白部和孝の｢人時生産性｣と正面から向き合え!（6）

シラベ・リテイル・システム研究所代表  白部和孝   第6回　ここが違う、あなたの店のLSPこの連載の中で、人時管理を進めるための道具に、LSP（レイバー･スケジューリング・プログラム）がある、といった。そのLSPは、すでに多くの企業で導入されてきた。そして、導入に成功して、すでに定着している企業もある。一方で、一度は導入を試みたものの、定着できずに、消滅してしまった企業もある。しかしたとえ消滅しても、人時生産性や人件費の話になると、必ずあがってくるのがこのLSPである。また、“スケジュールリング”という言葉が入っているので、「スケジュール表をつくること＝LSP」だと勘違いしている人もいる。そうした漠然とした意識の中で、今でもLSPの試行錯誤は続いていると言ってよい。人時管理を進め、人時生産性を上げるため、も…