2024.11.23 (Sat)
知識商人のためのウェブ・メディア
㈱スペシャリティ研究所所長 石原靖曠 開口一番、石原靖曠氏は「私自身、イトーヨーカ堂やセブン&アイ・ホールディングスについて特別な関係も情報もないし、この間のいきさつも詳しくは知りません」と言った。そのうえで、「商業の出発からたどってきた歴 […]
㈱島田研究室 島田陽介 ㈱セブン&アイ・ホールディングスで起きていることは、主力を、いわゆるコンビニのセブン-イレブンとスーパーマーケット事業に集中し、ビッグストア(総合スーパー)とデパートとその他の流通業を順次閉店・売却してい […]
2022年7月に幕張店は衣料・住居を1階フロアに集約し、食品売場に隣接させる大改装を行った。 ㈱REA取締役会長 鈴木哲男 私はかつて、イトーヨーカ堂に19年在籍していた。仕事だけではなく人生においても多くのことを学び、本当に感謝している。 […]
3・16 歴史的4社会見の一部始終 「持続可能な食品物流構築に向けた仕組みに関する記者発表会」 長いタイトルの記者会見が3月16日、帝国ホテルで行われた。首都圏を代表するスーパーマーケット4社のトップが一堂に会した。岩崎高治㈱ライフコーポ […]
4社が取り組む4つの取り組みについて、その背景と進め方について、ヤオコーロジスティクス推進部の神戸達也部長から資料を使って説明が行われた。 取り組みのきっかけは3つあります。第1に物流の現状、第2にトラックドライバーの不足、第3にEC市場拡 […]
第3部 行政・製配の評価 中野剛志 経済産業省商務・サービスグループ 消費・流通政策課長兼物流企画室長 「流通業の歴史となる先駆的な取り組み」 4社の取り組みのポイントは3つあります。一つ目は、今回の取り組みは流通業の30年前くらいにで […]
日本スーパーマーケット協会ではメディア向けの発表を想定しながら、関係省庁と情報交換をして進めてきました。4社のトップによる会見が実現したのは、発信力の点で効果的でした。 物流問題についてはドライバー不足が浮上した2021年頃から協会として危 […]
いい顔ぶれだ。みんないい顔をしている。2023年3月16日。 岩崎高治さん、川野澄人さん、本間正治さん、服部哲也さん。 岩崎さんは㈱ライフコーポレーション社長、1966年3月27日生まれ、57歳。 川野さんは㈱ヤオコー社長、1975年10月 […]
本誌編集長 山本恭広 サミット㈱の店舗開発はもともと変則的である。中興の祖とも言える荒井伸也元社長・会長の時代から、店づくりにおける標準化を優先するよりも、スーパーマーケットの適正規模やバックヤード機能などが十全に満たされるならば形にはこだ […]
2月15日(水)、東京都渋谷区に「サミットストア代官山鉢山町店」が開店した。 「渋谷区で笹塚店、渋谷本町店に次いで3店舗目となる店だが、他の2店とは周囲の環境がかなり違う。おしゃれな店やカフェ、大使館も多く、特徴ある街。所得の高い人が住んで […]
サミットストア川口青木店(埼玉県川口市)は3月1日(水)に改装オープンした。改装前の年商17億円に対して、前年比135%の23億円を目指す挑戦的な店舗だ。 その原動力となるのはサミットが進める「大総菜プロジェクト」を進化させた取り組みだ。 […]
サプライチェーン 小売・流通用語集では「企業が取引先との資材調達や受発注、物流、在庫管理などを、ITを活用して一括管理する経営手法」としてSCM(サプライチェーンマネジメント)という言葉で説明する。 さらに「先々の需要を高い精度で予測し […]
きっちり3年ぶりのアメリカ。サンフランシスコとシリコンバレー、そしてベイエリア。米国人の消費生活はCOVID-19パンデミックによって大変化を遂げていた。それに寄り添うように小売業も大きく変わった。リテールDXは進捗していた。超巨大チェーン […]
変わるには準備がいる。 変わるにはきっかけがいる。 変わるには決断がいる。 ウォルマートは2018年に社名を変えた。 Wal-Mart StoresからWalmartへ。 「ストア」を削り取った。 そしてCOVID-19パンデミック。 ウォ […]
第一次世界大戦が終わった1918年。アメリカ合衆国はグレートブリテンおよび北アイルランド連合王国を抜いて、世界一の経済大国になった。それから105年、彼の国は群を抜いた世界最大の経済大国であり、消費大国である。世界最大の軍事大国でもあるし、 […]
3年ぶりのアメリカ合衆国。サンフランシスコ。訪れた店舗でシャッターを切りまくった。その特選写真集。百聞は一見に如かず——お楽しみください。 Walmart オムニチャネル・リテーラーを宣言する Target アパレル&EC強化で好調を持続 […]
ウォルマートはCOVID-19パンデミックで蛻変を成し遂げた。旧い皮を脱ぎ捨てて、新しい皮の全容を現した。 2022年度最新業績は、売上高とサムズクラブの会員費収入を合わせた営業収益が6113億ドル(79兆4690億円*1ドル130円換算、 […]
ターゲットは、店が格段に磨かれた。21年度の総収益は前年比2.9%増の1091億ドル(14兆1830億円)。2019 年比較では300億ドル以上の増収だ。既存店売上高が絶好調で2021年が12.7%増、22年はさらに2.2%増とした。 この […]
ホールセールクラブのコストコにもパンデミックは影響を与えた。倉庫店やビジネスセンターの開設はスローダウンしたが、3年間で売上げと利益は伸び続けた。そしてデジタル化が進んだ。アプリではデジタル会員証、モバイル決済、オンライン購入、ウーバーによ […]
アマゾンにブレーキがかかった。米国パンデミックが終息を見せた2022年12月期のことだ。この3年間は31%増、38%増、22%増だったが最新決算は9.4%増。それでも5140億ドル(66兆8200億円)。ウォルマートと1000億ドルの差に迫 […]
セーフウェイは1980年時点で全米トップのスーパーマーケットチェーンだった。つまり老舗だ。その後ずっと第2位につけていたが、2015年1月に投資会社サーベラスによって、3位のアルバートソンと合併させられた。そして新生アルバートソンはクローガ […]
1980年に創業されたホールフーズ・マーケット。以来、奇跡的な成長を遂げた。 ホールフーズはまず有機食品、自然食品の販売形式をスーパーマーケット・システムに乗せた。これが爆発的に支持された。売上げはうなぎのぼり。次々に店をつくり、同時に全米 […]
一番人気のトレーダー・ジョー。アメリカ人も日本人もヨーロッパ人も、この店を嫌いな人はいない。米国43州とワシントンDCに560店舗を展開する。どの地域のどんな立地の店も例外なく大繁盛店。これは他にはコストコくらいしかない。「良いものが安い」 […]
「米国オーガニック御三家」と呼ばれたら、スプラウツ・ファーマーズマーケットは格が上がるだろうか。 ホールフーズマーケットとトレーダー・ジョーはオーガニック&ナチュラルスーパーマーケットとして圧倒的な個性と人気とスケールを誇るチェーンストアだ […]
スーパーマーケット業態の中にスーパーウェアハウスストアというフォーマットがある。倉庫型ディスカウントスーパーマーケットである。クローガーのフードフォーレスとともに、その代表企業がウィンコフーズだ。ウィンコはその専業チェーンである。 1967 […]
間違いなく世界最大で世界最高の青果部門を誇るバークレーボウル。超大型の八百屋に便利な精肉、シーフード、惣菜や乳製品、グロサリー、酒を加えたスーパーマーケット。マーケットニッチャーの説明に、これほど適した小売業はない。 その創設者のグレン・ヤ […]
アメリカの国民食とも言われるハンバーガー。牛肉のパティをバンズで挟んだハンバーガーは、1940年にマクドナルド兄弟がカリフォルニア州サンバーナーディーノでマクドナルド1号店をオープンさせたときにこの世に登場した。これが大人気となり、チェーン […]
カリフォルニア州都サクラメント市デイビスを本拠地とするナゲット・マーケット。現在「フォークリフト」というバナーの倉庫型スーパーマーケット1店舗を含む16店舗を展開する。驚くべきことに、全米の名だたる企業を押しのけて17年連続でFORTUNE […]
「バラエティストア」と呼ぶ。「ダラーストア」とは言わない。なぜなら由来は1879年創業のフランク・ウールワースによる「The Great Five Cent Store」だからである。これはシンプルなワンコインストアであった。5セントの商品 […]
ホームファッションストアのベッド・バス&ビヨンドが企業存続の危機に瀕している。 2009年にライバルのリネン&シングスが倒産して、ホーム・ファッションの業態では独走の状態が続いていたが、パンデミック以前からウォルマートやターゲットの […]
会社は誰のためにあるのか?
’24OSD(Outstanding Store Development)
’24アメリカの歩き方
’24商売のヒント
惣菜センター革新
’23年度「絶好調」の総括