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経営

朝川康誠「経済心理学の世界へようこそ」(16) ゲーム理論とゲームの世界(中編)

2014年10月10日

  ゲーム業界の栄枯盛衰   クラシック音楽の古典派バッハ、ロック音楽の古典派ビートルズに匹敵するゲーム業界の古典派と言えば『インベーダーゲーム』ではないでしょうか。喫茶店での名古屋撃ち伝説は私には伝聞形式でしか知りません。ゲーセンデビューの比較的早かった私にとっても、筐体は『ドンキーコング』であり、『ラリーX』であり、『平安京エイリアン』でした。一方、今で言う携帯ゲーム機「ゲームウォッチ」も広がりを見せ、『オクトパス』『マンホール』『パラシュート』『オイルパニック』などの名作が出ましたが、しょせんはドット絵の単純ゲームです。ゲームセンターの筺体ゲームとは比較のしようがありません。そんななか、ゲーム史における革命が訪れます。   1983年、任天堂から発売されたファミリーコンピューター、…




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