2024.11.22 (Fri)
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2019年2月・3月決算が出揃って、令和時代の入り口における日本小売産業の全体像が明らかになった。一言で言えば「同盟決算」である。旧ドンキホーテホールディングスのパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスがユニーを傘下に収めて、 […]
あなたは数字が好きですか。 実は私は大好きなのです。 数字の向う側の世界を、 数字を通して垣間見る。 そして前向きに、肯定的に、 モノを考える。 数字に媒介してもらうことによって、 雑念やしがらみや怨念が消える。 ゲーム感覚で、むしろ純粋な […]
2019年2月期・3月期本決算は、過去最高を更新した企業が相次いだ。決算は企業経営にとって、1年間の集大成であり、すべての社員・従業員の1年間の仕事の成果の総和である。したがって、過去最高の決算は、過去最高の成果を意味しているはずだ。しかし […]
日本のチェーンストアの歴史を振り返りながらそのDNAを探り、日本小売業をけん引してきた総合スーパーの課題と今後について、そのRNAを語り合った。ユニー㈱出身でコンサルタントの高木和成氏と㈱長崎屋出身でジャーナリストとして活躍している和田光誉 […]
高度化、多角化、国際化の罠 ――成功したイオンと失敗した多くの企業群 高木 僕は、ユニーのグループ企画を担当していましたが、戦略目標は「高度化、多角化、国際化」だった。このキャッチフレーズをつくってグループ各社が一斉にその方向に走った。で […]
セブン&アイの苦悩 ――進まないイトーヨーカ堂改革とセブン-イレブンの陰り 結城 一方で㈱セブン&アイ・ホールディングスは前期も最高益を出していますが、どう見ていますか。 和田 カリスマ的なリーダーがいませんね。先行きが不透明です […]
ピーター・ドラッカーが『マネジメント』に書いている。 「大企業の組織運営の課題は、『規模の大きさ』ではなく『複雑さ』によるものである。その複雑さが事業の重荷になり、生産性を著しく低下させる」 総合スーパーや食品スーパーマーケット、コンビニエ […]
総合スーパーはいまや、百貨店に次ぐ古い業態となった。「業態のライフサイクル論」や「マクネアの小売りの輪仮説」に則って説明すると、もはや成熟業態から衰退業態に入って、伸びは見込めない、あるいは他の業態に取って代わられるという結論に至る。そこで […]
2018年度の日本のスーパーマーケットは「アライアンス(alliance)」がキーワードだった。英語では「同盟」「縁組み」。ビジネス現場では複数の企業間の提携や共同行動、つまり資本提携から事業協力まで幅広い企業提携を総称する。 イオンによる […]
緩やかなアライアンス ライフとヤオコーの優秀決算 単体ではスーパーマーケット業界最大手となる㈱ライフコーポレーション(大阪本社:大阪市淀川区・東京本社:東京都台東区、岩崎高治社長)。 5月30日にアマゾン・ジャパンとの協業の報が駆け巡った。 […]
CGCグループ 将来モデル「アクシアル」好業績 コーペラティブチェーン(Co-operative Chain)のシジシーは同じ理念・目的のもとに、独立したスーパーマーケットチェーンが協業する組織だ。㈱シジシージャパンが運営会社となってCGC […]
日本のコンビニエンスストアが踊り場にある。この業態が日本社会の重大なインフラであることは間違いないが、ゴーイングコンサーンの巨大組織経営という観点に立てば、その巨大さを上回る暗雲が立ち込めている。 上位3チェーンは今期(2020年2月期の2 […]
ウエルシアHD イオンらしくM&Aで拡張し続け増収増益 食品を集客ツールとして急成長を続けるドラッグストアは軒並み好調決算を弾く。食品の売上構成比が50%を超えるチェーン企業が増えている。食品を主体とするスーパーマーケットにとって、今や目の […]
百貨店はインバウンド消費によって、一息ついた。2003年(平成15年)、小泉内閣が「観光立国」を掲げて「訪日外国人旅行者1000万人」を目標とする『ビジット・ジャパン・キャンペーン』を策定した。さらに2013年(平成25年)、安倍内閣の『ア […]
2018年夏は記録的な猛暑が続いた。エアコンなどの季節家電商品が大幅な増加を示し、家電チェーンは総じて増収となった。各社ともにインターネット通販(EC)を強化しているため、人手不足による人件費や配送費の上昇が利益を徐々に圧迫している。しかし […]
小売業はお天気産業と言われる。18年夏の猛暑は家電チェーンだけでなく、ホームセンターやホームファッションビジネスにも熱い追い風となった。ただし、営業収益対比の営業利益率、同経常利益率は、ホームセンター2社と製造小売業を志向する2社では大きく […]
ユニクロが話題沸騰だ。ニューヨークの現代アーティスト「KAWS(カウズ)」とのコラボ「UT」が中国で争奪戦となり、日本でも銀座店では行列をなし、Tシャツは「1柄1色1枚」の制限を設けて販売したほど。ユニクロはKAWSと、2016年春夏と20 […]
会社は誰のためにあるのか?
’24OSD(Outstanding Store Development)
’24アメリカの歩き方
’24商売のヒント
惣菜センター革新
’23年度「絶好調」の総括