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IT・システム

當仲寛哲のリテイル情報システム論(85)日本小売業デジタル史

2020年09月09日

新型コロナウイルスの影響で、消費者の行動が変わり、スーパーマーケットは巣篭もり需要やクッキングブームのため、売上増の傾向にあります。片方で、テイクアウトやケータリング、デリバリーの需要も増えています。店頭で働くリスクも出てきて、雇用の確保が難しくなる一方で、他業界からの転職も増えてきています。 このような変化の中、さらなる省力化や、新しいビジネスへの対応として、キーワードはやはり「デジタル化」になるでしょう。デジタル化はもちろん、最近ふって湧いたものではなく、およそ50年の時間をかけて、進歩しながら徐々に社会に組み込まれてきたものです。今回は、このようなデジタル(コンピュータ)をどのように捉えるべきなのかをお話しします。   日本小売業のデジタルの歴史  1950年代から60年代にかけて、登場した最…




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