2025.07.03 (Thu)
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㈱True Data 気象コンサルタント 常盤勝美 気候変動(気候危機)は、「複合危機」の一つの重要な要因である。 月刊商人舎2022年7月号で「小売業『複合危機』の『戦略と戦術』」の特別企画が組まれている。その中で、遠藤乾東京大学大学院教 […]
営業企画(Business sales planning) 「営業」は広辞苑では「営利の目的で行う事業」。もう、一般用語で説明の余地はないほどだ。しかし「営業企画」となると「広辞苑」にも「商業用語辞典」にもない。「チェーンストアのための […]
千葉県流山市。2007年、つくばエクスプレスの流山おおたかの森駅前に広大なショッピングセンターが登場した。高島屋の子会社東神開発の「流山おおたかの森S・C」である。当初は高島屋のデパ地下売場特化型「タカシマヤフードメゾン」とイトーヨーカ堂の […]
戦略が良ければ、 戦術の失敗は、 挽回できる。 良い戦略があれば、 戦術でミスを犯しても、 その間違いを取り戻すことができる。 しかし戦略が悪ければ、 まず戦術は失敗しやすい。 現場の努力は実りにくい。 さらに悪い戦略の場合、 ある戦術が成 […]
㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 日本の商業は危機に瀕している。 日本社会が危機に瀕しているのだから、商業や小売業、流通業の危機も深刻だ。個別企業を別にして全体で見れば、日本の経済や日本の産業も危機に瀕している。日本の政治は与野党ともに瀕死 […]
編集部 イオン㈱は、プライベートブランド「トップバリュ」約5000品目について、わずか3品目を除き、7月以降も値上げせずに価格維持をする。 イオンは、昨2021年9月13日、「いまこそ!年内価格凍結宣言!」を発した。自社ブランド「トップバリ […]
小売業と言わず、流通業全体が大変な時期を迎えています。「川上インフレ、川下デフレ」の間に、流通業や小売業が挟まれています。一方で、生活者を見ると、長く続いたデフレ基調のなかで節約志向が強まっていましたが、そこにコロナ禍、ウクライナ問題が起こ […]
特集 「流山おおたかの森」の陣 角上魚類・ロピアvsヤオコー・ベルク・マルエツ・カスミのサバブの攻防 千葉県流山市の商業は、首都圏新都市鉄道によるつくばエクスプレスの開通によって大きく変貌を遂げ、それから15年が経過した。各駅には大 […]
流山おおたかの森を取り巻く競合図はどのように形成されていったか。 時系列に見ると、主だったスーパーマーケットチェーンでは、流山おおたかの森S・C開業の2007年から4年半が経過した2011年9月、ベルク流山おおたかの森店が出店した。おおたか […]
流山おおたかの森S・Cの新たな商業施設「ANNEX2」が6月30日にオープンした。デイリーユースをコンセプトに、キーテナントとして1階に「角上生鮮市場」、2・3階に「ニトリ」、4階に「セリア」が入り、全11店舗で構成される施設 […]
編集部 今年4月27日、大和ハウス工業㈱が開発した商業施設「COTOE(コトエ)流山おおたかの森」がグランドオープンした。つくばエクスプレス・東武アーバンパークラインの流山おおたかの森駅から徒歩4分に位置する。おおたかの森駅周辺は東神開発㈱ […]
千葉県流山市は今どき珍しいサバブ(suburb)エリアである。1997年につくばエクスプレスが開通してから、その沿線に次々に郊外の新興住宅街が誕生した。単なる郊外をサバブとは考えないほうがいい。新興住宅地が連なるように生まれる。それが、高層 […]
㈱商人舎ゼネラルマネジャー 亀谷しづえ マックスバリュ関東㈱が「買物体験型スーパーマーケット」4号店を6月24日にオープンした。千葉県木更津市の「マックスバリュ木更津請西(じょうざい)店」である。2009年10月にイオンタウン木更津請西の核 […]
競合 「広辞苑」では①きそいあうこと。せりあうこと。②一般に、単一の事実ないし要件について、評価または評価の効果が重複すること(法律用語)。商業界「商業用語事典」では「お客の確保を巡って店舗あるいは企業が競い合う状態のこと」。そして「激 […]
㈱ロピアが中部圏に意欲的な新店をオープンさせた。750坪級のモレラ岐阜店である。2022決算では日本小売業ランキング52位に躍進してきた。1年間に400億円を積み上げて、スーパーマーケットでも19位に入り込んできた。その飛躍の原動力は関西圏 […]
We Sell What We Cook, And, We Cook What We Sell. 私たちは調理するものを売る。 そして私たちは売るものを調理する。 あのイータリーの合言葉。 ウェグマンズもホールフーズも、 ヤオコーもライフも […]
2022年2月期売上高2469億円。前年比119.2%。㈱ロピア・ホールディングスである。本誌・特別企画「ポストコロナ決算」の日本小売業ランキングでは昨2021年の60位から、今年は53位に上がってきた。スーパーマーケットの売上高順位では、 […]
5月26日(木)、岐阜県本巣市三橋は早朝から雨模様で、時折激しく降った。㈱中部ロピアが手掛ける1号店「ロピアモレラ岐阜店」オープンの日である。 開業2時間前の8時ごろには、雨はいったん小休止となり、若い顧客が駐車場スペースに設けられた待機ゾ […]
開店前準備 5月26日、オープン2時間前の朝8時、ロピアモレラ岐阜のスタッフ全員と応援スタッフが一堂に会して朝礼。「ロピアで始まる新しい食生活」のポスターがロピアからのメッセージだ。 朝礼が終わると部門ごとに分かれて、それぞれの売場でオ […]
「点から線へ、そして線から面へ」――。 ㈱ロピアホールディングスの出店戦略が、日本列島の大都市圏を視野に入れた面段階に入ってきた。 ららぽーとTOKYO-BAYの爆発 1971年に肉の宝屋藤沢店として神奈川県に創業し、精肉専門店を主力 […]
語る人 林廣美 [日本フードサービス専門学院学院長] 40年間、第一線でスーパーマーケットを指導してきた日本フードサービス専門学院の林廣美学院長が、「惣菜の危機」を訴えている。今、惣菜部門の売上げは増えるばかり。だから惣菜を品揃えに加えない […]
『惣菜の教科書』は1994年5月発刊の㈱商業界食品商業誌の別冊号だった。著者はもちろん林廣美先生。編集長は、不肖結城義晴。全篇、林廣美&結城義晴の文章で綴られている。 林廣美、当時57歳、結城義晴、42歳。 巻頭の辞のタイトルは「惣菜・デリ […]
全体分析編 2021年度決算順位から読み取れるもの 「本決算」は過去1年間の企業活動の結果を示すものである。日本の小売業の決算期は圧倒的に2月と3月が多いが、4月上旬から5月上旬にかけて毎年、その決算結果が一斉に公開される。 本特集はそ […]
2022年2月期3月期決算では、新しい会計基準を採用する企業が増えた。 「収益認識に関する会計基準」である。 2022ランキング表では、16位のバローホールディングス、31位のエイチ・ツー・オーリテイリング、その連結子会社の49位関西フード […]
アメリカの商業センサスでは、「デパートメントストア」の中に、さらに「デパートメントストア(ディスカウントを除く)」と「ディスカウントデパートメントストア」とが分類されている。前者がメイシーズであり、後者がシアーズやJCペニーだった。後者はい […]
2022決算は「スーパーマーケット時代」の到来を明らかにした。つまりコロナ禍によって、スーパーマーケット業態が主役となる時代がやってきたのだ。 日本の小売業の歴史を振り返ると、時代の変遷と主役業態の転換が鮮明である。 明治維新以降、国家の近 […]
「再成長と種まき」――この2つの言葉がコンビニ各社の決算発表のコメントや説明資料に見られた。コロナ禍の2020年、2021年を通じて、加速化したデジタル技術の導入環境が整った。また生活者の購買行動の変化が進んだ。それらが従来型のコンビニの店 […]
ドラッグストア *ツルハホールディングス、コスモス薬品、富士薬品、クリエイトSDホールディングスは2020年度の数値 1位ウエルシアホールディングス㈱が1兆円を達成し、2位㈱ツルハホールディングスも1兆円間近だ。3位は㈱マツモトキヨシホ […]
営業利益(Operating income) 損益計算書(PL)は上から売上高、売上原価、売上総利益(粗利益)、販売費・一般管理費(経費)と並んでいて、その次に営業利益が出てくる。つまり売上高から売上原価を引いたものが売上総利益で、その […]
岩崎高治ライフコーポレーション社長が「スーパーマーケット4.0」を宣言した。セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店である。社内では「YGP」と略称されて、特別のポジショニングを担う。日本の「スーパーマーケット1.0」は1953 年の紀ノ […]
’25ニッポン小売業番付
現場の生産性
It’s Lifestyle SC Age!!
「あうん」の営業企画
本気の52週MD
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