2025.07.07 (Mon)
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マツヤスーパーは生鮮の鮮度と価格を強みにする。ポイントカードやクレジットカードを導入せず、商品力で支持を高める姿勢を貫いてきた。イオンのWAON、セブン&アイ・ホールディングスのnanaco。電子マネーとポイントカードの融合によって […]
2014年の電子マネー市場規模は決済金額で4兆140億円(平成27年版情報通信白書)。この5年間で2.5倍にも成長した。その決済金額で47%のシェアを誇るのが、イオンの電子マネー「WAON」だ。2007年4月25日会員募集開始、4月27日サ […]
WAONが決済金額で1位なら、今、電子マネー年間利用件数の成長が著しいのが、㈱セブン・カードサービスが発行するnanacoだ。2015年は10月段階で利用件数は早くも12億1640万件と、前年同期比124.4%の高い伸びを示す。セブン&アイ […]
「電子マネーの大手プレーヤーは、5グループに集約されてきた」率直に語るのはブルーチップ㈱社長の宮本洋一だ。図①「電子決済総覧2015-2016」(カード・ウェーブ刊)では、2020年の電子決済取扱高が予測されている。その予測によると、個人消 […]
あなたは縛られていないか。会社に、上司に、組織に。あるいは観念に、慣習に、古い理論に。牛が曳かれてゆく。首の上に木製の棒がつけられている。軛(くびき)である。牛は何も言わない。ただひたすら下を向いて、のろのろと歩いてゆく。 強制されている […]
後編 サービス価値提供業になる 結城 米国には日本のような卸売業が存在していませんが、日本では江戸時代に問屋が発達して、それをもとに明治の官僚たちが作った流通システムは、世界に冠たる ものだったと思い […]
前編 田中茂治(たなかしげはる)Profile 1974年名古屋大学卒業。同年、伊藤忠商事入社。 2002年6月執行役員就任。05年4月常務執行役員就任、食料カンパニーエグゼクティブバイスプレジデント兼食品流通部門長。06年4月 […]
イオンリテール、イトーヨーカ堂、ユニー、イズミ――総合スーパーは「破壊的再生」によって復権するか?ジャーナリスト 平塚榮雄 2015年の今年、大手小売業は遅まきながら、チェーンストア経営という手法の抜本的な見直しに踏み込んだ。「ゼネラルマー […]
第3部 流通3.0は何か 結城 では、それはどんなものでしょうか。 石井 それが何かはわからない。生きている人はその世代のことがわからないので、20年くらい経ったら、あの時が切れ目で、あの時が成功のファクターだったとわ […]
軛(くびき)とは、「車の轅 (ながえ) の前端に渡して、牛馬の頸の後ろにかける横木」のこと。転じて「自由を束縛するもの」を意味する。1962年に東京大学助教授だった林周二が上梓した『流通革命』は、日本の小売業・卸売業・製造業に、決定的な衝撃 […]
――――――――――――――――――――――――――――<結城義晴>2015年は日本の小売業界において「脱チェーンストア」論議が派手に展開された年として、長く人々の記憶にとどめられるだろう。そしてそれは1962年に執筆された『流通革命』の軛 […]
第1部 「流通革命」とは何か 結城 1962年に林周二先生の『流通革命』が発刊されました。どのような印象を受けていらっしゃいますか。 石井 林先生の『流通革命』、佐藤肇さん(流通産業研究所所 […]
神戸市学園都市にある流通科学大学キャンパス。ダイエー創業者の故中内功が創設した。 第2部 流通革命は成し遂げられたか 結城 では流通革命は成し遂げられたのでしょうか。 石井 そうでしょうね。経済学の […]
第2部 企業別の実情から解を求める イトーヨーカ堂 鈴木敏文会長が迫った 脱チェーンストア経営 今年の年頭から、大手GMSは遅まきながらチェーンストア経営という手法の抜本的な見直しに踏み込んだ。個店の強化、地域密着、接客重視の経営に切 […]
革命家の条件 1962年、『流通革命――製品・経路および消費者』が発刊され、日本の流通業界に激震が走った。小売業、卸売業はもとより、製造業にまで。そこに従事する経営者、幹部社員たちは、この書を読みつつ、討議し、新しい「流通」の夜明けを想像 […]
㈱プラネット代表取締役会長 玉生弘昌今から半世紀以上も前に、東大の林周二氏が書いた『流通革命』がベストセラーになり、問屋無用論が巷間に流布した。これによって、小売業が近代化し大規模化するにつれ、卸は衰退するものと思い込む人が増えた。中には、 […]
HEBの市場占拠率は、テキサス州内の4大都市圏の二つで圧倒的だ。サンアントニオ地区で52.7%、オースティン地区で50.8%。当然ながらこの2エ リアではHEBはマーケット・リーダーである。ここではウォルマートがマーケット・チャレンジャ […]
私がダラスにあるNCHコーポレーションという企業で、アドバータイズメント(宣伝)を担当した後、HEBに入社したのは1983年。現在は、マーケティングコンサルティングを行っています。私が入社した1983年当時、HEBの売上高は10億ドルでした […]
「スーパーマーケットの国」アメリカ合衆国。そのスーパーマーケットのトップを堅持するのは、ナショナルチェーンKroger(クローガー)である。1999年に全米スーパーマーケット企業の王座につくと、それ以降、その地位から落ちることはなく、これか […]
HEB Central Market(セントラルマーケット)を一度見た人は、広大な店内を埋め尽くす食品のデプス・アソートメントのすごさに驚くだろう。面積7万平方フィート(約2000坪)という大型の店舗には、フレッシュな生鮮、自家製のプリペア […]
全米ナンバー1スーパーマーケット企業のクローガーは、ウォルマートと正面からの闘いを展開しつつ、47四半期既存店増収の記録を更新し続けて、絶好調だ。1年は4四半期だから、11年と4分の3の期間、既存店売上げがプラスで推移している。第2位の、伝 […]
■Kroger Marketplace Wylie店■ 住所:2608 W. FM 544, Wylie, TX 75098 クローガー・マーケットプレイスWylie店のビル店長。クローガーひと筋28年勤務するベテラン店長。さすがの語り口と […]
HEBがウォルマートを迎え撃つときに開発したのが、非食品を強化した総合大型スーパーの「HEBプラス」だ。HEBのレギュラータイプにノンフードを足し算したから「HEBプラス」というバナーになった。2004年、テキサス州サンフアンに1号店をオー […]
一昨年の夏にオープンしたHEBの「グリーンストア」(環境対策店舗)。ホールフーズの環境店舗はニューヨークのブルックリンに登場して話題をさらったが、それよりも1年も前に、この驚くべき店舗が、テキサス州オースティンで開発されている。オースティン […]
■Kroger freshfare Capitol Ave店■住所:4241 Capitol Ave. Dallas, TX 75204 クローガー・フレッシュフェアはダラス地区に12店舗ありますが、Capitol Ave.店はオープンして […]
㈱商人舎 代表取締役社長 結城義晴 「いま、ウォルマートができないことをやれる企業が生き残れるのです」高級スーパーマーケット「ドロシー・レーン」のノーマン・メインCEOが述懐した言葉。私は、何度もなんども、この言葉を書いている。そして1年に […]
H-E-B Grocery(以下HEB)はアメリカの典型的なスーパーマーケット企業で、しかもテキサス州内のローカルチェーンである。アメリカで唯一の、盤石のローカルチェーンと評してよい。なぜなら、ほとんどの州のナンバー1、ナンバー2だったロー […]
競争、好きですか? こどものころから 競争を義務づけられた 団塊の世代。 そのあとのしらけ世代。 バブル世代、新人類。 そして団塊ジュニア。 それぞれの世代ごとに、 多少の違いはあれど、 あなた自身は・・・・・・。 競争、好きですか? 今は […]
HEBの基本フォーマットは「フード&ドラッグ」のHEBフードストアだ。スーパーマーケットとドラッグストアのコンビネーションストアで、店内に調剤薬局部門を併設する。ただし、アメリカのスーパーマーケットでは、1980年代からフード&am […]
Odakyu OX相模大野店の三浦健一店長は、本部主導のチラシ企画だけでなく、店舗独自で「生活カレンダー」と呼ばれる販促企画を実施している。これは相模大野店の商圏内のお客さまの生活に合わせた、独自の企画で、具体的には毎日、おすすめ商品企画、 […]
’25ニッポン小売業番付
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