2025.04.26 (Sat)
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私にとって神奈川県の「やまとオークシティ」は特別の題材である。2001年の開設当時、私は㈱商業界の取締役編集担当兼『販売革新』編集長だった。そして同誌の2002年新年1月号で3部構成96ページの大特集を組んだ。 「本誌総戦力投入特集 イトー […]
古くは「プラトンの定義集」。最も著名なのはアラン「定義集」。大江健三郎にも「定義集」なる著作がある。英語で“Definitions”。小売業、流通業、商業の言葉の定義集。丸暗記するための「単語集」でも、「用語集」でもない。最低限、その言葉を […]
「用語集」や「用語事典」は数多く出版され、使われている。無難なものが多いが、それでも有益である。さらに一冊の書籍があるのに、月刊雑誌などで毎年、「用語」を説明したりして特集を組む。読むと、なんとなくわかった気がするが、ただそれだけといった印 […]
言葉は不思議だ。 人間が人間であること、 ヒトが他の生物と異なることを、 証明しているのが言葉だ。 たとえば日本語と英語・フランス語・ドイツ語。 「市場」と“Market・Marché・Markt”。 いずれにも狭義の「いちば」の意味があり […]
小売業は古い古い業(なりわい)だが、小売業の中のチェーンストアは新興産業である。古い業には古いことばがあり、新しい産業には新しい言葉が必要となる。 新しい言葉は、新しい概念と言ってもいいし、新しいロゴス(ロジック)と表現してもいい。そして新 […]
はじめに 専門用語の定義をしようとするとき、2つの点を確認しておこう。 第1に、「定義」とは「概念の内容を明確に限定すること」と『広辞苑』にある。しかし、「定義」はルネ・デカルトの「我思う、故に我在り」ではない。あらかじめ一定の「定義」 […]
あるメーカーのトップと話していたら、「改めて勉強したいことがあるんです。英語と業態論です」と言う。 なるほど「業態」は相当、知性のある経済人でもわかりにくいのか、と思ったものだ。 業態を普通名詞で説明するのは難しい。固有名詞で「あの店」や「 […]
商業や小売業・流通業、チェーンストア産業には独特の用語がある。それは世間一般の常識や経済界の用語、アカデミズムの専門用語とかけ離れていたりする。 それらから、とくに誤解や混乱が著しい「言葉」を選び出して、吟味しつつ再定義する。 3S( […]
3月17 日水曜日。㈱ヤオコー期待の新店「蕨錦町店」がオープンした。この店は旧イトーヨーカドー錦町店の箱形総合スーパーが撤退し、その物件を居抜きで活用した「ビバモール蕨錦町」の核店舗である。埼玉県蕨市には2018年11月、同じくイトーヨーカ […]
㈱ヤオコー(埼玉県川越市、川野澄人社長)が3月17日(水)に出店した「ヤオコー蕨錦町店」が好調なスタート切っている。オープン初日は5000万円を売り上げ、その後も、2000万円ベースで推移していると業界筋では話題になっている。真偽はともかく […]
2021年3月27日(土)、㈱アイダスグループ代表の鈴木國朗氏と商人舎チームが、蕨市と戸田市を朝9時から夕方6時までクリニックした。ヤオコー蕨錦町店を取り巻く競争の実態をじかに見るためだ。ヤオコー蕨錦町店を中心にわずか半径2㎞の狭い範囲にヤ […]
至近距離マミーマートのチャレンジ ――ヤオコー蕨錦町店から旧中山道を南下したところにマミーマート下戸田店がありました。2018年12月4日にオープンした比較的新しい店舗です。 結城 1階が駐車場、2階が店舗になっていてエスカレーターで売 […]
小売流通業の「デジタルトランスフォーメーション」。新型コロナウイルス感染拡大とともに喧伝され始めた印象がある。きっかけは2004年のA4判6ページの短い論文だった。スウェーデンのウメオ大学エリック・ストルターマン教授。論文タイトルの「INF […]
指折り数える。 それが、 「デジタル」の語源だ。 ラテン語の“digitus”。 ここから派生した英語の“digital”。 どちらにも「指」の意味がある。 デジタルは、 その指で数える「整数」のことだ。 現象を数値化して記録したものだ。 […]
㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災から10年が経過する。この間、私たちは何をしてきたのか、そしてこれから何をしていくのか。亡くなられた方々に、心から哀悼の意を表しつつ、そのことを考え、決意せね […]
㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 「デジタルトランスフォーメーション」が狂騒曲のごとく、ビジネス社会を席巻している。英語で「Digital Transformation」。 初めてこの概念が登場したのは2004年とされる。スウェーデン北部に […]
小売業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を語るときに今、欠かせない人物が㈱カスミの山本慎一郎社長である。数々のセミナーにスピーカーとして登壇し、あるいは頻繁に経営誌のインタビューに登場している。そして例外なく、正論を吐いている。その […]
第3部「DXで依存体質を変える」 「自主自立と自主自律の両方が必要」 ——DXによって、何が変わるのでしょうか。 デジタルの部分で最も変えようと思ったことは、依存体質です。たとえばPOSレジは一定のベンダーにお任せしていると、「寿命がきまし […]
ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所所長 當仲 寛哲 最近は、「DX ( デジタルトランスフォーメーション)」という言葉を毎日のように耳にします。今までは、デジタル=コンピュータやネットワークの技術はあくまで「リアルの店舗における作業 […]
緊急事態宣言下の2月24日(水)、オンライン座談会を開いた。 グーグル・クラウド・ジャパン合同会社執行役員Looker事業本部の小澤正治事業本部長、㈱True Dataの米倉裕之社長と越尾由紀執行役員、そして商人舎社長の結城義晴の4人。 […]
第3部 座談会の名において宣言する コネクティングとエクスチェンジ 結城 True Dataはデータのコネクティングをして、行政と組んでいます。行政と組むと、行政が持っているデータや病院の医療データなどさまざまなデータがコネクトさ […]
㈱商人舎 特任研究員 嶋内 仁 Ⅰ.はじめに IT(インフォメーション・テクノロジー)やDX(デジタル・トランスフォーメーション)には、さまざまな定義があるが、両者の差異は、デジタル技術の使い途の差異と捉えるとわかりやすい。 デフォルメ […]
岡田元也イオン㈱会長。2017年7月のマスコミ懇談会で初めて「トランスフォーメーション」を言い出した。 「イオンが今、取り組んでいるのは将来計画づくりです」 「考えているのは3年後、5年後、10年後にどういうリテール・グループでありたいかと […]
日本のCOVID-19感染拡大は「第三波」に入ってしまった。11都府県に対して二度目の緊急事態宣言が発出され、栃木を除いた10都府県でさらに1カ月延長された。店頭の緊張感は続く。慣れやゆるみは許されない。昨年から今年まで、そして国民的なコロ […]
新型コロナのおでましだ。 新型コロナのおとおりだ。 そうして一年、すぎました。 そうして一年、ゆきました。 ちいさな喜び、つくります。 ささやかな幸せ、ご提供。 あすへの希望、つむぎます。 そうして一年、ゆきました。 雨が、あがって、風が吹 […]
㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 「イオンのマスク禁止論争」 不思議なことは、現実に起こるものだ。 一昨年暮れのイオンの「マスク禁止論争」である。 イオン㈱が2019年12月中旬に、内部通達をグループ企業に向けて発信した。接客時における […]
第1部 「100年に1回の感染症」 川野 新型コロナウイルスは年寄りに冷たい感染症です。 結城 月刊商人舎1月号のあとがきで、高齢者が重症化しやすいことを指して「現代の姥捨て山のごとし」と書きました。ひんしゅくを買うかもしれませんが。 […]
第3部 コロナ禍中の「フーコット」挑戦 結城 1月28日にヤオコーから発表された「フーコット」ですが、ディスカウント業態と聞いています。 川野 スーパーマーケットそのものは「Everyday-Everybody」です。お客さまの毎日の食 […]
結城 昨2020年5月号の月刊商人舎で「コロナは時間を早める」という特集を組みました。 小川 「時間を早める」とは、変化が激しくなるということでしょうか。 結城 そうです。コロナによって時間軸が早められて、隠れて進行していた現象が露わになる […]
「日本の教育システムは不十分だった」 結城 私は幕末から明治維新の時期も「キャズム」の時であったと見ています。江戸時代と明治時代の間の「溝」です。その時に何が起こったかというと、若い人たちが活躍しました。坂本龍馬、高杉晋作、西郷隆盛、大久保 […]
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オーケー上陸!!「東大阪の陣」
会社は誰のためにあるのか?