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月刊商人舎 2022年12月

 特集 


オーケーとロピア

「安売り原点説」を凌駕した“正統派”食品小売業の比較研究

2022年12月09日

どちらも非上場企業である。どちらも神奈川県に本拠を置く。しかし、どちらも最注目のスーパーマーケットチェーンである。オーケー株式会社と株式会社ロピア。2022年3月期決算で、営業収益5251億円のオーケー。日本小売業ランキング31位、スーパーマーケット順位は7位。年商2469億円で小売業53位、スーパーマーケット19位のロピア。前年対比の成長率はオーケー3.2%、ロピア19.4%。店舗数はオーケーが首都圏の東京・神奈川・埼玉・千葉に134店舗、ロピアは首都圏の神奈川・東京・千葉・埼玉・茨城と関西圏の大阪・兵庫・奈良・京都、さらに中京圏の岐阜に71店舗。オーケーは「高品質・Everyday Low Price」を掲げ、ロピアは「ロープライス・ユートピア」を標榜する。しかしどちらも実は巷間に言われるところの「ディスカウントストア」ではない。どち…




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