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月刊商人舎 2025年05月

 特集のまえがき 


「生産性とは人間の進歩に対する信念である」

2025年05月09日

㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 ヨーロッパ生産性本部は1959年3月、「ローマ会議報告書」において「生産性」の定義を高らかに謳った。 「生産性とは、何よりも精神の状態であり、現存するものの進歩、あるいは、不断の改善をめざす精神状態である」 素晴らしい。 「それは、今日は昨日よりも良くなるという確信であり、明日は今日に優るという確信である。それは、現状がいかに優れたものと思われていて、事実、優れていようとも、改善していこうとする意志である」 「それはまた、条件の変化に社会経済生活を不断に適応させていくことであり、新しい技術と、新しい方法を応用しようとする不断の努力であり、人間の進歩に対する信念である」 この定義こそ、採用したい。 「生産性とは何よりも精神状態である」 「明日は今日に勝るという確信…




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