印刷プレビュー
月刊商人舎 2021年08月

コロナ特需とポスト・コロナのロス政策

商品ロスと人時ロスの両面から改革を進めよ!

2021年08月10日

サミットリテイリングセンター代表 新谷千里 ロスとは、お金や時間の損失、また「それらを逃すこと」を言う。 スーパーマーケットをはじめ、小売業においては商品ロスが目につきやすいが、それだけでなく人時ロスもあり、これは固定費と同じ意味をもつ。 1%のロス削減は、1%の営業利益アップになるから、大きな経営課題であると考えるべきだ。 ロスを削減することについて、とくに重要なことが3点ある。第1に実績データの検証力、第2に現場のオペレーションを正しく見ることのできる観察力(視点)、そして第3に改善力だ。 現場の行動の結果として、多くの実績数値がある。しかし、見識が甘いと問題を発見することができない。つまり、各種のデータを「価値情報化」できないのである。 そして、現場で日々起こっている現象に対して、その出来…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください