印刷プレビュー
財務

白部和孝の売場の計数の使い方Q&A[第18回]

2015年05月11日

商品を原価で棚卸しを行い、その棚卸し原価をもとに、売上原価を求め、最後に荒利益を求める方法を原価法と呼んでいます。これまで、説明してきた荒利益の求め方は、この原価法によるものです。原価法は、主に加工して商品を作る生鮮食品などで使われています。原価法により、荒利益が上がる要因を整理してみますと、前回も出しましたが、次のような場合です。1.期首在高原価が小さい時2.仕入原価が小さい時3.棚卸し原価が大きい時これに、もう一つ加えると、他の条件が同じの場合、売上げが高い時となります。重要なことは、荒利益を上げる要因が、仕入原価と売上げだけで決まるのではなく、期首の在庫や期末の在庫(棚卸在庫)といった在庫要因が、大きく影響していることです。今回は、次の質問から入りたいと思います。Question:在…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください