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月刊商人舎 2025年05月

 新谷千里の「生産性向上」総指南 


第3部 作業指示書の効果的活用・第4部 レイアウトとオペレーション

2025年05月09日

 第3部  作業指示書の効果的活用  「ジャスト・イン・タイム」とは、トヨタ自動車が開発した生産方式だ。スーパーマーケットの現場おいても「必要なものを、必要な時に、必要な量だけつくる」という概念は、「高い鮮度管理」「高い生産能力」「固定経費の削減」といった営業戦略の実現のために重要なことである。 これらを理解して、日常業務(ルーティンワーク)の効率化を図り、業務全体の処理時間を短縮する。そのための有効な手段が「作業指示書」の活用だ。シンプルな仕組みだが、導入すれば大きな効果が生まれる。  作業指示書の目的と効用  作業指示書の目的は、日常業務を正確に遂行しつつ、その効率化を通じて全体の作業時間(人時)を削減することである。その結果として得られた人時を付加価値業務へシフトして、店舗の競争優位性…




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