印刷プレビュー
月刊商人舎 2019年10月

「データドリブン経営」入門〈後編〉

「ビッグデータ」マーケティング・マネジメントの要諦を提言する

2019年10月10日

後編 4つの「壁」と「罪と功」18条 ■データドリブン・マネジメント4つの壁 データドリブン経営を目指す場合、4つの壁がある。マッキンゼーはそれを指摘し、その打開策を提示する。 第1は「データの壁」である。 データは爆発的に増えている。「この世に存在する90%のデータは、過去数年につくられたものである」。目が眩むほどだし、恐ろしいほどだ。 データの質は飛躍的に向上し、網羅的となり、そのコラボレーションが行われる。対象者の性別と年齢とジップコード(郵便番号)さえ押さえておけば、データはいかようにもかけ合わせることができる。 それによって、ビッグデータから、さまざまな種類のインサイトが取得可能となってきた。 しかし企業の経営者や担当役員は口を揃える。 「データが紙などで保存されている。構造化されていな…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください