デジタル化の急進が社会と事業を変える!!＜②＞

第1章   ビッグデータはオープン化される   デジタル格差と「Society 5.0」 『THE DIGITAL DIVIDE（デジタルデバイド）』（Mark Bauerlein著、2011年刊）という本がある。著者のマーク・バウアーラインは米国ジョージア州エモリー大学教授。デバイドは「分割する」「分裂する」などの意味で、つまりは「デジタル格差」のことだ。 この本のサブタイトルは「Arguments for and Against Facebook, Google, Texting, and the Age of Social Networking（フェイスブック、グーグル、メール、およびソーシャルネットワーキング時代の賛否両論）」。この本は、IT（情報技術）を利用できる層とできない層との間に生じている格差社会を指摘している。 つまりはインターネットが普及した1990年代からデジタルデバイドが生まれている。その社会課題はマー…