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月刊商人舎 2024年06月

第2部


業態別の下克上

’24決算結果を分類別に順位づける

2024年06月10日

神戸大学名誉教授の田村正紀先生は「業態」を定義する。「それなしには流通を語ることができない基礎コンセプト」。「戦略に共通したつくりをもつ企業の集まりを認識するためのコンセプト」。 決算ランキングも「業態別」に整理して初めて、日本チェーンストアの全体像が見えてくる。しかし「業態」は必ず細分化されて、「フォーマット」へ転換していく。新しいフォーマットを創り出すと、二つの業態をまたぐことになる。「フード&ドラッグ」がその典型的な事例だ。そうすると「業態」の垣根は低くなるし、業態の分類が難しくなる。一つの業態の専業チェーンストアも少なくなる。多くの大チェーンは総合スーパーと食品スーパーマーケットをマルチに展開してマーケットシェアを拡大している。 しかしあえて主力業態を基本に分類したランキングを提示しつつ…




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