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月刊商人舎 2026年01月

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デリシアの売場はレンゴーの段ボール什器を活用

2026年01月09日

「『月刊商人舎2024年6月号』の京都府の㈱マツモトさんの段ボール什器の記事を見て、関心をもちました」と、レンゴー㈱とのきっかけを語るのは㈱デリシア経営企画部業務改革・CSR推進課の中村祐課長だ。


段ボール什器採用を進めた経営企画部業務改革・CSR推進課の中村祐課長。

中村課長はレンゴーに連絡を取る。そして7月31日、当時担当取締役だった森真也現デリシア社長とともに、松本の本社を来訪したレンゴー担当者から、段ボール什器についての説明を受ける。6月号は6月10日発売だから、なんとも素早い動きだ。しかも初対面の日に、デリシア3店舗をレンゴー担当者に見せて回り、現場の売場づくりの課題やクレート陳列の問題点について説明した。

その課題を受けた2カ月後、レンゴーはデリシアオリジナルデザイン案を提出する。

そこから段ボールのベースカラーやロゴの書体とカラーについての話し合いがもたれた。サンプルづくりは何度も行われた。とくに前年の2023年11月にはデリシア庄内店が改装オープンして、内装デザインが変わったばかりだった。その内装に合わせてベースカラーのグレーの濃淡やそのグレーに映えるロゴデザインが検討された。


長野県松本市にある「デリシア庄内店」。改装によって新フォーマットに変わり、30億円を売り上げる。

そうしてオリジナルの段ボール什器が完成する。「あんこボックス」と呼ばれるベース什器とクレート型の什器の2種類だ。2種類ともに青みがかったグレー地に白くて丸い「DELICIA」の文字が上品に、しかしはっきりとわかるデザインに仕上がった。


ビールのケース販売にも「あんこボックス」は活躍する。十字型の補強仕切りが入っているため、耐荷重性が高い。

「10店舗分に相当する量を発注して、今年3月から売場での展開を始めました」(中村課長、以下同)。

  デリシア庄内店の美しい陳列 

最初にオリジナル段ボール什器が導入されたデリシア庄内店では、主に青果売場と酒売場で活用されている。段ボール什器は、強度はあるが水分や水気のある売場にはあまり適さない。だから野菜、果物と酒の売場で使用する。青果売場でもブロッコリーのような水分の多い野菜を陳列する際には使用していない。

一方で、「プラスチック製の折りたたみコンテナ(折コン)に比べて軽くて作業性が良く、しかも低価格です」と中村課長は導入のメリットを強調する。

とくにスーパーマーケットの現場は女性のパートタイマー社員が多い。軽くて持ち運びがしやすく、組み立てやすい段ボールの特性はスーパーマーケットの現場に適している。

青果売場では平台として使ったり、木製什器のエンドとして使ったりと、各所で利用している。「スペースにあった形で自由につくることができる」から、使い勝手もいい。

「デザインされている什器のため、パート社員たちは上部に商品を陳列するときに、きれいにしようと心掛けてくれていますし、陳列することを楽しんでいます」と導入の意外な効果を挙げる。

「ビールの箱売りの土台に段ボール什器を利用できるかどうかは半信半疑でした」

しかし土台に使う「あんこボックス」には標準仕様として、耐荷重を上げるために十字型の補強仕切りが差しこまれている。

「重量のあるビールの箱売りも積み上げて陳列できるので、折コンと変わらない運用ができます」

デリシア川中島店では奥主通路のゴンドラエンドの最下段にベース什器として使用している。その上に、おすすめ商品を陳列している。


最下段にベース什器として使用。下段のベースラインが揃ったままなので美しく維持できる。

「商品が売れても下のベースラインが揃っているので、売場を美しく維持できます」と語るのは奥原寿郎店長だ。


「ミールズ店舗になって惣菜売場は4割拡張され、売上げは30%以上アップした」と手ごたえを語る奥原寿郎店長。

「プラスチック製の折コンは擦れて傷がつき、交換が必要になります。その交換コストはかさみます。また網目があるのでほこりも付きやすい」

それに対して、段ボール什器は安価なのが魅力だ。しかも段ボールはリサイクルされる。

なにより「グレーの什器はどんな商品とも相性が良く、どの売場に置いても統一感が保たれます。デリシアのブランド戦略にも活かされています」と中村課長。


鮮魚売場では段ボール什器を使って、するめや昆布、昆布巻き、田作りなど正月商品を展開。

デリシア川中島店では青果売場の一丁目一番地で、ベースとなるグレーのあんこボックスの上に、小型の緑や薄黄、ピンク、薄茶の段ボールの「青果物トレイ」を使用して、おすすめ商品を並べた。

青果物トレイはレンゴーがデリシアオリジナルとして提案して、テスト導入したものだ。

緑のトレイにはグリーンキウイ、薄黄のトレイにはみかん、ピンクのトレイにはタマネギ、薄茶のトレイにはじゃがいもを、複数個詰めた大容量のお買い得商品に仕上げた。カラフルでボリューム感のある陳列で入店客の目を引く。

既存の売り方と青果物トレイを使用した売り方の実証実験でもある。その結果によっては、段ボール什器のさらなる可能性が拡がる。

おいしい商品はよりおいしく見せる陳列を。美しい内装の店には美しい陳列を。そして企業のポジショニングを鮮明にする。しかしその陳列作業はローコストで省力化されている。京都のマツモトがレンゴーと取り組んだ狙いはそこにある。デリシアも同じように、デリシアミールズのブランディングにレンゴーとともに取り組んでいる。



マツモトの記事を見て、デリシアと同じようにすぐさまレンゴーとコラボレートした企業がある。山口県を本拠にする㈱丸久だ。丸久担当者のメッセージと導入写真を紹介しよう。


㈱マツモトさまの事例を参考にして本年度から改装店舗を中心に段ボール什器を導入しました。主に青果売場の陳列用に使用していますが、床清掃や売場変更などで移動がスムーズに行えるよう、キャスター台を使用して設置しています。レンゴーの段ボールはデジタル印刷の美しさ、また青果物を陳列するのに十分な耐久性があり、プラコンと比べて低コストです。また導入した店舗からは「使い勝手が良い」、お客さまからは「商品が見やすく買いやすい」などの声もあり、導入にあたっての成果があったと思われます。これからも導入店舗を増やしていく計画です。

 

<お問い合わせ先>

レンゴー株式会社 開発本部 デザイン・マーケティングセンター マーケティング課   
担当:山本
〒108-0075 東京都港区港南1-2-70  TEL:03-6716-7452
E-mail:dmc_marketing@rengo.co.jp

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