印刷プレビュー
IT・システム

當仲寛哲のリテイル情報システム論(78)食品ロスをなくそう

2020年02月03日

 日本の食品ロス問題  最近テレビを見ていたら、食品ロスの問題をやっていました。私がスーパーマーケットで食品を担当していた頃も、閉店後に余った惣菜がたくさん捨てられているのを見て、これはもったいないと思い、残ったものをもらって家で食べていたものです (今はいろいろうるさくなってダメかもしれませんが)。 気になって調べてみると、2015年の日本の食品ロスはおよそ650万トンで、これは世界の貧困者や貧困国への食料援助量の約2倍に相当する量だそうです。「もったいない」という言葉が日本文化の美学として流行ったことがありますが、このような事実を前にすると、偉そうなことを言っている場合ではないことがわかります。 日本の食料自給率はおよそ40%で大変低く、60%が輸入に頼っています。自分で食料を賄えないくせに、どん…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください