印刷プレビュー
経営

朝川康誠「経済心理学の世界へようこそ」(78)赤字国債とソフトバンク決算

2019年11月21日

■ネットワーク効果 「ネットワーク効果」は以前にもこのコラムで紹介したが、「ネットワーク外部性」とも呼ばれ、製品やサービスの利用者が増えるほど、その製品やサービスのインフラとしての価値が高まることである。そのネットワーク外の者にとって価値が高まることから、ネットワーク外部性とも呼ばれる。そのサービスの利用者数の多さが、品質や価格よりも価値を決める要因として大きくなり、ネットワーク効果で優位に立てば利用者はさらに爆発的に増加する傾向がある。 ユーチューバーなどのソーシャルインフルエンサーがその代表例だ。投稿された内容が似通っていても視聴回数がAは40回、Bは20万回ではその影響力は天地の差以上のものとなる。以前「エクストリーム・アイロニング」という企画があり、Aは険しい山の頂上でアイロンをかけ、Bは閉…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください