2024.11.22 (Fri)
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あまり使いたくない言葉だ。「安さ」と「安さ感」、あるいは「安さイメージ」。抽象的、印象的、ややエキセントリック。しかし、あえてそれを使って、真摯に研究してみた。「価格は、商品の総合的評価の数値的表現」である。これを「絶対価格」という。顧客に […]
おなじ商品ならば、 1円でも5円でも、 できれば1割、2割、3割、 安く売りたい。 おなじ値段ならば、 わずかでも、すこしでも、 できれば圧倒的に、 おいしくしたい。より良くしたい。 そのためにBuying & Sourcing。 […]
㈱商人舎社長 結城義晴 小売業に限らない。製造業も卸売業も、そしてサービス業も、その破壊的イノベーションは常に「低価格」から始まっている。その商品の品質に対して、あるいはそのサービスのクオリティに対して、圧倒的な低価格で提供する。それが世の […]
㈱USEI代表取締役社長 商人舎特任研究員 朝川康誠 私は行動経済学、認知心理学、神経科学、実験経済学、ゲーム理論などをまとめて「経済心理学」と定義している。 死を予感させる極寒体験の経済心理学 今から12年前、私は富士山登頂にチャ […]
首都圏ディスカウント型店舗クリニックのあとで… オーケー、トライアル、エイビイ、ドン・キホーテ、ロピア オーケー㈱、㈱トライアルカンパニー、㈱エイヴイ、㈱ドン・キホーテ、㈱ロピア。いずれも安さを強調した店づくりを志向する好調企業群だ。こ […]
エイビイ 徹底的なエブリデーローコストで「単品量販」 結城 エイビイ(社名は「㈱エイヴイ」)は日本のディスカウントスーパーマーケットの代表と言えます。 鈴木 エイビイは平型の什器を多用して売場の見通しを良くし、平場を有効に活用しています。「 […]
㈱リテイル・エンジニアリング・アソシエイツ代表 鈴木哲男 結論じみたことをあえて言えば、ドン・キホーテ(以下、ドンキ)は利便性提供志向型の多くの企業や店と比較すると、安い。 しかし、オーケーや西友、トライアルなどの低価格志向型企業の店 […]
第2部 安く感じてもらう6テクノロジー どの企業も、安さを無視しているわけではない。ただ、「価格で対応しているのに客数が増えない」、「主力商品100単品の価格は競合店に合わせているのに、まだ、高いと言われる」など、価格対応が効果を発 […]
サミットリテイリングセンター代表取締役 新谷 千里 まず「安さとは何か?」を考えることから始める必要があります。 お客が「安い」と判断する場合、絶対的な安さと相対的な安さがあります。絶対的な安さは、競合店の売価に対して、自店の売価が比べ […]
㈱商人舎社長 結城義晴 消費大国のアメリカ合衆国は、GDPの7割が消費によって担われている。しかし消費大国と言っても、高品質で高額・高級な商品、つまり良いものが多量に販売され、大量に購買されているだけではない。中品質、あるいは高品質で低額の […]
ナゲットマーケットはカリフォルニア州の州都サクラメントに本拠を置く16店舗のローカルチェーンだが、世界的に有名なスーパーマーケットである。Fortune誌の「働きがいのある企業100社」には欠かさずランクインする。 そのファンタスティックな […]
ニュージャージー州のアルディ。店舗サイズは1万平方フィート(281坪)。取り扱いアイテム数は1300SKUで限定品揃えのリミテッドアソートメントストアだ。その95%の商品はプライベートブランド(PB)である。 店舗はワンウェイコントロールの […]
ドイツ最大の小売業シュワルツグループのボックスストアが「リドル」だ。アルディと同じリミテッドアソートメントストア。米国での平均店舗面積は2万平方フィート(560坪)とアルディの2倍である。 入口は青果とベーカリーでスーパーマーケットの導入部 […]
ドイツ人は雰囲気やイメージに惑わされないようだ。だからアルディもリドルも、絶対的な低価格競争で負けてはならないと、そこに集中していく。イタチごっこのような競争は延々と続けられ、体力消耗戦はまさにマラソンの40キロ地点のごとき様相を呈する。振 […]
会社は誰のためにあるのか?
’24OSD(Outstanding Store Development)
’24アメリカの歩き方
’24商売のヒント
惣菜センター革新
’23年度「絶好調」の総括