2025.07.03 (Thu)
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「Web 2.0」が始まりだった。 普及初期のWebにはなかった、 新しい技術や仕組み、発想。 新しい世界へのバージョンアップ。 それを「2.0」と表現した。 「2」という整数ではなく、 「小数点0」をつけた「2.0」の表現が、 新世界の発 […]
10年ぶりに日本小売産業の首位が逆転した。㈱セブン&アイ・ホールディングスがイオン㈱を営業収益において抜き返したのである。両社はこれからの数年、あるいは10年、抜きつ抜かれつのデッドヒートを展開することになる。どちらがマーケットリーダーなの […]
第3部 セブンvsイオン異業態比較 セブン&アイとイオンは本誌が「コングロマーチャント」と呼ぶ複合小売業だが、その事業セグメントは異なる業態が多い。セブン&アイはコンビニに強みをもつし、百貨店事業も展開する。イオンはショッピングセンタ […]
㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 昭和47年の1972年。王者三越の売上高を新興のダイエーが追い抜いた。旧態依然の小売業界では、衝撃的な事件だった。ダイエーの中心業態はSSDDS(セルフサービスディスカウントデパートメントストア)と称する総 […]
㈱ライフコーポレーションが、日本のスーパーマーケット産業の歴史に残る新店舗を開発した。セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店である。社内では「YGP」と略称されて、特別の意味づけがなされる。岩崎高治社長は自らこの店を「スーパーマーケット […]
4月15日(金)10時、小雨降るあいにくの天気のなか、恵比寿ガーデンプレイスのセンタープラザ地下2階の「フーディーズガーデン」がオープンした。同施設は今秋、さらに刷新されるが、それに先行して開業した。このフーディーズの核店舗として㈱ライフコ […]
㈱ライフコーポレーションは、4月15日オープンのセントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店(YGP)に続いて、4月28日、東京都江東区に新たに開設された大型商業施設「KAMEIDO CLOCK(カメイドクロック)」の地下1階に出店した。 カ […]
㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 ㈱ライフコーポレーションの「BIO-RAL」(ビオラル)が軌道に乗っている。これは驚くべきことであるし、勇気ある決断である。 私は20世紀の終盤からずっと、アメリカのオーガニック・スーパーマーケットを取材し […]
㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 アルビン・トフラーの『第三の波』は1980年に書かれた。人類が経験してきた第一の波は農業革命で、第二は産業革命、つまり工業革命、そして第三は情報革命であると整理された。そしてこの予言は見事に当たった。 ただ […]
日本小売業界初の「価格凍結宣言」は1980年。中内㓛ダイエーによる宣言だった。それをイオンが受け継いで、何回も何回も「価格凍結」を実施してきた。西友はウォルマート流の「プライスロック」ポリシーを貫く。世は製造業ブランドの値上げオンパレード。 […]
争うこと。 競うこと。 闘うこと。 生死を分けること。 コロナパンデミックが往って、 ポストコロナの時代がやってくる。 競争のあり様は変わる。 強い者同士のより厳しい競争となる。 カットスロートコンペティションは、 喉を掻き切る競争 […]
聞き手 ㈱商人舎社長 結城義晴 結城 ロシアによるウクライナ侵攻など経営環境に新たな不安定要素が出てきましたが、2020年からの2年以上にわたるコロナ禍は食品産業とスーパーマーケットに大きな影響をもたらしました。 川野 結城さんが著書『コロ […]
㈱商人舎社長 結城義晴 日本の小売業界で、最初に「価格凍結宣言」が発せられたのは1980年だ。読売新聞の一面広告を使って「ダイエーは今後6ヵ月間、ノーブランド商品35品目を値上げしません」との主張が展開された。 紙面の中央に大きく真っ赤に塗 […]
聞き手 ㈱商人舎社長 結城義晴 結城 イオンはトップバリュの食品について昨年の9月に12月31日(金)まで据え置き、値上げしない「いまこそ!年内価格凍結宣言!」を発しましたが、さらに日用消耗品を加えて3月末まで、6月末までと2回延長して価格 […]
㈱島田研究室 島田陽介 生活に重要なのはNBではなくSB これから原材料、エネルギーを中心にしたコストの上昇があり、その結果の「値上げ」があり、戦争の惨禍は甚だしく、コロナ禍は政府の愚策と相まって終息は遅れ、事実上のインフレが起き、不況 […]
製造業は「つくる」のが仕事で、小売業は「売る」のが役目だ。これが産業としての基本構図である。しかし欧米のチェーンストアが19世紀の終盤から、小売業のブランドを開発し、販売し始めた。世界の第一号はアメリカのスーパーマーケット「A&P」 […]
昭島モデルは完成に近づいた!! COVID-19 パンデミックの最中に、㈱ヤオコーが始めた新しいこと――それはディスカウント・スーパーマーケットである。そのために昨2021年3月1日、ヤオコー100%出資子会社の㈱フーコットが設立された。ラ […]
2022年3月15日オープンのフーコット昭島店。 ㈱REA会長 鈴木哲男 ストアコンパリゾンの目的 3月31日(木)、満開の桜を横目に、①ヤオコー八王子並木町店(東京都八王子市)→②フーコット昭島店(+エコス、ザ・ビッグ、東京都昭島市) […]
良い店とは「売れて利益の上がる店」のことである。鈴木哲男氏の絶対的な持論であり、結城義晴もそれに絶対的に賛同するものである。 この論に従うと、良い店舗改装とは「さらに売れて利益の上がる店舗改装」ということになる。 ただしここで、重要なロジッ […]
3月1日(火)、㈱関西スーパーマーケットがおひざ元の兵庫県伊丹市にある「関西スーパー鴻池店」を改装オープンさせた。鴻池店は今から53年前、1968年12月に開店した。同社にとっては4号店だった。 この4号店は一つの目標をもった実験店だった。 […]
㈱商人舎ゼネラルマネジャー 亀谷しづえ マックスバリュ関東㈱が神奈川県川崎市にある「マックスバリュ津田山店」を大規模改装して、3月2日(水)にオープンさせた。津田山店は2003年10月に開業してから18年が経過する。 「老朽化していた店を買 […]
価格(プライス、price) 広辞苑によると「物のねうちを金額であらわしたもの」「ねだん」とあるが、有形財の商品やモノだけではなく、無形財のサービスやコトにも価格がある。だから現在は「店や企業が提供する財の値打ちを金額で表したもの」という定 […]
COVID-19パンデミックのキャズム(断絶)を経て、日本の小売業の販促は明らかに変わった。チラシ広告とポイント付与による低価格合戦は、決定的な変容を迫られた。定番商品が売れ、エブリデーロープライス戦略を採用する企業が増えた。さらに販促の世 […]
佐賀鍋島藩の「葉隠」は、 「死ぬことと見つけたり」と説く。 藩内の武士に常住坐臥(じょうじゅうざが)、 死と隣り合わせに生きることを教えた。 ウクライナの男たちはいま、 葉隠の境地にあると思う。 その葉隠伝承者の山本常朝は言う。 「我も人、 […]
月刊商人舎 2015年10月号で、「結城義晴のチラシ広告進化論」を書いた。問題意識は「チラシ、効かないのか⁈」だった。 それから6年半――。この間、2019年10月には消費税が増税されて景気は落ち込み、さらに2020年から新型コロナウイルス […]
2022年2月28日。チェーンストアのマーケティングサポートを専門としているブルーチップ㈱、㈱クレオ、㈱ロコガイドの代表に参集してもらって、コロナ下の販促に関する座談会を開催した。ブルーチップからは中野茂常務、クレオからはマーケティング戦略 […]
㈱REA取締役会長 鈴木哲男 コロナ禍に対応したプロモーション?! 朝のテレビ番組、TBSの「ザ・タイム」の中に「SNSトレンドワード」のコーナーがある。最近はアナログ世代の私でも、テレビでデジタル世代(多くはミレニアル世代やZ世代)が発信 […]
㈱島田研究室 島田陽介 販促は技術ではなく戦略的問題である 「販促」の目的は、「売ること、あるいは売れること」である。だとすれば「販促」の実現に最も必要なのは「販促策」ではない。 それは歴史的にもすでに明らかである。かつて越後屋・三井高利は […]
島田陽介氏の言説は衝撃的だ。 「販促」の目的を「売ること、あるいは売れること」とするならば、「『販促』の実現にもっとも必要なのは『販促策』ではない」。 では何が必要なのか。本質的思考である。「いま採るべき戦略は、その本質が消耗戦である『販促 […]
販促 広辞苑に「販促」という言葉は載っていない。「販売促進」も掲載されていない。「販促」は消費産業の業界用語、あるいは符丁のような言葉で、「販売促進」の「販売」も「促進」も当たり前の意味しかもたない言葉だからである。流通業界のほとんどの […]
’25ニッポン小売業番付
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