2025.03.14 (Fri)
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営業企画は販促企画ではない。商売の戦略であり、その計画である。あるべき営業企画はマーケティング活動である。従来の販促企画はプロモーションである。マーケティングの「4P」の4分の1のパーツである。マーケティングであるために、チェーンストアの営 […]
「阿吽」は古代インドの梵語だ。 阿(a)は口を大きく開いたときの音。 吽(m)は口を完全に閉じたときの音。 梵語の母音は「阿」から始まり「吽」で終わる。 そこから「阿吽(あうん)」は、 宇宙の始まりから終わりまでを表すようになった。 ときに […]
㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 「営業企画」は「販促企画」であってはいけない。「商売の戦略」でなければならない。 この特集は「営業企画」を主語にして、チェーンストアの経営を考えるものだ。 鈴木哲男氏は52週マーチャンダイジング(MD)の「 […]
「ブラックフライデーセール」を日本中に定着させたのは、イオングループ全体を巻き込んだイオンリテールの営業企画である。そのキーワードは「お客さまのスイッチを押す」。チェーンストアらしい企画を連発する営業企画本部長の考え方と進め方を聞いた。 […]
㈱万代は2025年2月期に売上高4000億円の大台を達成した。万代は「ハイ&ロー」の商売を標ぼうする。チラシ販促を積極的に仕掛ける。その万代を関西の顧客は熱烈に支持している。営業管掌の芝純常務取締役が万代の営業企画の本質を語ってくれた。 2 […]
㈱True Data 流通気象コンサルタント 常盤 勝美 「極端気象」は進むばかりだ。だからこそ、日々の商売の成否に気象は影響を与え、その影響は大きくなるばかりだ。フィリップ・コトラーは語っている。「マーケティングにとって、最も重要なのは人 […]
「2025商品前線」大公開 「梅雨前線」や「秋雨前線」のように、気象の世界では別々の性質をもつ空気(気団)がぶつかり、実質的に季節を分ける部分を地図上に前線として描くことがある。 その前線という考え方は、人々の暮らしや季節感の中でも応用され […]
【変局温度】21℃↑ 【気象特性】メロンは果物の中でも比較的水分比率が高い。冷やして食べることが多いため、昇温期(春~夏)に需要が伸びる。ただし糖度が比較的高いため、盛夏期よりは、気温が上昇していく時期の方が好まれる。 【コメント】メロンの […]
2月26日(水)、ロピア横浜羽沢店がオープンした。寺田倉庫㈱が初めて開発した商業施設HAZAAR(ハザール) 2階への出店だ。ロピアにしては20年ぶりとなる小型の300坪店舗開発は、レイアウトの仕掛けによって意外な成果を上げている。 ロピア […]
㈱ワークマン(群馬県伊勢崎市、小濱英之社長)は「#ワークマン女子」のバナーの店舗を「Workman Colors(ワークマンカラーズ)」に変更していく。その先駆けとして2月20日(木)、「ワークマンカラーズ」4店舗を同時オープンした。 その […]
ハイ&ロー(High&Low) チェーンストアの価格政策の一つ。小売・流通用語集では、「通常価格で販売していた商品を、特売期間を設けて値下げ販売する手法のこと。ハイが通常価格、ローが値下げ価格を意味する。特売のときは通常と違うオペレーシ […]
2019年、ユニーがドン・キホーテに買収された。店はMEGAドンキに変わった。現場の人間たちが言った。「目が覚めた。今までより、とにかく忙しい。これが小売業だと思った」。さらに付け加えた。「仕事は3倍以上の密度になったけれど、売上げも給料も […]
倉本長治は厳しい。 「この一瞬の積み重ねこそ、 君という商人の全生涯」 一瞬たりとも、 気を抜くな、手を抜くな。 その積み重ねが君の人生に意味を与える。 対して52週MDは優しい。 1年間は52週、四半期は13週。 まずはその基礎単位の1週 […]
チェーンストアの勃興期には「西のダイエー・東の西友」と呼ばれた。その西友はいったいどうなるのか。なぜ、そうなったのか。そして業界再編の行方は。 現在、米国の投資ファンドKKR(コールバーグ・クラビス・ロバーツ、Kohlberg Kravis […]
中編 西友69年の略史 1956年、西友は㈱西武百貨店から「量販店」部門として出発した。堤清二とその友人の故上野光平とが生みの親である。1963年、西武百貨店と伊藤忠商事㈱との合弁会社で㈱マイマートがスタートした。69年に西友とそのマイ […]
特集 本気の52週MD Weekly Management・Weekly Merchandising・Weekly Promotionに邁進せよ ㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 10年前の2015年3月。本誌は特集した。 「52週MD […]
㈱REA(アールイーエー)取締役会長 鈴木哲男 第1章 52週MDは小売業技術の集大成だ。 52週マーチャンダイジング(52週MD)は、私が名付けた言葉である。2004年に『52週マーチャンダイジング』(コープ出版)を上梓してから、日本 […]
2025年度は「本気の52週MD」を展開したい。わが社、わが店の「本気の52週MD」である。それぞれに特徴のある「52週MD」を実施してもらいたい。 その52週MDの定義。もちろん創始者・鈴木哲男の定義。 第1は「1年間を52週に分け、毎週 […]
地球は自転軸を約23.4°傾けたまま、太陽の周りを楕円軌道で1回公転する。その期間が1年だ。そして地球が公転軌道上のどの位置にいるかによって、日本には四季がもたらされ、それが人々の暮らしと商売のサイクルに影響を与える。 四季の4つの区切り […]
2025年の祝日と連休 「国民の祝日」はすべからく小売業にとって書き入れ時である。祝日にはそれぞれに趣旨がある。たとえば1月1日の「元日」には年の始まりを家族が集っておせちや雑煮を食して祝う。またお祝い行事として初詣に行く。つまり祝日の […]
○○月間や××週間は、主に国の1府12省庁が、それぞれ所管する施策を推進するために設けることが多い。税金を使ってキャンペーンを展開するから、大掛かりになり、効果もある。また、地方自治体が同じように○○月間、××週間を設定する場合もあるし、業 […]
大阪は今年最もホットなエリア ビッグイベントの筆頭は「2025大阪・関西万博」だ。大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)で4月13日(日)~10月13日(月・祝)の184日間にわたって開催される。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン~Des […]
52週MDは商品部の「商品計画」と店舗運営部の「販売計画」、そして営業企画部やマーケティング部、あるいは販売促進部の「販促計画」とが一体化したものである。その中の「販促計画」のテーマは顧客へのダイレクトなラブレターである。 値下げや割引、ポ […]
52週MDは「重点商品」を中心に、商品部の「商品計画」と店舗運営部の「販売計画」、そして営業企画部やマーケティング部、販促部の「販促計画」を一体化して展開するものだ。その根幹にはわが社の戦略と政策がなければならない。そのうえで「コンセプトと […]
社会保険労務士法人FOUR HEARTS 代表 石澤清貴 労働力人口の減少、ワークライフバランスの重視など労働環境が変化するなかで、近年、労働関係諸法令はめまぐるしく改正されています。とくに2025年は少子化対策などもあり、仕事と育児の両立 […]
ウエルシア薬局㈱が「HACドラッグBIOKA」をオープンした。M(ミレニアル)Z世代をターゲットにした新コンセプト店舗だ。2024年12月12日にドラッグストアが先行オープンし、2025年1月6日に調剤薬局が併設され、フルオープンとなった。 […]
構成比(Composition ratio) 「構成比」とは全体に対する、部門やカテゴリーなどの比率を指す言葉。小売商業で一番身近なのが、各商品部門の売上高の比率を示す「売上構成比」。 広辞苑では、「構成」を「かまえ、つくること。いくつ […]
2025年1月、「2030Vision」を描きたい。しかし5年後には「2030年問題」が待ち受ける。プレ・シンギュラリティに当たる年度でもある。地球温暖化による気候変動と天候異常はさらに過激化し、農産物、水産物の生産と漁獲の体系は大きく崩れ […]
倉本長治は言い放った。 「この店は滅びる」 よほど腹が立ったのか、 それともひどく悲しかったのか。 お客を無視する店。 失礼な店。 買いたい品が見つかりにくい店。 欲しいものが品切れしている店。 買った商品が傷んでいる店。 きたない店。 一 […]
2025年が始まった。5年の歳月が経過すると、2030年がやってくる。 「2030Vision」を描きたい。 「未来は与えられるものではなく、選択し、主体的につくっていくものだ」 野口悠紀雄一橋大学名誉教授が『2040年の日本』(2023年 […]
「あうん」の営業企画
本気の52週MD
2030Vision
オーケー上陸!!「東大阪の陣」
会社は誰のためにあるのか?
’24OSD(Outstanding Store Development)