2025.11.02 (Sun)
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㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 注目の㈱セブン&アイ・ホールディングスとイオン㈱の本決算が発表された。どちらも過去最高を更新し、増収増益ではあるけれど、その戦略の方向性は大きく分岐してきた。「それぞれの道」を歩き始めた。 それは日 […]
イオン㈱は2019年11月、英国のオカドグループ(Ocado Group)傘下のオカドソリューションズ(Ocado Solutions)と国内における独占パートナーシップ契約を締結した。同年12月にはイオンネクスト準備㈱を設立する。コロナパ […]
誉田CFCはスーパーマーケット50店舗分の供給能力 結城 国内だけでなく、海外での知見が活かされていく。日本では「Green Beans」というブランドにしましたが、海外の各社はどうなのでしょう。 野澤 クローガーはクローガーのままです […]
顧客価値とイオンの次の姿 野澤 Green Beansのタグラインは「買い物を変える。毎日を変える。」です。これは、時間の豊かさを提供する会社でありたいと思っているからです。日々のルーチン的な買物は負担なので、できるだけ短時間で済むよう […]
㈱ライフコーポレーション(東京本社:東京都台東区、大阪本社:大阪市淀川区、岩崎高治社長)の300号店は初のららぽーとへの出店というエポック店舗となった。「スーパーマーケット4.0」を標榜した恵比寿ガーデンプレイス店のオープンからほぼ1年。ラ […]
コングロマーチャント(Conglo Merchant) コングロマリット(Conglomerate)とマーチャント(Merchant) を合わせた商人舎の造語。 チェーンストアのための必須単語1001では「コングロマリット」を「複数の産 […]
日本小売産業第1位のセブン&アイ・ホールディングスがアクティビストに翻弄されている。焦点は総合スーパー「イトーヨーカ堂」をスピンオフするか否か、あるいはどう変えるかにある。それは日本の「総合小売業態の終焉」を意味するのかもしれない。コングロ […]
「お客様は買ってくださらないもの。お取引先様は売ってくださらないもの。銀行はお金を貸してくださらないもの」 否定的な文言が三つ並ぶ。象徴的な言葉だ。しかしこの心構えをもって商売に勤しむかぎり、怖いものはない。媚びる必要もない。ただひたすら誰 […]
セブン&アイ・ホールディングスが揺れに揺れている。焦点は総合スーパー「イトーヨーカ堂」をどうするかである。セルフサービス・ディスカウント・デパートメントストア(SSDDS)として登場し、ゼネラルマーチャンダイズストア(GMS)と呼ばれたり、 […]
2023年3月9日15時、「中期経営計画のアップデートならびにグループ戦略再評価の結果に関するお知らせ」がセブン&アイ・ホールディングスの公式サイトで開示され、その1時間後の16時、アナリストとジャーナリストに向けた「グループ戦略に […]
セブン&アイHD社長井阪隆一の「気づきと勇気」 新たに社外取締役が加わった。5名が外国籍だ。アンコンシャスバイアス(無意識の思い込み・偏見)なく、まっさらの前提条件で議論をスタートした。社外取締役からの質問や意見に対して一つ一つ答え […]
椎名誠は「痴呆百貨店」と言った。『ストアーズ・レポート』編集長のときのデパートメントストアへの、厳しいけれど愛のある表現だ。差別的なニュアンスを含んで、あまり好ましい言葉ではないが、実に的を射ていた。 一方、故人となった緒方知行は「曖昧総合 […]
㈱スペシャリティ研究所所長 石原靖曠 開口一番、石原靖曠氏は「私自身、イトーヨーカ堂やセブン&アイ・ホールディングスについて特別な関係も情報もないし、この間のいきさつも詳しくは知りません」と言った。そのうえで、「商業の出発からたどってきた歴 […]
㈱島田研究室 島田陽介 ㈱セブン&アイ・ホールディングスで起きていることは、主力を、いわゆるコンビニのセブン-イレブンとスーパーマーケット事業に集中し、ビッグストア(総合スーパー)とデパートとその他の流通業を順次閉店・売却してい […]
2022年7月に幕張店は衣料・住居を1階フロアに集約し、食品売場に隣接させる大改装を行った。 ㈱REA取締役会長 鈴木哲男 私はかつて、イトーヨーカ堂に19年在籍していた。仕事だけではなく人生においても多くのことを学び、本当に感謝している。 […]
3・16 歴史的4社会見の一部始終 「持続可能な食品物流構築に向けた仕組みに関する記者発表会」 長いタイトルの記者会見が3月16日、帝国ホテルで行われた。首都圏を代表するスーパーマーケット4社のトップが一堂に会した。岩崎高治㈱ライフコーポ […]
4社が取り組む4つの取り組みについて、その背景と進め方について、ヤオコーロジスティクス推進部の神戸達也部長から資料を使って説明が行われた。 取り組みのきっかけは3つあります。第1に物流の現状、第2にトラックドライバーの不足、第3にEC市場拡 […]
第3部 行政・製配の評価 中野剛志 経済産業省商務・サービスグループ 消費・流通政策課長兼物流企画室長 「流通業の歴史となる先駆的な取り組み」 4社の取り組みのポイントは3つあります。一つ目は、今回の取り組みは流通業の30年前くらいにで […]
日本スーパーマーケット協会ではメディア向けの発表を想定しながら、関係省庁と情報交換をして進めてきました。4社のトップによる会見が実現したのは、発信力の点で効果的でした。 物流問題についてはドライバー不足が浮上した2021年頃から協会として危 […]
いい顔ぶれだ。みんないい顔をしている。2023年3月16日。 岩崎高治さん、川野澄人さん、本間正治さん、服部哲也さん。 岩崎さんは㈱ライフコーポレーション社長、1966年3月27日生まれ、57歳。 川野さんは㈱ヤオコー社長、1975年10月 […]
本誌編集長 山本恭広 サミット㈱の店舗開発はもともと変則的である。中興の祖とも言える荒井伸也元社長・会長の時代から、店づくりにおける標準化を優先するよりも、スーパーマーケットの適正規模やバックヤード機能などが十全に満たされるならば形にはこだ […]
2月15日(水)、東京都渋谷区に「サミットストア代官山鉢山町店」が開店した。 「渋谷区で笹塚店、渋谷本町店に次いで3店舗目となる店だが、他の2店とは周囲の環境がかなり違う。おしゃれな店やカフェ、大使館も多く、特徴ある街。所得の高い人が住んで […]
サミットストア川口青木店(埼玉県川口市)は3月1日(水)に改装オープンした。改装前の年商17億円に対して、前年比135%の23億円を目指す挑戦的な店舗だ。 その原動力となるのはサミットが進める「大総菜プロジェクト」を進化させた取り組みだ。 […]
サプライチェーン 小売・流通用語集では「企業が取引先との資材調達や受発注、物流、在庫管理などを、ITを活用して一括管理する経営手法」としてSCM(サプライチェーンマネジメント)という言葉で説明する。 さらに「先々の需要を高い精度で予測し […]
きっちり3年ぶりのアメリカ。サンフランシスコとシリコンバレー、そしてベイエリア。米国人の消費生活はCOVID-19パンデミックによって大変化を遂げていた。それに寄り添うように小売業も大きく変わった。リテールDXは進捗していた。超巨大チェーン […]
変わるには準備がいる。 変わるにはきっかけがいる。 変わるには決断がいる。 ウォルマートは2018年に社名を変えた。 Wal-Mart StoresからWalmartへ。 「ストア」を削り取った。 そしてCOVID-19パンデミック。 ウォ […]
第一次世界大戦が終わった1918年。アメリカ合衆国はグレートブリテンおよび北アイルランド連合王国を抜いて、世界一の経済大国になった。それから105年、彼の国は群を抜いた世界最大の経済大国であり、消費大国である。世界最大の軍事大国でもあるし、 […]
3年ぶりのアメリカ合衆国。サンフランシスコ。訪れた店舗でシャッターを切りまくった。その特選写真集。百聞は一見に如かず——お楽しみください。 Walmart オムニチャネル・リテーラーを宣言する Target アパレル&EC強化で好調を持続 […]
ウォルマートはCOVID-19パンデミックで蛻変を成し遂げた。旧い皮を脱ぎ捨てて、新しい皮の全容を現した。 2022年度最新業績は、売上高とサムズクラブの会員費収入を合わせた営業収益が6113億ドル(79兆4690億円*1ドル130円換算、 […]
ターゲットは、店が格段に磨かれた。21年度の総収益は前年比2.9%増の1091億ドル(14兆1830億円)。2019 年比較では300億ドル以上の増収だ。既存店売上高が絶好調で2021年が12.7%増、22年はさらに2.2%増とした。 この […]
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’25アメリカの歩き方
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