戻る 印刷
月刊商人舎 2024年08月

'24商売のヒント ❹


AR活用はスマホデバイスで価値高まる

ユニクロ、イトーヨーカ堂、ニトリへの変遷

2024年08月09日

AR(Augmented Reality:拡張現実)は、スマホなどのデバイス越しの現実世界にバーチャル映像を重ねて表示させる技術だ。 ECサイトで衣料や家具を購入する人は、「実物を見ていないけど大丈夫かしら」と不安になる。そこで、3Dモデルを表示させて、ユーザーの不安を払拭するために「バーチャル試着」「バーチャル試用」のような役割を果たす。  ユニクロとイトーヨーカ堂のミラーシステム  ユニクロのARへの取り組みは早かった。2012年に試着システム「UNIQLO MAGIC MIRROR」が大日本印刷の協力を得て開発された。AR技術とデジタルサイネージを活用したシステムだ。当時、サンフランシスコ店に2台導入された。 「UNIQLO MAGIC MIRROR」は、顧客が試着用の商品を着て鏡の前に立ち、鏡の横に設置されたタブレット端末で希望の色を指定すると、着用して…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください