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月刊商人舎 2019年06月

 [決算総覧Ⅱ] 


総合スーパー

ドンキUNYの「ポジショニング」は衰退業態を復活させるか?

2019年06月10日

総合スーパーはいまや、百貨店に次ぐ古い業態となった。「業態のライフサイクル論」や「マクネアの小売りの輪仮説」に則って説明すると、もはや成熟業態から衰退業態に入って、伸びは見込めない、あるいは他の業態に取って代わられるという結論に至る。そこでは二つの結論しか導き出せない。すなわち第一は「原点回帰」しつつの「縮小均衡」であり、第二は「フォーマットの転換」による「蛻変」である。そしてあえて第三を言えば「撤退」となる。 アメリカのGMS業態は昨年10月にシアーズホールディングスが倒産した。JCペニーも赤字にあえぐ。 日本の総合スーパーはトップのイオンリテール㈱も二番手の㈱イトーヨーカ堂も業態のライフサイクルや「マクネア仮説」に翻弄されるように苦境にある。 しかしそこに旧来の理論を跳ね返す「蛻変」の企業が登…




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