PPIH｢マジボイス｣、ユニー｢価格総選挙｣、イオン｢トップバリュいいね大賞｣、｢サミットカップ｣

「顧客を自社・自店の推奨者にする」 フィリップ・コトラーの「マーケティング４.0」で提唱された新しい概念だ。SNSの発達によって、顧客は能動的に情報を取得し、自ら積極的に発信するようになった。インスタやXでの膨大な発信がそれを如実に示している。多くの消費者は、企業が発信する情報よりも、いわば仲間の一般消費者が発信する情報を見て、購入や利用を検討し、意思決定する。   そこでコトラーは、顧客の行動は「認知(aware)」、「訴求(appeal)」、「調査(ask)」、「行動(act)」、そして「推奨(advocate)」するという５Aのカスタマージャーニーをたどると指摘する。 カスタマージャーニーとは「顧客が商品を購入し、利用、継続・再購入するまでの道のり」を言う。つまり顧客こそが究極の「アンバサダー（宣伝大使）」というわけだ。 一方…