方で、その生活実態があまり知られていないのも、この2カ国である。インタビューの中 […]
「マツモトキヨシ」ブランドはインバウンド市場において、他社を圧倒する知名度を誇る。長年にわたって蓄積してきた顧客データ分析によるマーケティングをもとに、インバウンド需要を創造してきた。ドラッグストア業界における、インバウンドビジネスのトップ […]
大阪ミナミの台所「黒門市場商店街」が、外国人観光客で連日賑わいを見せている。午後のピークタイムには、食べ歩きやショッピングを楽しむ人たちで商店街はごった返し、毎日が歳末大売り出しのような状況となる。インバウンドの急増によって、近年は来街者数 […]
(出所:ホームページより抜粋・編集) セブン&アイ・ホールディングス その① ウォルマート、イオン>>>その③ ライフ、ヤオコー、ニトリ、良品計画>>>
■川野 幸夫(かわの ゆきお)Profile東京大学法学部卒業。1969年1月、有限会社八百幸商店入社(営業部長)、1974年3月、有限会社八百幸商店を㈱ヤオコーに改組、取締役に就く。1974年10月、専務取締役、1981年5月、代表取締役 […]
(株)商人舎代表取締役社長 結城義晴2017年も残すところ、3カ月を切った。もうすでに年末商戦の計画は進んでいるはずだ。しかし、計画は仮説である。その仮説を検証しつつ、週ごとに計画を修正しなければならない。最新の景況判断をもとに、今年度の年 […]
(株)商人舎代表取締役社長 結城義晴まずは「計画」の定義をしよう。『大辞林』第3版は、「事を行うにあたり、その方法や手順などをあらかじめ考えること。また、その案」と説明する。だから計画とは、仕事を行うにあたって、「あらかじめ考えた方法と手順 […]
第2部「ドラッカーの樹」と戦略計画 全体として一本の樹になっているか 一本の樹を想像してみてほしい。「ドラッカーの樹」と呼ばれる概念図である。葉を人に見立てれば、一つひとつの葉はすべて違う形をしている。すべて違う葉の組み合わせ、何十、 […]
〈サミットリテイリングセンター代表取締役 新谷千里〉年末年始は、スーパーマーケットにとって、年間トップの稼ぎ時だ。それを確実に現実化させるために、年末に向かって何をしたらよいのか。ここで言う「現実化させる」とは、売上高を高めるだけでなく、 […]
㈱紀文食品 商品企画部 堀内慎也 Ⅰ 2016年末販売動向と2017年末消費者動向予測 はじめに昨年の正月商品を振り返っておこう。 図1 図①は正月商品として主力となる蒲鉾・伊達巻・なると巻の既存店の全国販売動向だ。代表的な商品だけに、全 […]
(出所:各社ホームページより抜粋・編集) ウォルマート ウォルマート3カ年成長計画 〈2015年10月14日発表〉OUR PLAN 計画:●ウォルマートが最初にシームレスなショッピング体験を提供することを目指す●ウォルマートではどんな手 […]
〔大久保恒夫(株)リテイルサイエンス代表取締役社長×結城義晴(株)商人舎代表取締役社長スペシャル対談より] 結城 今、流通業界全体で、中長期計画を見直す時期にきている。まずは中期計画をつくり、それを連ねて、長期計画とする。しかしアメリカの小 […]
「中期経営計画」という病気――「中計病」。たいていの場合、それは長期的視点が欠落してしまった計画を意味する。そして長期経営計画論者たちは「中計」は短絡的視点だと糾弾する。実際にMBAを取得した専門経営者などが、雇用された期間だけの「中期計画 […]
会社は誰のためにあるのか?
’24OSD(Outstanding Store Development)
’24アメリカの歩き方
’24商売のヒント
惣菜センター革新
’23年度「絶好調」の総括