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財務

白部和孝の売場の計数の使い方Q&A[第16回]

2015年03月10日

コンピュータの普及により、事務処理について多くのことが便利になりました。その一つが荒利益の計算です。荒利益は、単品から店合計まで、毎日でも出せるようになりました。また、棚卸しをすれば、その場で荒利益の確定も可能になりました。しかし、便利になったのとは反対に、別の問題点が出てきます。以前は電卓を片手に荒利益の計算をしていましたので、計算のプロセスが理解できるというメリットがありました。プロセスがわかっているから問題点の追求ができ、問題点が明確になるから、対策が打てるのです。ところが結果だけ表示されるコンピュータ資料では、結果の良し悪しだけが判断材料になってしまいます。だから、どこに問題点があるかわからない。問題点がわからないから対策が打てない。今でも、小売業の荒利益は不思議な計算がされていま…




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