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月刊商人舎 2025年02月

 緊急特別企画 


西友はどうなる?!

OBと語るカウントダウンまでの顛末とその真因<前編>

2025年02月10日

チェーンストアの勃興期には「西のダイエー・東の西友」と呼ばれた。その西友はいったいどうなるのか。なぜ、そうなったのか。そして業界再編の行方は。 現在、米国の投資ファンドKKR(コールバーグ・クラビス・ロバーツ、Kohlberg Kravis Roberts)が西友の85%の株式を保有する。残りの15%はいまだウォルマートがもっている。 そのKKRが2月末を目途に、西友の売却先を決める。ウォルマートもその際に、株式を手放して日本市場から、完全撤退する。 買収額は数千億円になる。それ以上かもしれない。 年商約6647億円、242店。ほぼスーパーマーケット業態に統一されている。 2002年にウォルマートは、西友と資本業務提携をして、筆頭株主となり、日本に進出した。さらに2008年には西友の上場を廃止して、完全子会社とした。 しかしウォルマート方式で…




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