2024.11.26 (Tue)
知識商人のためのウェブ・メディア
スマートレジカートは、たとえば、「かっぱえびせん」をスキャニング(購入)すると、おすすめワインのプロモーションが瞬時に表示される。関連づける商品の企画は、一つは販促チームがメーカーと商談のうえで決定する。もう一つは、Amazon.comが行 […]
㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 客として、待たされるのが、私は大嫌いだ。もちろんセルフサービス店舗のチェックスタンドでの話。そのうえ、セルフサッカーも大嫌いだ。いちいち購買した商品を自分で包むのが面倒だ。個人生活レベルになると私は、ひどく […]
前編からの続き中国人250人と日本人50人のIT技術者がトライアルの自前主義を支える結城 西川さんはIT部門を統括する子会社の㈱ティー・アール・イーの社長も兼任されていますが、そうしたIT系の開発スタッフは中国にいるのですか。西川 中国と日 […]
㈱エレガント・ソサエティ代表取締役社長 若林哲史 Prologue amazon goの衝撃今年初めに一般公開されたレジレス店舗「amazon go」の熱が世界に伝搬する。この先鋭的な試みは、CEOジェフ・ベゾスのDay1の考え方をベースに […]
「キチマはまさに一日にしてならず、です。私自身は、17年間の集大成と考えていますし、全従業員の成果が実ったと感じています」。㈱阪急オアシスの千野和利顧問は開口一番、こう言った。 大阪駅の商業施設ルクア地下2階に4月1日に誕生したフードホール […]
2018年の今、「阪急オアシス」と言えば、千野和利さんそのものだ。トップの人格が会社に表れる。小売業やサービス業では、それは店に表れる。だから阪急オアシスは「阪急」という冠がつくものの、千野和利の人格がすべて表現された作品である。私はそう思 […]
あらゆる業種業態が「食」に活路を求める競争時代――それが欧米や日本の先進的成熟社会である。しかしここでいう「食」とはグロサリーではない。生鮮素材であり、それを調理加工した惣菜である。さらにそれらを食べさせるグロサラントである。つまりコンビニ […]
Gourmet Cornerゾーン 「グルメコーナー」とネーミングされたゾーンは、だしや調味料、日本酒・焼酎、コーヒーや菓子などグロサリー5800SKUで構成されている。しかしレジ前の日配商品は500SKUと絞った。この売場は、ナショ […]
Fresh Gardenゾーン 生鮮3部門で構成されるのが「フレッシュガーデン」だ。ほかのゾーンとの連動、レストラン機能との連携によって、「生鮮3部門クライシス」脱却の突破口となっている。青果売場には三つの柱がある。一つは「サラダバー」 […]
㈱リテイル・エンジニアリング・アソシエイツ代表 鈴木哲男 結論じみたことをあえて言わせてもらえば、今後、生鮮3部門の売上高は落ちる。売上高は落ちるが、しかし、営業利益は上がる可能性がある。生鮮3部門を取り巻く業界の事情は、3つ挙げられる。1 […]
㈱日本フードサービス代表取締役 林廣美 私は20年も前から、これからのスーパーマーケットは「惣菜的発想による店づくり」が必要だと提唱してきた。ようやく惣菜部門が生鮮4品として認められ始めたころである。それから惣菜は大きく伸びたが、「惣菜的発 […]
第2部|消費喚起提案編 水産資源を守るために何をすべきか奥田 少し視点は変わりますが、もう一つの問題は漁業就労者の減少です。その大きな理由は年収の低さです。2015年の個人漁業経営者の平均年収はわずか282万1000円です。戸板1枚で […]
2018年4月1日(日)、今年最大の話題店舗となるであろう㈱阪急オアシスの「キッチン&マーケット」がオープンした。場所は、JR西日本SC開発㈱が運営するファッションビル「LUCUA Osaka(ルクア大阪)」の地下2階。同日にグ […]
㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 スーパーマーケットは生鮮食品が生命線を握る業態だ。これに異論をはさむ者はいない。総合スーパーも本来、食品フロアはスーパーマーケット業態そのもので、食品の販売構成比が過半を超え、食品頼みになってくると、「生命 […]
新しいこと。新鮮なこと、鮮度があること。腐りやすいもの、Perishables。新しいだけでも価値がある。新しさが提供できれば喜ばれる。農民・漁民も商人も立派な生業(なりわい)となる。それが新鮮な生鮮食品だ。鮮度ある青果だ、鮮魚だ、精肉だ。 […]
生鮮食品マーチャンダイジングのなかで、鮮魚部門のそれがとくに低迷している。㈱奥田フレッシュ・フード奥田則明代表取締役は、ダイエーの腕利きバイヤー時代からトップコンサルタントとして活躍する現在まで、世界の水産業を見続け、日本のInnovati […]
Merca ゾーン メルカゾーンはイタリア食材をテーマにしている。イタリア人が飲むもの、食べるものを一通り集積した。ゾーンの入口には高さ2.6mのチョコレートタワーがそびえる。このタワーに象徴される「チョコレートファクトリー」は、イタリ […]
外部食研究家/月刊コンビニ編集委員 梅澤聡 アメリカの小売業トップはウォルマート・スーパーセンターの総合スーパーである。イギリスはテスコのスーパーマーケット、ドイツはアルディのボックスストア。そして日本はセブン-イレブンのコンビニエンススト […]
超斬新 IKOCCA津高店商品の鮮度と人の鮮度にフォーカスする「エブリイOkanaka津高」の核店舗として1階に配置されたのがスーパーマーケット「IKOCCAエブリイ津高店」だ。売場面積は528坪で、目標売上高50億円。1坪当たりの売場販売 […]
毛利英昭氏は経営専門月刊誌『コンビニ』『飲食店経営』の発行人であり編集長だ。中食と外食の経営をジャーナリストの側面からウォッチしている。一方でコンサルティング活動を通して食品産業との関わりも深い。結城義晴との対談で、互いの知見を披露し合いな […]
「以和為貴――」。和をもって貴しとなす。しかし、この「和」は、「同」ではない。「和」とは、互いに協調することだ。だから「和する」ためには、もともとそれぞれが違わねばならない。いや、もともとは、みな、異なるものなのだ。だから和する。それが貴い […]
フードフォーラム代表 千葉哲幸 食品産業の水先案内人はフードサービス・ビジネスである。いかに小さなものであろうと、新しい食のトレンドにおいて、外食が内食、中食を、そして食品製造業、食品卸売業を先導する。そのリードするフードサービス産業の潮流 […]
フードコート「FOOD PARK」 内食・中食と融合しつつ尖がる! フードコートを運営する㈱ホーミイダイニングには大きく分けて2つのビジネスがある。一つは外食事業であり、もう一つは製造工場を持って展開する商品供給ビジネスである。製造工場では […]
「大体において日本人は、ものを考えるときに、基礎となるものを文章の形として考えるよりも、単語だけでものを考える」(田中美知太郎)。流通業にかかわる者も、この日本人の特性を色濃く有している。だから今号は、長いタイトルの特集をお贈りしよう。「私 […]
――商人舎代表取締役社長 結城義晴――人間にとって「食の高度化」は進む。確実に――。第一は「胃」の段階。飢餓を脱するための食。腹いっぱい食べる。栄養価の高い食。第二は「口」あるいは「舌」の段階。味わう食、おいしい食。第三は「鼻」の段階。いい […]
エブリイOkanaka津高は2017年3月28日にオープンした。㈱エブリイホーミイホールディングス岡﨑雅廣社長のもと、初めての商業施設の開発にグループを挙げて取り組んだ。そして生み出されたのは、1階のスーパーマーケットと2階のフードコートの […]
第3潮流 実験の時代生産性追求を排し次世代マーケットを狙う! 2017年、外食大手チェーンでは実験店をオープンする事例が多数見られた。それは、既存の業態を多少アレンジしたものから、大胆に異業種のトレンドを取り入れたものまでさまざまだ。外食産 […]
荒井伸也さんは、何でもゴルフにたとえる名人だ。作家・安土敏として小説や経営理論書を書き、同時にサミット㈱の社長・会長を歴任して立派な会社をつくり上げ、オール日本スーパーマーケット協会会長として、業界を指導してきた。その荒井伸也さんが「店長」 […]
米国スーパーマーケット店長は、個性豊かなビジネスマンたちだ。その仕事哲学として共通しているのは「For the Customer」であり、エンプロイー・サティスファクション(従業員満足)である。クローガーのベテラン店長、ウェグマンズの女性店 […]
商業の近代化を志向して、チェーンストア方式が考え出された。その方法論は、本部と店舗の分業を基本とする。この分業によって、多店化のスピードを上げる。そのために多くの店のストアマネジャーは店舗の管理者に徹する。したがって、店長には売上高責任はな […]
会社は誰のためにあるのか?
’24OSD(Outstanding Store Development)
’24アメリカの歩き方
’24商売のヒント
惣菜センター革新
’23年度「絶好調」の総括