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この先のウェザーMDのチェックポイント(7) 乾燥シーズン到来

2015年10月09日

日本は季節によって平均湿度が大きく変化する。それは東アジア域に吹く季節風(専門用語でモンスーンという)が季節によって異なるためである。夏は南東の風が吹く。熱帯の海育ちの空気のため、高温多湿である。一方、冬は北西の風が吹く。大陸育ちの空気のため、低温少湿である。木枯らし1号が吹いて北西季節風が吹くことが増えるこれからの時期が本格的な乾燥シーズンである。 図1 平年相対湿度の月別変化(東京)図1は東京における平年相対湿度の月変化をまとめたものである。11月から4月にかけて年間平年水準を下回る乾燥季にあたることがわかる。特に大規模災害につながるような気象現象ではないので、意外と軽視しがちだが空気の乾燥は少なからず体に影響を与え、その結果として特有のニーズが生まれる。まず一般に乾燥している状態では火事が…




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