2024.11.22 (Fri)
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「商品ロス退治」――倉本長治の時代から、渥美俊一の時代、そして現在を通して、この問題は小売流通業の変わらぬ大命題である。なぜならば、その商品ロスが削減されれば、その分が直接、オセロのように営業利益に転換されるからだ。つまり「利益管理」の面で […]
「売れない」のではない。「売っていない」のだ。「売り損なっている」のだ。鈴木敏文さんが言い、故緒方知行さんが追従(ついしょう)した。これは機会損失撲滅の本質を突いた。だからセブン-イレブンは、加盟店とスーパーバイザーに徹底した。「売れ筋でロ […]
思えば、隔世の感がある。「商品ロス」に対する商業の世界の基本的な考え方と対応の仕方は、その時々の小売業経営を代表するトレンドによって、それこそコペルニクス的転回を見せ続けてきたからだ。――――― ㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 ――――― […]
商品ロスは、従来から、なぜか現場の問題と捉えられていた。多くの企業(店)は、現にいまだに店長の数値責任となっている。しかし、最近の現場から見えてきたことは演(現場)以上に、作・調(本部)、ひいては組織風土を含む企業全体の課題であると認識しな […]
第2部 編事実・分析編商品ロス発生の構造的メカニズム?商品ロス発生問題において、有店舗小売業は宿命を背負っている。それは彼らが基本的に「見込み発注」をしているためである。最近では、自動発注システムの精度が上がり、作業コストの削減だけで […]
第3部 提案・行動編商品ロスを減らすための6つの行動私たちはどのような行動を起こしたらよいのか。商品ロス削減の取り組みは今までも、今も継続中であり、これからも手を緩めることはないはずだ。だが、チャンスロスと値下げロス・廃棄ロスが相対的 […]
食品の安全・安心と環境問題、そして食品ロスと食品廃棄問題――第1に、それを企業哲学にする。第2に「元から絶つ」。第3はサプライチェーン全体、社会全体で取り組む。アメリカのサスティナブル社会において、サスティナビリティと食品廃棄問題に先行して […]
第2部 米国小売業のサスティナブル戦略小売りサービス業にとっても、サスティナブルな経営は重要なテーマになってきている。背景にあるのは、急激な人口増加問題である。2050年までに、途上国の発展で世界の人口は90億人に到達すると言われる。 […]
―――経営評論家 保科篤―――2000年を少し過ぎた頃、遺伝子組み換え作物や産地偽装などが俎上に載せられた。さらに2001年のBSE(牛海綿状脳症)問題が追い討ちをかけて、食の安全に対する消費者の意識が高まり、食品分野におけるトレーサビリテ […]
一般社団法人日本スーパーマーケット協会 会員サポート部の谷章部長一般社団法人日本スーパーマーケット協会(JSA、以下協会)は、1999年に設立され、2015年に一般社団法人化された。食品スーパーマーケット業界の発展のため、行政などへの提言活 […]
JSAの会員企業は環境配慮型の小売業を推進するために、さまざまな取り組みをしている。その報告をまとめて、「2016 環境報告書」を発行している。その中にあるフードバンクへの取り組み例2社を紹介する。(出所:「一般社団法人日本スーパーマーケッ […]
国内初のフードバンク団体を謳うセカンドハーベスト・ジャパンは、日本にフードセーフティネットを構築することを使命として、2002年に設立された。その意味は「二度目の収穫」。「すべての人に食べ物を」という理念に基づいて、現在は4つの活動を柱に据 […]
会社は誰のためにあるのか?
’24OSD(Outstanding Store Development)
’24アメリカの歩き方
’24商売のヒント
惣菜センター革新
’23年度「絶好調」の総括