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月刊商人舎 2023年09月

日本「ワンプライスショップ」1兆円産業の現在地と転機

2023年09月11日

本誌編集長 山本恭広 2023年度1兆円———。 帝国データバンク調査による「100円ショップ市場」の推計値だ。 2022年度は約9000店、9969億円だった。大創産業、セリア、キャンドゥ、ワッツのワンプライスショップ4社の各事業年度末の店舗数と売上高から算出された数値である。2023年度の各社の出店計画数および売上げ見込みから、1兆円の大台突破が見込まれている。 調査開始の2010年以降、100円ショップは店舗数、売上げともに伸び続けている。直近の伸びは、円安や原材料価格の高騰による食品、日用品の値上げラッシュによって、消費者の節約志向に結びついたことが要因だ。「風が吹けば桶屋が儲かる」式の成長か。 また、アウトドアブームにより、小型テント、アウトドアチェアなどのキャンプ用品やDIY用品などが売上げを伸ばした。これらの品揃え…




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