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月刊商人舎 2025年05月

 第一人者・高野保男の指南 


もう一度振り返る「作業改革」

ムダ・ムラ・ムリの発見から多能化までの生産性改善の目の付けどころ

2025年05月09日

生産性、人時売上高の向上等作業改善(業務改革)が叫ばれてから30年以上が経ちました。ここ数年、人件費・諸物価の高騰など、小売業を取り巻く環境は大きく変化しています。生産性の取り組みを見直す時期ではないでしょうか わが社はどのような作業システムを構築し、どのような数値基準を用いて生産性の管理をしているのか?見直しが求められると思います。 私は取引先を支援するに当たり、自分自身の経験・知識・技術だけで作業改善に取り組むのではなく、社会の環境変化、取引先の企業文化・風土・方針や現場の実情を踏まえながら、改善に取り組むことを心掛けています。 たとえば、物流の納品時間が違えば店舗での作業の組み立て方が変わりますし、1便、2便、3便と納品頻度が変われば、やはり作業は違ってきます。 食品と日用雑貨が混載されて…




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