2025.04.02 (Wed)
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「特需に浮かれる者久しからず」 コロナ禍「キャズム期」にもっとも「特需」の恩恵を受けたのが食品小売業だ。とりわけスーパーマーケット業態である。人々の食生活を支え、生命線を守る役割だからである。約100年前の「スペイン風邪」の際にも、当時 […]
K:広辞苑、S:商業用語辞典、R:小売・流通用語集、J:チェーンストアのための必須単語1001 「ニーズ(needs)・ウォンツ(wants)」 ニーズもウォンツももちろん英語である。だから小売流通業のための結城義晴の「定義集」でも本来の英 […]
コロナ禍の「キャズム」のときに、イオン㈱は「中期経営計画」を発表した。従来の3カ年計画を5カ年に延ばして、不退転の決意で臨む抜本的な改革である。一方、西友は大久保恒夫新CEOを迎えて、「トレード・オン」の経営改革を進める。OMO(Onlin […]
変化とは我々がそれを、 受け入れざるを得ない場合のこと。 変革とは我々がそれを、 意図的に実行する場合のこと。 変化のときには、 一方で確実な損失が待っている。 しかし変革を意図すれば、 不確実だが利益の可能性が生まれる。 今、損失や後退の […]
流行りの言葉で言えば「トランスフォーメーション (Transformation)」か。あるいは「イノベーション(Innovation)」か「リバイタリゼーション(Revitalization)」か。 大手チェーンストアで、3つの現象が同時に […]
ドラッカー学会事務局長・ものつくり大学特別客員教授 井坂康志 Ⅰ非常時に見る「再生」の指針 コロナ感染症の世界的蔓延も気づけば1年以上経ち、生活はもちろん事業に伴う環境の激変もまた深刻なものとなっています。現在は歴史上稀な非常時にあります。 […]
2021年4月9日(木)、イオン㈱はWebシステムを使って2020年度決算と、2021年度から2025年度までの5カ年の中期経営計画を発表した。 コロナ禍の2021年2月期連結業績は営業収益が8兆6039億円と前期並みを維持したが、店舗の一 […]
ピーター・ドラッカーは「経済活動の本質とは、リスクを冒すことである」と言いつつ、「戦略計画」を提案する。 そのドラッカーの「戦略計画」は3つのプロセスをもつ。 第1のプロセスが「リスクを伴う意思決定」である。 第2は「体系的な組織づくり」で […]
本特集は企業や店舗の再生をテーマにしている。 西友は堤清二氏率いる旧セゾングループの中核的存在であった。そのセゾングループが破綻した後、2002年に米国ウォルマートの傘下に入り、2005年にはウォルマートの完全子会社になる。2008年7月に […]
こんなことをタイトルにすると、叱られるかもしれない。しかし私の言う「復活」は、「西のダイエー、東の西友」と言われた1980年代のころのようなポジショニングを西友が再び獲得するという意味での「復活」である。 時代は大きく変わっている。小売企業 […]
㈱イトーヨーカ堂が4月23日に神奈川県大和市にある「イトーヨーカドー大和鶴間店」を大改装してオープンさせた。 同店は2001年11月28日に開業した「やまとオークシティ」にある。小田急江ノ島線鶴間駅から約400mの場所で、大和市役所が隣接し […]
●1階 食品・飲食と生活のフロア 2020年11月に「フードマルシェ」と名付けて大改装した食品フロア。 左翼に生鮮部門を、右翼にデリカ部門を配置した。 導入部は青果部門で、旬の果物で顧客を迎える。 野菜も最盛期のタケノコ、トマト、アボカ […]
2階 ファッション&暮らしのフロア エスカレーターを上がってすぐに設けられている「マスクの森」。 Vミラーでマスクの試着ができる。 専門店ゾーンの通路から入るとファンデーション売場がある。主通路の両サイドで展開する。 その核になっている […]
私にとって神奈川県の「やまとオークシティ」は特別の題材である。2001年の開設当時、私は㈱商業界の取締役編集担当兼『販売革新』編集長だった。そして同誌の2002年新年1月号で3部構成96ページの大特集を組んだ。 「本誌総戦力投入特集 イトー […]
古くは「プラトンの定義集」。最も著名なのはアラン「定義集」。大江健三郎にも「定義集」なる著作がある。英語で“Definitions”。小売業、流通業、商業の言葉の定義集。丸暗記するための「単語集」でも、「用語集」でもない。最低限、その言葉を […]
「用語集」や「用語事典」は数多く出版され、使われている。無難なものが多いが、それでも有益である。さらに一冊の書籍があるのに、月刊雑誌などで毎年、「用語」を説明したりして特集を組む。読むと、なんとなくわかった気がするが、ただそれだけといった印 […]
言葉は不思議だ。 人間が人間であること、 ヒトが他の生物と異なることを、 証明しているのが言葉だ。 たとえば日本語と英語・フランス語・ドイツ語。 「市場」と“Market・Marché・Markt”。 いずれにも狭義の「いちば」の意味があり […]
小売業は古い古い業(なりわい)だが、小売業の中のチェーンストアは新興産業である。古い業には古いことばがあり、新しい産業には新しい言葉が必要となる。 新しい言葉は、新しい概念と言ってもいいし、新しいロゴス(ロジック)と表現してもいい。そして新 […]
はじめに 専門用語の定義をしようとするとき、2つの点を確認しておこう。 第1に、「定義」とは「概念の内容を明確に限定すること」と『広辞苑』にある。しかし、「定義」はルネ・デカルトの「我思う、故に我在り」ではない。あらかじめ一定の「定義」 […]
あるメーカーのトップと話していたら、「改めて勉強したいことがあるんです。英語と業態論です」と言う。 なるほど「業態」は相当、知性のある経済人でもわかりにくいのか、と思ったものだ。 業態を普通名詞で説明するのは難しい。固有名詞で「あの店」や「 […]
商業や小売業・流通業、チェーンストア産業には独特の用語がある。それは世間一般の常識や経済界の用語、アカデミズムの専門用語とかけ離れていたりする。 それらから、とくに誤解や混乱が著しい「言葉」を選び出して、吟味しつつ再定義する。 3S( […]
3月17 日水曜日。㈱ヤオコー期待の新店「蕨錦町店」がオープンした。この店は旧イトーヨーカドー錦町店の箱形総合スーパーが撤退し、その物件を居抜きで活用した「ビバモール蕨錦町」の核店舗である。埼玉県蕨市には2018年11月、同じくイトーヨーカ […]
㈱ヤオコー(埼玉県川越市、川野澄人社長)が3月17日(水)に出店した「ヤオコー蕨錦町店」が好調なスタート切っている。オープン初日は5000万円を売り上げ、その後も、2000万円ベースで推移していると業界筋では話題になっている。真偽はともかく […]
2021年3月27日(土)、㈱アイダスグループ代表の鈴木國朗氏と商人舎チームが、蕨市と戸田市を朝9時から夕方6時までクリニックした。ヤオコー蕨錦町店を取り巻く競争の実態をじかに見るためだ。ヤオコー蕨錦町店を中心にわずか半径2㎞の狭い範囲にヤ […]
至近距離マミーマートのチャレンジ ――ヤオコー蕨錦町店から旧中山道を南下したところにマミーマート下戸田店がありました。2018年12月4日にオープンした比較的新しい店舗です。 結城 1階が駐車場、2階が店舗になっていてエスカレーターで売 […]
小売流通業の「デジタルトランスフォーメーション」。新型コロナウイルス感染拡大とともに喧伝され始めた印象がある。きっかけは2004年のA4判6ページの短い論文だった。スウェーデンのウメオ大学エリック・ストルターマン教授。論文タイトルの「INF […]
指折り数える。 それが、 「デジタル」の語源だ。 ラテン語の“digitus”。 ここから派生した英語の“digital”。 どちらにも「指」の意味がある。 デジタルは、 その指で数える「整数」のことだ。 現象を数値化して記録したものだ。 […]
㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災から10年が経過する。この間、私たちは何をしてきたのか、そしてこれから何をしていくのか。亡くなられた方々に、心から哀悼の意を表しつつ、そのことを考え、決意せね […]
㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 「デジタルトランスフォーメーション」が狂騒曲のごとく、ビジネス社会を席巻している。英語で「Digital Transformation」。 初めてこの概念が登場したのは2004年とされる。スウェーデン北部に […]
小売業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を語るときに今、欠かせない人物が㈱カスミの山本慎一郎社長である。数々のセミナーにスピーカーとして登壇し、あるいは頻繁に経営誌のインタビューに登場している。そして例外なく、正論を吐いている。その […]
「あうん」の営業企画
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