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財務

2016年度コンビニ調査結果を評論する

2017年08月21日

日経MJが2016年度コンビニエンスストア調査結果を発表した。その全体像をダイジェストしつつ、評論を加えよう。2016年度の国内コンビニの全店売上高は11兆1906億円、総店舗数は5万7610店。総年商は15年度比3.1%増となったが、前年の伸び率は5.1%だったから、2ポイント低下して、伸長率は7年ぶりに低い水準だった。今回でこの調査は第38回を数える。開始は1978年である。以来、伸び続けてきたコンビニエンスストア業態の勢いが、やや弱まってきたという印象はぬぐえない。日本のコンビニ第1号は1974年5月オープンのセブン-イレブン豊洲店といわれているが、古くからこの業界では、大阪府豊中市のマイショップ1号店を日本初のコンビニエンスストアとしてきた。長時間営業の小型便利店として1969年に実験的に開店したものだ。続いて、1971年にココストア…




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