2024.11.26 (Tue)
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「カ・カタ・カタチ」論。建築家・菊竹清訓の持論。IE*の巨人・城功の考え方。「カ」は最も根源的なもの。経営理念や社会的使命、わが社のビジョンやコンセプト。「カタ」は「カ」を実現する手段・方法。たとえばわが社らしい技術、仕組み、特有の組織とヒ […]
2003年、ヤオコー川越南古谷店が誕生した。当時、ヤオコーが掲げるミールソリューションを体現させた店舗として話題を呼び、多くの食品産業関係者が川越南古谷店を訪れ、衝撃を受けつつ、学んだ。あれから14年。2017年3月30日、同店は大規模改 […]
日本チェーンストア産業の歴史の中で、「総合スーパーを代表する店舗」といえば、間違いなく碑文谷ダイエーの名が浮かんでくる。1975年(昭和50年)4月1日に「碑文谷ショッパーズプラザ」として誕生したこの店は、地下に駐車場、売場は1階から7階 […]
関西スーパー中央店の売場レイアウト図。カラフルでかわいらしい。青果売場は従来のフルーツではなくトマトコーナーからスタート。バラ売りやパック詰め、バイキングまで多彩な売体を年間通して展開する。品目数は30SKUを超える。エントランスを入って右 […]
2016年6月30日にオープンしたMEGAドン・キホーテ大森山王店。もともとは大森地場の百貨店として、熱烈な支持を獲得していた「ダイシン百貨店」を「MEGAドン・キホーテ」フォーマットにリニューアルした店だ。50年以上にわたって、まさに地場 […]
<㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴>日本の大規模小売業の出店数は、最新の2016年度(2016年4月~2017年3月)で544件である。大規模小売店舗立地法に伴う新設届出申請数が経済産業省によって発表されているが、この数値は、年々、減ってい […]
今回の改装は「老朽化改装+(惣菜)政策的改装」であろう。2003年開店時のレイアウトと比較して、大きな違いといえば、①惣菜が拡大し、②精肉が鮮魚側へ横にずれ、③和日配と洋日配が一緒になったくらいである。内装デザインがグレー調のモダンなイメー […]
イオンスタイル碑文谷(以下碑文谷店)の今回の改装は「政策的改装」であろう。老朽化→競合→政策的改装の3段階の中で、最も大掛かりであり、新店並みと言って良い。データを持っているわけではないが、15億円以上の投資が掛かっているのではないか。碑文 […]
1階フロア 食品売場 エントランスのウェルカムボード。マスコット・キャラクター「ドンペン」が出迎える。ドンペンは売場のいたるところに登場する。導入部は青果売場。「驚安の八百屋」として展開。朝イチ入荷を売りに多品種を並べる。 青果はダイシン […]
二律背反コンセプト具象化の売場づくりをフロアごとに見ていこう。 1階 HIMONYA KITCHEN食品は1階に生鮮、2階に加工食品と2フロアに分けた。1階の「HIMONYA KITCHEN」は、生鮮3品と日配、惣菜、ベーカリーで構成されて […]
■ヤオコー川越南古谷店レイアウト 惣菜&ベーカリーの即食ゾーン フードコートとのつながりを強化するために惣菜とベーカリーの「即食ゾーン」を入口に配置。グレーと赤の内装がにぎわいを生む。カットフルーツコーナーの一角に、バイオーダーの生しぼりの […]
1975年に登場して、象徴的な働きをしたダイエーのフラッグシップ碑文谷店が、今年3月30日に歴史的な全館改造を施されてイオンスタイル碑文谷に変身した。2003年に業界に鮮烈な衝撃を与えて誕生したヤオコー川越南古谷店は、同じく3月30日に大胆 […]
ドン・キホーテはかつて異端児扱いされ、非行少年のたまり場などとネガティブなイメージを持たれていた時期もあった。また、チェーンストア研究者からは、①標準化ができておらず、個店対応が過ぎる、②陳列線が高く、ゴチャゴチャしている売場はレイアウト […]
関西スーパー中央店は2016年8月9日、1年近い仮店舗での営業を経て、全面リニューアルオープンした。併設する本社社屋の建て替えに伴っての改装だったが、オープン後は旧店舗に比べ売上げが約4割増と、きわめて好調である。㈱シフト・プランニング 代 […]
今、厳しい時代を迎えて、私たちは店をどのように見て、どのように学び、どのように活かすかが問われている。真似るのは大切なことだが、「何を真似て、何を真似ないか」「考え方は真似るけれど、形は真似ない」、逆に「考え方は真似ないけれど、形は真似る」 […]
第3部 提案・行動編商品ロスを減らすための6つの行動私たちはどのような行動を起こしたらよいのか。商品ロス削減の取り組みは今までも、今も継続中であり、これからも手を緩めることはないはずだ。だが、チャンスロスと値下げロス・廃棄ロスが相対的 […]
第2部 米国小売業のサスティナブル戦略小売りサービス業にとっても、サスティナブルな経営は重要なテーマになってきている。背景にあるのは、急激な人口増加問題である。2050年までに、途上国の発展で世界の人口は90億人に到達すると言われる。 […]
「売れない」のではない。「売っていない」のだ。「売り損なっている」のだ。鈴木敏文さんが言い、故緒方知行さんが追従(ついしょう)した。これは機会損失撲滅の本質を突いた。だからセブン-イレブンは、加盟店とスーパーバイザーに徹底した。「売れ筋でロ […]
一般社団法人日本スーパーマーケット協会 会員サポート部の谷章部長一般社団法人日本スーパーマーケット協会(JSA、以下協会)は、1999年に設立され、2015年に一般社団法人化された。食品スーパーマーケット業界の発展のため、行政などへの提言活 […]
「商品ロス退治」――倉本長治の時代から、渥美俊一の時代、そして現在を通して、この問題は小売流通業の変わらぬ大命題である。なぜならば、その商品ロスが削減されれば、その分が直接、オセロのように営業利益に転換されるからだ。つまり「利益管理」の面で […]
思えば、隔世の感がある。「商品ロス」に対する商業の世界の基本的な考え方と対応の仕方は、その時々の小売業経営を代表するトレンドによって、それこそコペルニクス的転回を見せ続けてきたからだ。――――― ㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 ――――― […]
―――経営評論家 保科篤―――2000年を少し過ぎた頃、遺伝子組み換え作物や産地偽装などが俎上に載せられた。さらに2001年のBSE(牛海綿状脳症)問題が追い討ちをかけて、食の安全に対する消費者の意識が高まり、食品分野におけるトレーサビリテ […]
商品ロスは、従来から、なぜか現場の問題と捉えられていた。多くの企業(店)は、現にいまだに店長の数値責任となっている。しかし、最近の現場から見えてきたことは演(現場)以上に、作・調(本部)、ひいては組織風土を含む企業全体の課題であると認識しな […]
JSAの会員企業は環境配慮型の小売業を推進するために、さまざまな取り組みをしている。その報告をまとめて、「2016 環境報告書」を発行している。その中にあるフードバンクへの取り組み例2社を紹介する。(出所:「一般社団法人日本スーパーマーケッ […]
第2部 編事実・分析編商品ロス発生の構造的メカニズム?商品ロス発生問題において、有店舗小売業は宿命を背負っている。それは彼らが基本的に「見込み発注」をしているためである。最近では、自動発注システムの精度が上がり、作業コストの削減だけで […]
食品の安全・安心と環境問題、そして食品ロスと食品廃棄問題――第1に、それを企業哲学にする。第2に「元から絶つ」。第3はサプライチェーン全体、社会全体で取り組む。アメリカのサスティナブル社会において、サスティナビリティと食品廃棄問題に先行して […]
国内初のフードバンク団体を謳うセカンドハーベスト・ジャパンは、日本にフードセーフティネットを構築することを使命として、2002年に設立された。その意味は「二度目の収穫」。「すべての人に食べ物を」という理念に基づいて、現在は4つの活動を柱に据 […]
小売業界における本格的なICT(Information and Communication Technology=情報通信技術)活用の始まりはPOSシステムの普及からだと言える。POSとはPoint of Saleの頭文字を取ったものであり […]
[特別対談] 玉生弘昌×結城義晴 「Platform機能構築」の精神と技術「プラットフォームビジネス」とは何か。楽天もソフトバンクもプラットフォームビジネスであるし、グーグル、フェイスブックもプラットフォ […]
欧米ではワン・ワールド・シンク(1WorldSync)。日本では非食品のプラネット(Planet)と食品のジャパン・インフォレックス(JII)。商品マスタ(Product Master)が整備され、商品情報の交換と交流によって、数多の商品が […]
会社は誰のためにあるのか?
’24OSD(Outstanding Store Development)
’24アメリカの歩き方
’24商売のヒント
惣菜センター革新
’23年度「絶好調」の総括