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月刊商人舎 2022年07月

 [特別企画]小売業「複合危機」の「戦略と戦術」 


「志定め、気盛んなれ。」

2022年07月11日

㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 日本の商業は危機に瀕している。 日本社会が危機に瀕しているのだから、商業や小売業、流通業の危機も深刻だ。個別企業を別にして全体で見れば、日本の経済や日本の産業も危機に瀕している。日本の政治は与野党ともに瀕死の状態である。 ヨーロッパは「プーチンの戦争」によってウクライナ危機に見舞われている。その前にユーロ危機や難民問題、それらに連動したイギリスの離脱など、山積する課題によって、EUには危機が訪れていた。世界最大の国、アメリカも危機に瀕している。ドナルド・トランプが大統領に選ばれたこと自体、アメリカの危機を表していたし、さまざまな「分断」はアメリカの根本的な危機を意味している。中国は人類の歴史に逆行している。それが香港や台湾の問題に反映され、閉塞した国内の実態…




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