2025.11.07 (Fri)
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帝国データバンクが毎月発表している「食品主要195社」価格改定動向調査の2025年8月の動向を見ると、飲食料品の値上げは1カ月合計で1010品目となった。 また、2025年通年では11月分までが公表されていて、すでに累計1万9416品目に上 […]
「インストアマーチャンダイジング」の技術特集をお届けしよう。今や、こんな特集を組む専門誌も皆無。それでも「技術」の追究は正しい、美しい、ストイックだ。「In-Store」は「店内の」、「Merchandising」は商品の企画段階から顧客に […]
結城義晴の述懐[用語と定義] 私が初めて「インストアマーチャンダイジング」という言葉を知ったのは、1977年に㈱商業界に入社したばかりのころのことだ。 そのころ一世を風靡していたのが、販売革新別冊『インストアマーチャンダイジングのすべて […]
㈱島田研究室 島田陽介 チェーンストアの世界で、主通路、磁石、ワンウェイ・コントロールなどといったコトバで「売場づくり」が行われたのは、半世紀以上前からである。私自身、約60年前の30代の頃、商業専門誌「商業界」主催の「スーパーマーケット学 […]
㈱REA取締役会長 鈴木哲男 1.小売業の存在価値とは何か 小売業の役割の一つはメーカーの製品、産地の産品の売れる理由を探し、それらを商品に変えて、売って、売り切ることにある。 売れる理由は、生活行事、イベント、記念日、節気、旬(新商品) […]
サミットリテイリングセンター代表 新谷千里 「今のお客は、チラシも見ない。買うものは決めている」 そう嘆く現場の声を、私たちは何度耳にしただろうか。 しかし、同じ状況下で「買上点数が増えている」「ついで買いが伸びている」という売場も確かに存 […]
㈱BSK代表 鎌田真司 これまで、日本のスーパーマーケットのインストアマーチャンダイジング(MD)は、男性が中心となって行われてきました。しかし、コロナ禍以降、社内の女性社員や女性パートさんの提案を活かしたインストアMDを行い、それが当たっ […]
㈱OICグループのロピア、㈱バローのスーパーマーケットバロー、そして㈱マミーマートの「生鮮市場TOP!」。 一言で言えば「広域商圏化」を実現させようという試みである。 従来、スーパーマーケットは、適正規模の店舗の絨毯爆撃的出店によって小商圏 […]
7月25日(金)、京都府八幡市に「スーパーマーケットバロー八幡一ノ坪店」がオープンした。ホームセンターのコーナン八幡一ノ坪店内への出店で、京都府では4店舗目となる。 関西圏における㈱バローは2023年3月期79店舗・279億円から2025年 […]
本誌編集長 山本恭広 ㈱マミーマートの「生鮮市場TOP!」が絶好調だ。「生鮮市場TOP!」は、「行くのが楽しくなる食の専門店」「他にない買物体験」をコンセプトとして開発された同社の新フォーマットである。 岩崎裕文社長は、複数メディアのインタ […]
㈱商人舎ゼネラルマネジャー 亀谷しづえ ㈱ロピアの怒涛の出店――勢いが止まらない。全国エリアへの進出で商勢圏を増やし、それらの新商勢圏でも怒涛の出店を続ける。 このところ東北や北海道のイトーヨーカ堂譲受物件ばかりが話題に上った。しかし関西で […]
「商圏」とは、来店してくれる顧客の居住範囲のことだ。人口や世帯数で表される。業態やフォーマットはあらかじめ自分の商圏を設定して出店し、営業する。スーパーマーケット業態の商圏、コンビニやドラッグストアの商圏、総合スーパーの商圏、百貨店の商圏。 […]
チェーンストア業界に「居抜き出店」が目立つ。ニッポン小売業番付第4位の㈱パンパシフィック・インターナショナル・ホールディングス(PPIH)のドン・キホーテ、西友を買収して1兆3000億円規模の番付第7位に躍進する㈱トライアル・ホールディング […]
景気が悪くなると、皆が倹約する。 しかしその結果として需要が減る。 そしてさらに景気が悪化する。 「倹約のパラドックス」である。 落書き禁止の壁に、 「落書きするべからず」と書く。 それは許されるのか。 「落書きのパラドックス」と呼ぶ。 正 […]
一般社団法人日本スーパーマーケット協会主催のパネルディスカッションが6月27日に開催された。パネラーは協会会長の岩崎高治㈱ライフコーポレーション社長、副会長の服部哲也サミット㈱社長と川野澄人㈱ヤオコー社長、理事の原和彦アクシアルリテイリング […]
第2部 業界課題への対応 セルフレジ化で問われるリスク対策 (岩崎会長) 今年度、「デジタル活用の研究検討を協会としてやっていこう」と呼びかけています。一般的にスーパーマーケットの店舗に割かれる労働時間の20%程度がレジに費やさ […]
㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 チェーンストアとは本来、店舗を増やすことを前提としたビジネスモデルである。その成長性と企業価値は、端的に店舗数によって評価される。 もちろん店が増えて、人財が増えたら、その人財の質と量によって企業の価値は高 […]
サミットリテイリングセンター代表 新谷千里 居抜き物件の獲得と出店は、投資効率の高い店舗を実現できる数少ないチャンスであることは間違いない。新規出店は、建築投資コストが高騰していて難しい。さらに候補物件自体が少なくなっている。この現状を考え […]
ブルーチップ総合研究所所長 狩野敦 ブルーチップ総合研究所は1966年に創設され、商圏調査をはじめ消費者調査、出店調査を行ってきた。スーパーマーケットの出店調査では商圏や立地条件、競合店の状況から出店後の検証までを一貫して行う。同研究所の狩 […]
㈱パン・パシフィック・ホールディングス(PPIH)の勢いが止まらない。2025年6月期業績は見込みで連結売上高2兆2200億円(前年比6.0%増)、営業利益1550億円(同10.6%増)、経常利益1508億円(同1.4%増)。36期連続の増 […]
6月27日(金)、西友常盤平店の2階にドン・キホーテ常盤平店がオープンした。ドン・キホーテはDSとして、非食品中心に最新MDを展開してフロアを再び元気にする。 店舗中央のエスカレーターで2階に上がると、正面壁面にはオリジナル商品の松戸ご当地 […]
㈱ロピアを運営する㈱OICグループの成長ぶりが凄まじい。2025年2月期決算で年商5213億円を稼いで、本誌6月号の「‘25年ニッポン小売業番付」で41位から33位に浮上した。スーパーマーケット・ランキングでも6位に躍り出た。営業収益伸び率 […]
イオンリテール㈱は6月26日(木)、東京都足立区に「イオンスタイル竹の塚」をオープンした。場所はイトーヨーカドー竹の塚店の跡地である。イトーヨーカドーが撤退して、イオンリテールが進出する。そんな時代なのだ。ただしこの物件の主体者は㈱ヤマダデ […]
サミット㈱は6月24日(火)、東京都足立区に「サミットストア ららテラス北綾瀬店」をオープンした。売場面積652坪。初年度年商目標は39億1000万円。今年度唯一の新規出店となる同店には、サミットが進めるブランディングとマーチャンダイジング […]
本誌2月号で2025年上半期[3月~8月]の52週MDのコンセプトと重点販促テーマを提案した。本号は下半期[2025年9月~2026年2月]である。 52週MDは「重点商品」を中心に、商品部の「商品計画」と店舗運営部の「販売計画」、そして営 […]
居抜き出店 『チェーンストアのための必須単語』、『小売・流通用語集』、『商業用語事典』に「居抜き出店」の解説はない。つまり新しい用語だ。 広辞苑では「居抜き」をこう説明する。「住宅や店舗を、家具や商品・設備をつけたまま、売りまたは貸すこ […]
2024年度の年間売上高ランキング。年商1000億円以上の小売企業107社。本誌の調査と集計によって公開する「ニッポン小売業番付」。さまざまなメディアに先駆けて、トップを切ってお披露目しよう。躍進するチェーン。低迷する企業。モノ言う株主に翻 […]
はじめに、 目標をもったか。 もたなかったか。 それによって、 プロセスはまったく違ってくる。 そして成果は大きく変わる。 決意がいる。 心構えがいる。 準備がいる。 目標を強くもてば、 長続きする。 けっしてあきらめない。 失敗を恐れない […]
本誌調査集計で公開する「ニッポン小売業番付」は、2024年度の営業収益ランキングだ。躍進する企業。低迷する企業。モノ言う株主に翻弄される企業。それらをスケール順に並べる。 江戸時代に日本には「見立て番付」があった。いわゆる「何でもランキング […]
1位 セブン&アイ・ホールディングス 日本小売業トップ企業でありながら、揉めに揉め、揺れに揺れている。 セブン&アイ・ホールディングスの営業収益は11兆9728億円、前年比4.4%増。営業利益4210億円、21.2%減。経常利益3746 […]
自前のRETAIL-DX
’25アメリカの歩き方
In-Store MDへようこそ!
「居抜き」の是非
’25ニッポン小売業番付
現場の生産性