2025.09.17 (Wed)
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イオンリテール・イトーヨーカ堂・ユニーのマーケティング志向とフィナンシャル志向経営評論家 保科 篤 大手総合スーパー各社が新規出店を中心とする規模拡大投資から、人口動態や顧客ニーズの変化をきめ細かく取り込む改装投資に軸足を移し始めた。衣料品 […]
「元気を出そうよ。それがあなたの仕事です」――そうは言っても、店が元気でなければ、働く人も元気は出しにくい。お客さまにも、元気は伝わりにくい。だから店舗を元気にしなければならない。そのアプローチ方法は三つ。第1がハードウェアの改革、第2がソ […]
第2部 最新・店舗活性化メソッドを教授する 目的は何かを明確にする(コストと時間を有効活用するため) 店舗活性化(あるいは改装)の打合せや作業を進めていくうちに、その目的をつい、忘れることがある。内装・外装の模様替えなのか、競合店対策とし […]
㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴2015年初頭の小売業の六重苦は2016年も続く。市場縮小、競争激化。そして人手不足。さらに原料費高騰。建設費上昇。光熱費の上昇。そのうえ現在は来年4月の消費増税の不安感。特に人が集まりにくい。建設費 […]
なぜ、既存店活性化のために作業システムを再構築するのか。一つは適正なマンアワーで店舗運営を行って、生産性を高めるためであり、もう一つは、その高まった生産性を活かして競争力の強い店舗を作るためである。今、多くの小売業が人手不足を嘆く。だから従 […]
ハード改革 入口の開放感とイートインスペースソフト刷新 鮮魚と惣菜を強化 2004年3月開店以来の大改装となった西小岩店はNSCの核店舗で売場面積1921㎡(581坪)。年商30億円の地域一番店だが、競合店出店を控えて最新MDが導入 […]
スーパーマーケットもコンビニエンスストアもワインを売る。総合ス―パーも百貨店も、ディスカウントストアも、そしてドラッグストアやホームセンターですら、ワインを販売する。もちろん酒類専門店はそのスペシャリストだ。なぜ、ワイン販売が多業態化するの […]
㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 なぜ、ワインが戦略的カテゴリーなのか 商品を問題にするとき、何をおいても前提にしなければならないのがコモディティ化現象である。現代マーチャンダイジングの最大課題だと捉えるべき現象だ。製造業、生産地の、場合に […]
Total Wine & Moreは、非上場のファミリービジネスながら、アメリカ最大のリカー・リテーラーだ。2006年には金融情報サイト「マーケット・ウォッチ」の年間最優秀小売業、2008年には「Beverage Dynamics」 […]
イオン御嶽山駅前店がオープンしたのは2015年の12月11日。3カ月が経過し、売上げ目標の130%をクリアする好調な滑り出しを見せている。 イオンリカーが委託運営しているのは2階に設けられたイオンリカーショップとバル。「買物だ […]
イオングループのワインを手掛けるのがイオンリカー㈱だ。イオンリテールが GMS改革で進めた「専門店化」事業としてスタートし、3年前の2013年3月1日に分社化された。現在、それは「ユニット化」と称されて、GMS改革の切り札的戦略となっている […]
大阪・梅田地区の中心部では、半径200mほどの狭いエリアに4店舗の百貨店が建ち並ぶ。各店舗の地下食品売場、いわゆるデパ地下にはそれぞれワイ ンコーナーが設けられている。それらのうち、大勢の買物客でひときわ賑わっているのが、阪神梅田本店地下1 […]
2015年7月17日にオープンしたスーパーマーケット「アルプラ フーズマーケット大河端(おこばた)」(以下、アルプラ大河端)は、平和堂の金沢市内2号店である。1号店のアル・プラザ金沢以来、22年ぶりの金沢への出店で、その店づくりのとんがりは […]
ワイン売場成功の鉄則 1 ゼネラルな知識とパッションこそ必須 スーパーマーケットがワイン売場に取り組む際に、大前提として、本当に強い武器にしようと戦略的に取り組むのか、それともマーケットが伸長しているから、とりあえず売場を拡 […]
銀座三越新館の1階にあるワイン専門店「銀座カーヴ・フジキ」(Cave Fujiki)は、商品の9割を「Vin Naturel(ヴァン・ナチュール)」が占める。日本語にすると「自然派ワイン」。 接客カウンターを前面に、商品が保管・展示された […]
イオンリカーの路面店の平均売場面積は80坪。その中で2013年10月にオープンした自由が丘店は2層ながら100坪で路面店では3番目の広さを有する。ワインの品揃えは1500種類、売上げの半分をワインが占める。 売場は1階がスパー […]
ワインの消費量は増えている。日本人成人の1人当りの消費量は1990年代には1本台だったが、近年は4本を超えたと推計されている。酒類全体の消費量が落ち込む中、ワインは年々その消費量を増やしている。過去10年間の酒類消費量のトレンドを見てみると […]
零戦化現象。堺屋太一が『凄い時代』で指摘した。戦前の日本技術の粋を集めた零式艦上戦闘機。それがもたらした現象と概念。速度は速い。運動性能は高い。航続距離は長い。だから空中戦で抜群の能力を発揮した。ただし、零戦を乗りこなすには、1000時間以 […]
マーケット・データ (国税庁課税部酒税課「平成27年3月-酒のしおり」より) 資料① 成人1人当りの酒類消費数量の推移 成人1人当りの酒類消費数量は平成4年度の101.8Lをピークとして減少。平成25年度には82.8Lとピーク時の8 […]
酒類部門の卸売りでは国内トップの売上高を誇る国分グループ本社㈱。2015年度の売上高1兆6382億2000万円のうち7151億1800万円(43.6%)を酒類が占める。国内の酒類市場は約3兆5000億円といわれている。高齢化や人口減の影響で […]
㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴小売業は人間産業であると同時に、工学産業、すなわちエンジニアリング産業である。とりわけ、ハードウェアが伴う店舗づくりを筆頭に物流システム、情報システムなどは、真正面からインダストリアル・エンジニアリングの対象 […]
■ 変形レイアウトとは何か ■ 「変形レイアウト」が再び脚光を浴びている。流通専門誌で取り上げられる店舗ルポにも数多く登場し、某専門誌のベスト・ストア・オブ・ザ・イヤーの上位にそれらしい店舗を見かけるようになった。かつては、毎年のように […]
店は客のためにあり、店員とともに栄え、店主とともに滅びる。〈倉本長治〉この三行の言葉には、すべてに「店」の文字が使われる。それだけ「店」は抜きがたい存在である。商人はずっと店をつくってきた。店をつくるのが商人の仕事だった。店をより良くするの […]
エントランスの風防室で季節の果物を展開。 出入口には入口専用、出口専用の表示がされ、ワンウェイコントロール。 ただし、どちらからでも出入りはできる。 店舗左翼の青果部門「鮮Do!お野菜市場」。全国1200の契約農家から採れたて […]
生鮮3品、菓子、グロサリー 市場感を演出しつつ空間見通しをどう作りあげたか 地下1階へは道路側の左翼入口からエスカレーターで降りるが、エスカレーターを半分ほど下ると、前面に間口の広い青果売場を中心に地階売場の半分ほどが視界に入ってくる。 […]
特殊立地の2層式・3カ所入口構造をどうストアレイアウトしたのか?! 2015年12月5日、㈱ライフコーポレーションが首都圏で初となるセントラルスクエア・フォーマットを出店した。すぐに超のつく話題の店舗となり、年が明けてもいまだ視察者の絶 […]
コンコースや通路は絶対にまっすぐ。曲げると、コストがかかる。見にくい、歩きにくい。レイアウトはコの字型。あるいは逆L字型。そしてショートタイムショッピング。例外は断じて認めない――もちろん、この考え方を否定するつもりはない。そんな店舗戦略も […]
スーパーマーケットを中心に変わらぬ原則を整理し、最新トレンドを分析・提案するアイダスグループの鈴木國朗代表。売場づくりとマーチャンダイジングの視点で問題提起。プログレスデザインの西川隆代表。現代のスーパーマーケットづくりの第一人者。結城義晴 […]
ステップⅢ スケッチを描いて売場の実際を「見える化」する ステップⅢに入ると、いよいよストアデザインチームが忙しくなる。イメージがわかるように、各売場の図面に海外で撮ってきた売場の写真を貼り、より具体的な図 […]
㈱ライフコーポレーションが2015年9月11日にオープンさせた品川御殿山店は、都市型の小型プロトタイプ店という位置づけだ。店舗サイズは250坪。場所は品川区IR大崎駅から徒歩5分ほどの三井不動産による再開発エリア「パークシティ大崎」の商業施 […]
’25アメリカの歩き方
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「居抜き」の是非
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