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IT・システム

當仲寛哲のリテイル・インフォメーション・システム論⑦小売業とビッグデータ

2013年10月30日

小売業とビッグデータ最近、ソフトウエアの世界では、「ビッグデータ」というキーワードが頻出しています。WikiPediaによれば、ビッグデータとは、市販されているデータベース管理ツールや従来のデータ処理アプリケーションで処理することが困難なほど巨大で複雑なデータの集合のこと、とあります。昔、コンピュータが高価でスピードが遅かった時代は、大量のデータを処理することは出来ませんでした。単品の販売、仕入れの一つ一つをデータ化する代わりに、取引先単位や部門単位に集約してデータを処理していました。 それが、コンピュータが安くなり、速くなり、大容量化することで、「集約」する必要がなくなってきました。レジで発生するレシート情報をそのまま保存したり、発注や伝票の一枚一枚を保存できるようになりました。在庫計算も、「現在…




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