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月刊商人舎 2019年06月

 [決算総覧Ⅶ] 


家電チェーン

18年夏の記録的猛暑効果で増収決算相次ぐ

2019年06月10日

2018年夏は記録的な猛暑が続いた。エアコンなどの季節家電商品が大幅な増加を示し、家電チェーンは総じて増収となった。各社ともにインターネット通販(EC)を強化しているため、人手不足による人件費や配送費の上昇が利益を徐々に圧迫している。しかしそれを補うほどの猛暑効果が好調決算には表れている、ヤマダ電機を除いて。 【家電チェーン各社の経営数値】 ※画像をクリックすると拡大表示されます。 ヤマダ電機 ECのポイント付与と家電スマイル館投資で微増収大減益 ㈱ヤマダ電機(群馬県高崎市、三嶋恒夫社長)の2019年3月期は、売上高が1兆6005億8300万円(前年同期比101.7%)の増収だったが、営業利益278億6400万円(同71.9%)、経常利益368億8900万円(同77.9%)、純利益146億9200万円(同49.3%)の減益である。営業利益率1.7%、…




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